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藤井聡太王将が「羽生九段のような一手」見せる 検討陣驚き 第3局

毎日新聞 / 2025年2月6日 13時35分

74期王将戦七番勝負第3局2日目、立会の青野照市九段(手前)が読み上げた封じ手を指す藤井聡太王将=東京都立川市のオーベルジュときとで2025年2月6日午前9時、岩下幸一郎撮影

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井王将の連勝で迎え、東京都立川市のオーベルジュときとで指されているALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第3局は6日午後0時半、2日目の昼食休憩に入った。藤井王将が「羽生善治九段のような一手」(立会の青野照市九段)を見せ、永瀬九段が敵玉めがけて攻めかかり、いよいよ終盤に差し掛かった。

 昼食休憩時点での両者の残り時間は、永瀬九段2時間24分、藤井王将2時間55分。対局再開は午後1時半。

 藤井王将の封じ手8一飛は控室でも本命視されていた手。「永瀬九段も予想していたはず」(解説の中村太地八段)だが、永瀬九段は慎重に48分考えて3五角から藤井王将の馬を消すことに成功した。藤井王将の2九飛(92手目)が検討陣から驚きの声が上がった一手。2八飛の金桂両取りの方が厳しそうに見えるが、青野九段は「相手の読みにくい手を指して相手に手を渡す、羽生九段のような手。緩手になる恐れもあり、指すのには勇気がいる」と大胆な一手に感心した。

 永瀬九段は6五歩と玉頭に手を着け、持ち駒の桂や角を使った攻めに出た局面で昼食休憩に入った。青野九段は「形勢は一度もどちらにも傾いていない。永瀬九段は歩切れだが、5六桂や4六角を絡めた攻めが決まるかどうか。終盤の入り口と言っていい」と分析した。【丸山進】

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