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貸金業者らに債務整理あっせんさせた疑い 東京の弁護士を書類送検

毎日新聞 / 2025年1月28日 12時23分

警視庁=米田堅持撮影

 弁護士資格のない貸金業者らに多重債務者の債務整理をあっせんさせたとして、警視庁保安課は28日、第1東京弁護士会所属の男性弁護士(74)=東京都墨田区=を弁護士法違反(非弁提携)の疑いで書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 男性弁護士は「インターネットの広告での集客のみでは事務所の運営が難しく、貸金業者に頼らなければならなかった」と容疑を認めているという。

 警視庁によると、男性弁護士は2022年6月からの約2年5カ月間で、多重債務者約150人の債務整理について、計約4200万円の弁護士報酬を得る契約を結び、貸金業者らに計約1700万円の紹介料を支払っていたとみられる。

 書類送検容疑は23年8~12月、貸金業者らからの紹介を受け、多重債務者2人の債務整理を請け負ったとしている。【加藤昌平】

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