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「雑念が出ない料理を」 王将戦、勝負めしに込めたおもてなし

毎日新聞 / 2025年2月5日 16時27分

74期王将戦七番勝負第3局1日目の昼食に、藤井聡太王将が選んだ「手打ち蕎麦(鉄火丼 バルサミコ寿司飯 香の物)」=東京都立川市のオーベルジュときとで2025年2月5日午後0時45分、岩下幸一郎撮影

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑むALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、名古屋鉄道協賛)の第3局。対局会場の「オーベルジュときと」(東京都立川市錦町1)は、最高の料理とサービスで知られる宿泊施設を備えたレストランだ。藤井王将と永瀬九段が選んだ「勝負めし」について、総合プロデューサーの石井義典さん(53)に解説してもらった。

 「ときと」は2023年4月にオープン。客室は4室のみで、レストランや茶房を備えている。

 普段は十数品をコース料理で、新しさとサプライズを提供する「ときと」だが、棋戦の料理は「普段食べているようなもの」を心がけている。「料理で雑念が出ないように、それでいて力が出るもの」。石井さんの最高の思いが、両対局者をもてなした。

 藤井王将が選んだ「手打ち蕎麦(そば)」は、趣味で通っていたそば打ち道場で「師範」を授かったスタッフ特製。「京都吉兆嵐山本店」で副料理長、米ニューヨークなどで料理長を務めた石井さんも「素晴らしい腕前」と太鼓判を押す一品で、今年からメニューに加わった。一緒に提供された鉄火丼のすし飯はバルサミコ酢を使用。米酢と比べまろやかで完成された酸味が、まぐろの漬けに合うと採用した。普段通りを意識しつつ、「ときと」らしさが光る一品だ。

 永瀬九段が選んだ「うな丼」は、「勝つための飯と言えば、やっぱりうなぎ」との思いで選んだ。レストランでもよく使う食材で、愛知県三河産の最高級レベルのものだという。

 「ときと」での開催は昨年に続き2回目。石井さんは「ご縁があれば、来年も……」と笑顔で語った。【デジタル編成グループ】

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