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間引いた「尾花沢すいか」を漬物に 捨てるなんて「もったいない」

毎日新聞 / 2025年2月7日 8時45分

出荷が始まった尾花沢すいか=山形県大石田町で2023年7月12日、神崎修一撮影

 山形県天童市の農産物販売会社が、栽培の過程で摘果したスイカを使用した新商品「米華蔵 つや姫に逢(あ)うお漬け物」の販売を5日から始めた。廃棄されるスイカを有効に活用でき、県のブランド米にも合う漬物としてもアピールしている。

 販売している「ジェイエイてんどうフーズ」によると、大きなスイカを栽培する際、多くの養分と日照を必要とするため、一つのつるで育てる実は3玉ほど。大きく生育させるためには適切に摘み取る必要がある。

 漬物の原材料に使うのは、尾花沢市とその周辺で栽培される特産品「尾花沢すいか」。同社によると年間に摘果される尾花沢すいかは約700トンに達すると推定され、これらは毎年廃棄されていた。生産農家の間からも「もったいない」との意見があり、「食べきる」ことで活用できないか、模索していた。

 米こうじみそをベースに魚介のだしや唐辛子を加えたみそ床で漬け、つや姫の食味にも合う味に仕上げた。摘果した小粒のスイカを皮ごと使うことで、実の内側の柔らかい食感、外側の歯ごたえを一緒に味わえる。

 1パック110グラム入り500円。山形県内の道の駅などで販売する。【古賀三男】

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