熊本大がリモート対応の職員オフィス設立 障害者の就労支援へ
毎日新聞 / 2025年1月30日 7時30分
熊本大学は、大学職員としての業務をリモートワークで担うための「サテライトオフィス」を開所した。通勤が困難な障害者らが、就労支援を受けることで環境が整った同オフィス内や在宅で働くことができるようになる。同大などによると、九州の国立大学では初の取り組みという。
現時点では、オフィスで県内在住の20~40代の男女計4人が、5月まで職業訓練生として就労支援を受けながら働き、6月ごろをめどに熊本大で正規採用されることを目指す。正規採用後、オフィスか在宅かといった働く場所を選ぶという。
オフィスは、働く障害者を支援するNPO法人「在宅就労支援事業団」(熊本市東区)の事務所内に開設。同大によると、データ入力や紙でしか残っていない文書のデジタル化などの業務を見込む。
開所式で小川久雄学長が「ダイバーシティーを目指すことが大学の基本理念であり、それぞれの個性をいかして働くことが期待される」とあいさつ。式後、同事業団の田中良明理事長は「離島などでも働くことができるなど、働き方の可能性が広がると期待する」と述べた。
国立大での在宅就労が可能となれば大学病院など幅広い雇用の期待につながる。同事業団は全国の大学を視野に取り組みを進めるという。【山口桂子】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
北海道北斗市に『北斗AIサテライト』開設 ~DX推進とIT人材育成の新たな拠点~
@Press / 2025年1月30日 11時0分
-
「生活保護から抜け出せなくなる」38歳男性の絶望 「働きたいと願う障害者」の働く場所がない
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 8時30分
-
「多様な若者を採用したい」「採用してもすぐに辞めてしまう」「働きづらさを抱える若者にどんな仕事を任せるのかわからない」企業が抱える人材不足の悩みを解消!『多様な若者の理解・活用セミナー』開催
PR TIMES / 2025年1月25日 14時40分
-
サービス業に特化した就労移行支援「FITIME」、1月21日から提供開始
PR TIMES / 2025年1月21日 13時0分
-
マインドの新サービス 「障がい者×サテライトオフィス」で新たな働き方を実現
PR TIMES / 2025年1月11日 20時40分
ランキング
-
1沖縄・南大東村で郵便物584通を配達せず 日本郵便沖縄支社、期間雇用の従業員を懲戒解雇
沖縄タイムス+プラス / 2025年1月31日 7時26分
-
2東京圏の転入超過13.6万人=24年、コロナ前水準に―総務省報告
時事通信 / 2025年1月31日 8時41分
-
3死亡事故発生の「危険な踏切」 鉄道会社・神戸市・国交省が再発防止策議論 工事主体や費用巡り意見が食い違う場面も 多くの出席者が「踏切廃止」提案
ABCニュース / 2025年1月30日 19時56分
-
4マイナカードと免許証の“一体化”は「義務ではなく個人の自由」注意点とメリット&デメリット
週刊女性PRIME / 2025年1月30日 18時0分
-
5大学入学共通テスト前に半分の生徒が“受験なしで合格”の時代…東北大学は2050年までに全て「総合型選抜」に切り替える方針 変わる大学受験
CBCテレビ / 2025年1月31日 10時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください