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訓練の砲弾、場外に着弾か 火薬誤って増量 滋賀の陸自演習場

毎日新聞 / 2025年2月4日 20時9分

滋賀県高島市

 陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は4日、滋賀県高島市の「饗庭野(あいばの)演習場」で3日に実施された射撃訓練で砲弾1発の着弾が確認できていないことを明らかにした。火薬を誤って多く取りつけたことで射程が伸び、場外まで飛んだ可能性がある。外部からの被害連絡はない。

 中部方面総監部の相園和宏幕僚長は4日に県庁を訪れ、山下将・防災危機管理監に謝罪。三日月大造知事は「徹底した安全対策を講じるように強く要請してきたにもかかわらず、極めて重大で遺憾」とする談話を発表した。

 陸自によると、3日午後2時40分ごろ、中部方面特科連隊の部隊が射撃訓練中、演習場内の約4キロ西に着弾させる想定で155ミリりゅう弾砲を発射したが、着弾が確認できなかった。

 訓練中に撮影した映像を確認したところ、隊員が本来は砲弾に一つ入れる火薬を誤って二つ装着していたことが分かった。火力が増して場外の山林に確保された「保安用地」に飛んだ可能性もある。陸自は訓練を中止し、600人規模で砲弾の捜索を続けている。

 饗庭野演習場では過去に訓練中の事故が相次いでいる。2018年11月に迫撃砲弾が周辺の国道付近に落下したほか、21年6月にも迫撃砲弾が演習場外に着弾している。【菊池真由、松浦吉剛】

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