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辺野古の軟弱地盤の改良、くい打ち開始 7万本の計画 沖縄防衛局

毎日新聞 / 2025年1月29日 19時38分

大浦湾で砂くいの打ち込みを始めた作業船(中央)=沖縄県名護市で2025年1月29日午後4時53分、喜屋武真之介撮影

 政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設計画を巡り、防衛省沖縄防衛局は29日、埋め立て予定海域に広がる軟弱地盤の改良に向け、米軍キャンプ・シュワブ東側の大浦湾でくい打ち作業を始めた。橘慶一郎官房副長官が同日の記者会見で明らかにした。

 辺野古の軟弱地盤は最深部が海面下90メートルに達するが、政府は国内企業による施工実績のある海面下70メートルまでのくい打ちで、十分な地盤改良ができるとしている。橘氏は会見でくい打ちの工法に触れ、「羽田空港等でも使用され、多数の施工実績がある」と強調した。

 関係者によると、29日は午後3時ごろ、海底に砂でできたくいを打ち込んだ。くいを通して地中の水分を排出し、地盤を固める「サンドドレーン工法」の作業を進めた。沖縄防衛局によると、別の工法も組み合わせ、約7万1000本のくいを順次打ち込む。

 玉城デニー知事は「工事状況について適宜、情報提供を求め、適切に対応する」とした。

 政府は2023年12月、地盤改良工事に必要な設計変更を知事に代わり、代執行で承認。24年1月以降、大浦湾の埋め立て予定地を囲う護岸工事などを進めていた。【比嘉洋、鈴木悟】

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