軍艦島は唯一無二の場所 「海に眠るダイヤモンド」脚本家・野木さん

長崎県庁を訪れた脚本家の野木亜紀子さん＝長崎市尾上町で2025年1月24日午後4時30分、松本美緒撮影

　長崎市の端島（通称、軍艦島）を舞台にしたTBSの日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」を制作した脚本家の野木亜紀子さんらが県庁を訪問した。

　野木さんは大石賢吾知事と面会後、「端島は小さい面積に5000人以上が暮らし、日本のエネルギーを担っていた唯一無二の場所で撮りがいがあった。作品が長崎の歴史に触れたり、県民の話のきっかけになったりすればうれしい」と話した。

　ドラマは、1955年ごろの高度経済成長期と現代をつなぐストーリー。最盛期には日本一の人口密度を誇った炭鉱の島・端島で暮らす人々の青春や恋愛、葛藤などを生き生きと描いた。

　地上波放送に入りきらなかったシーンを盛り込んだディレクターズカット版のDVDとブルーレイを3月28日に発売予定。【松本美緒】