認知症になっても希望持てる社会へ シチズン・オブ・ザ・イヤー賞

写真はイメージ＝ゲッティ

　シチズン時計は30日、社会に感動を与えた市民をたたえる「2024年　シチズン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表し、東京都千代田区のホテルで表彰式を開いた。24年の新聞記事の中から事務局が18人・団体を候補とし、選考委員会が審議して選んだ。

　受賞したのは、認知症になっても希望と尊厳をもって暮らせる社会の実現を掲げ、認知症の本人たちが主体的に活動している「一般社団法人　日本認知症本人ワーキンググループ」＝東京都杉並区▽不登校の娘と向き合った母と当事者だった娘がそれぞれの経験を生かし、不登校に悩む親子の相談に応じている小沢ちえさん、ほのさん＝名古屋市▽ベトナムの小児がんの子供たちのために20年にわたって現地に赴き、医療と社会福祉の両面から支援を続ける渡辺和代さん＝東京都中央区。