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豊橋の新アリーナ、条例改正案が再可決 市長による契約解除阻止狙い

毎日新聞 / 2025年1月29日 19時3分

契約の解除に議決を必要とする条例改正案を賛成多数で再び可決した豊橋市議会=愛知県豊橋市で2025年1月29日午後0時16分、永海俊撮影

 愛知県豊橋市の多目的屋内施設(新アリーナ)建設計画を巡り、契約の解除に議決が必要とする条例改正案の審議のやり直し(再議)が29日行われ、市議会は賛成多数で再び可決した。こうした条例は全国に例がないとみられ、市側は地方自治法に基づき県知事に審査を申し立てるかどうか検討する。

 改正案は市議会の建設賛成派の議員らが提出。長坂尚登市長が事業者との契約を解除するのを阻止するのが狙いと思われ、昨年末の本会議で賛成多数で可決された。

 しかしその後、総務省の通知で「法令が明瞭に長などの権限として規定している事項」などは議決の対象外とされていることなどから、市は「法令に違反する」として再議を求めた。

 この日の臨時議会で、賛成派は同省の通知について「法解釈をまとめたものにすぎず、改正案は法令違反に当たらない」などと主張。一方、反対派は、賛成派が建設の賛否を問う住民投票条例案を撤回して改正案を提出した経緯を踏まえ、「住民の意思を大事にする立場を投げ捨てた」と批判した。採決では賛成が再び過半数を占めた。

 長坂市長は閉会後、報道陣に「慎重に今後の対応を検討する」と語った。同法では、市側は再可決を受けて県知事に裁定を求めることができる。【永海俊】

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