マンガ・挿絵で見る戦争体験 ちばてつやさんら著名作家の作品展示
毎日新聞 / 2025年2月8日 8時30分
企画展「戦争になると どうなるの? マンガ・挿絵で見る戦争体験」が、九段生涯学習館(東京都千代田区)で開かれている。戦中~戦後世代の著名作家らが自身や家族の体験などをモチーフに描いた。「日本の過去の経験から戦争の実態を知り、平和とは何かを考えるきっかけとなる」ことが狙いだ。
帰還者たちの記憶ミュージアム(新宿区)の主催で、戦前から戦中、戦後まで約50点。「丸出だめ夫」などの漫画で知られる森田拳次さん(昨年12月に85歳で死去)は、旧満州(現中国東北部)の奉天(現瀋陽)で育った。現地での思い出などを描いている。斎藤邦雄さん(1920~2013年)は、昭和初期の子どもたちの暮らしぶりや戦場、シベリア抑留体験などの作品が出品されている。
「あしたのジョー」などで知られるちばてつやさん(39年生まれ)は奉天から引き揚げた。展示作品の「帰れ!」では、敗戦後の街を暗い表情で歩く日本人たちと、それに厳しい視線を向ける人々を描いた。日本人の列の中には当時6歳のちばさん自身も描かれているという。
「釣りバカ日誌」の北見けんいちさん(40年生まれ)や、「語り継ぐ戦争絵本シリーズ」(郷土出版社)などで絵を担当した北野美子さんの作品、父親の抑留体験を元におざわゆきさんが描いた「凍(こお)りの掌(て) シベリア抑留記」の原画も展示している。
11日まで、無料。【栗原俊雄】
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