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刑法犯が3年連続で増加 「体感治安」も悪化 警察庁がみる傾向は

毎日新聞 / 2025年2月6日 10時6分

中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影

 警察庁は6日、警察が2024年に認知した刑法犯は前年より4・9%増の73万7679件(確定値)となり、3年連続で増加したと発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大前の19年(約74・9万件)は下回ったが、警察庁の24年10月のアンケート(対象5000人)では、この10年で治安が「悪くなった」「どちらかといえば悪くなった」との回答は76・6%で前年より4・7ポイント増えた。

 刑法犯は戦後のピークの02年(約285万件)から減り続けているが、近年は増加している。増加傾向に転じたと考えられるのかについて、警察庁は「前年と比べ大きなトレンドの変化はない。減っている犯罪もあり、明確に答えられない」としている。

 24年はひったくりなどの街頭犯罪が前年より4・6%増の25万5247件だった。自転車盗が6・0%増の17万4020件と全体を押し上げた。強盗など重要犯罪は18・1%増の1万4614件だった。

 23年7月に規定が見直された性犯罪は、不同意わいせつが前年より14・7%増の6992件、不同意性交等が45・2%増の3936件。盗撮を禁止する性的姿態撮影処罰法違反も3倍超の8436件だった。増加について警察庁は「何が違法か分かりやすくなり、相談しやすい環境の整備を進めたことも背景にある」とみている。

 インターネット上の中傷に関する名誉毀損(きそん)と侮辱は2・9%増の計1001件だった。【山崎征克】

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