小学校でみそ造り、地域交流16年 「みそ汁楽しみ」 大阪・富田林
毎日新聞 / 2025年2月2日 7時45分
地域の高齢女性らの指導を受けて、児童がみそを造り続けている小学校が大阪府富田林市内にある。大豆のほか、ダイコンやサツマイモ、ネギといったみそ汁に入れる具材の一部を校内の畑で栽培。今年は4日の登校時に、みそ汁を味わうことを児童たちは楽しみにしている。
同市立高辺台小学校(笠松淳子校長、児童数188人)の3年生がみそ造りを担当している。教えているのは市食生活改善推進協議会のメンバーで、防腐剤は使わず、減塩にも心がけている。16年目の取り組みといい、ここまで続いているケースは珍しいという。
昨年12月上旬には協議会のメンバーが学校を訪れ、正月の雑煮に使われる白みその造り方を伝授した。塩などをきちんと計量し、雑菌が入ってみそにカビが付かないように、特に手の消毒に注意したという。
1月27日には食品保存容器に入れて保管しているみそを試食して、出来具合を確かめた。3年の江辺凪沙(なぎさ)さん(9)は「上の方が辛く感じたけど、口の中で甘い感じが広がった。みそ汁が楽しみ」と笑顔だった。
2008年ごろに登校時の見守り活動をしていた地域の男性が、朝ご飯を食べていない児童の存在を知り、相談を持ちかけたのがきっかけという。白みそだけでなく、赤みそと合わせみそも造って年3回、みそ汁を児童に加えて地域住民に振る舞った年もあったという。
こうした活動には、豚肉といった材料の買い出しなどに地域の協力が不可欠。協議会の北村寿子さん(83)と富山あけみさん(76)は「みんなでやろうという気持ちがなければここまで続いていない」と語る。
4日は、児童たちは汁わんとはしを持参して登校する。協議会の溝川富子会長(77)は「子どもたちがおいしそうにみそ汁を食べている姿を見るのが生きがい」と話している。【新宮達】
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