桜島フェリーが深夜運航廃止へ 赤字累積27億円で見直し
毎日新聞 / 2025年1月29日 19時11分
鹿児島市は29日の市議会産業観光企業委員会で、市街地と桜島を結ぶ桜島フェリーの深夜運航を10月から取りやめる方針を示した。利用減や燃料費高騰で赤字は2023年度まで9年連続、累積約27億円に達していた。1984年4月から41年続いてきた24時間態勢に終止符が打たれることになる。
下鶴隆央市長は同日の定例記者会見で「安定的運航にはやむをえない判断」と述べた。
廃止するのは午前0~3時台の4往復8便。深夜運航は桜島の人口減少対策、深夜早朝の救急医療確保、農産物の早期出荷が目的だった。しかし、2023年度と10年前を比較したところ、この時間帯の利用は車両が5割、旅客は7割減少していた。
市船舶局の24年11月25日~12月1日の調査では、廃止する時間帯の平均利用は桜島港発で旅客1・6人、車両は3・8台で、鹿児島港発が旅客7・4人、車両5・6台だった。廃止により年約3500万円の収支改善が見込めるという。
10月以降も桜島港側にフェリーと職員が待機し、住民の救急搬送や災害で必要な場合、臨時運航できるようにする。市は2月13日、桜島公民館で住民説明会を開く。
24年に就航90年を迎えた桜島フェリーは最大6隻あったが、23年度以降は4隻体制になっている。【梅山崇】
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