「本州一寒い」岩洞湖ワカサギ釣り、やっと解禁へ 温暖化で最も遅く
毎日新聞 / 2025年2月3日 16時30分
本州一寒い地区として知られる盛岡市藪川にある岩洞湖。厳冬期、湖面の氷に穴を開けて行う冬の風物詩「ワカサギ釣り」の解禁日が2月6日に決まり、記録が残っている2000年以降で最も遅い解禁となった。原因は地球温暖化による気温の上昇で氷の厚さが不十分なためで、関係者は「自然任せとはいえ、こんなに遅いのは経験がない」と気をもんでいる。
これまではほぼ1月中に解禁されており、一番遅かったのは、16年の2月2日だった。今月2日の昼ごろ、岩洞湖に行くと、気温こそ氷点下だったが、青空が広がり、日差しの暖かさを感じるほど。湖面に浮かべた船に乗って釣る場所では凍っていない場所もあった。
「年明け以降の気温が高すぎた。最低気温は氷点下6~7度ぐらいで推移していたので」と話すのは、ワカサギ釣りを管理している岩洞湖漁業協同組合の佐々木逸人監視長。氷上でのワカサギ釣りには、氷の厚さが15センチ以上となるのが目安だが、「雪の吹きだまりの下は水温が下がらず、氷が薄くなっていた」という。
それでも2日の最低気温は今季一番低い氷点下21・1度を記録。3日朝も氷点下18度以下となり、氷が厚くなったことから、6日の解禁が決まった。同組合は「昨季は解禁期間が21日間と史上最短だったので、今季は一日でも長く多くの人に楽しんでほしい」と期待していた。【佐藤岳幸】
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