万博中の交通対策 AIカメラで量把握、駐車場の予約状況加味で対策
毎日新聞 / 2025年2月8日 9時45分
2025年大阪・関西万博期間中の交通対策を実施するため、大阪市は7日、同市役所で道路交通円滑化対策会議を初めて開いた。万博会場がある人工島・夢洲(ゆめしま)(同市此花区)や周辺に設置したAIカメラなどで毎日の交通量を把握。来場車両の駐車場予約の状況を加味して、2週間後の交通量を予測して対策を取ることなどが報告された。
万博を運営する日本国際博覧会協会は、会場は4月13日の開幕から5月までと7月からお盆までは来場者が比較的少ない一方、6月とお盆以降は混雑すると予測。閉幕前の10月は最も混雑し、1日20万人以上が来場するとしている。
このため、万博来場車両の混雑時間帯(午前8~10時台)は、舞洲(まいしま)にある焼却工場へのゴミ収集車両の3~4割を他工場に振り分ける。閉幕前は舞洲工場の点検・修繕期間にあてて搬入車両をほぼゼロにする。開幕日やゴールデンウイークとお盆、閉幕前は、万博会場に隣接するカジノを含む統合型リゾート(IR)工事を休む日を追加して、関係車両を減らす。
また、会場周辺の3カ所に車種を判別できるAIカメラや通行台数を自動計測できる機器を設置して、交通量をモニタリング。そのうえで舞洲の駐車場でマイカーなどを置いてシャトルバスに乗り換える「パーク・アンド・ライド」の予約状況なども加味して、2週間先の周辺の交通量を予測し、状況に応じて夢洲のコンテナ港への入場可能時間を増やすことで日中の物流車両の分散を図るほか、IR工事車両をさらに削減する。
会議終了後、横山英幸市長は報道陣に「来場者が円滑に会場に行けるようにして、また大阪市内が混雑しないように努めていきたい」と話した。【長沼辰哉】
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