埼玉・八潮の道路陥没、近くの農業用水路の撤去始まる 崩落の危険

県道交差点の陥没事故から1週間が経過し、転落したトラック運転手の救助活動が続く現場＝埼玉県八潮市で2025年2月4日午後2時6分、本社ヘリから玉城達郎撮影

　埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没しトラックが転落した事故で、県は7日、現場付近を通っているコンクリート製の農業用水路の撤去を始めた。9日までかかる見通し。

　県によると、農業用水路は崩落の危険があり、撤去作業に伴い地盤の崩壊や沈下が起きる可能性もあるという。県は周囲にある16軒に避難を呼びかけ、避難先のホテルを確保した。

　また、県が設置した相談窓口には2日間で計170件の相談があった。内容は「下水の使用自粛はいつまでか」「引っ越した方が良いか」などだった。

　県は外国人向けに「外国人総合相談センター埼玉」でも13言語で問い合わせに応じる。土日祝日を除く午前9時～午後4時。電話048・833・3296。【増田博樹】