横浜の強盗殺人 指示役に金品の画像送信か 換金するも1000円
毎日新聞 / 2025年2月11日 12時32分
横浜市青葉区の住宅で2024年10月、住人男性が暴行を受けて死亡した事件で、強盗致死罪などで起訴された塗装工の宝田真月(まづき)被告(23)が、事件の最中に貴金属などを携帯電話で撮影し、画像を指示役に送信していたとみられることが捜査関係者への取材で判明した。神奈川県警は、奪う金品を指示役が品定めしていたとみて、指示役の特定に向けて携帯電話の解析などを進めている。
事件では実行役とみられる通信回線営業員の藤井柊(しゅう)(27)と無職の久保田陸斗(22)の両容疑者が強盗殺人容疑などで再逮捕された。
両容疑者は実行役とされる宝田被告らと共謀して24年10月15日ごろ、後藤寛治さん(当時75歳)方に侵入。後藤さんの手足を粘着テープで縛り、暴行を加えて殺害し、現金約17万円と貴金属やキャッシュカードなど99点(時価約50万5500円相当)を奪った疑いがある。
捜査関係者によると、宝田被告は「(事件当時は実行役の)3人がイヤホンを付けてそれぞれ指示役と連絡を取っていた」と供述。指示役が、「闇バイト」に応募した実行役の行動をリアルタイムで逐一把握していたとみられる。
宝田被告は後藤さん宅から、貴金属などを携帯電話で撮影した画像を指示役に複数回にわたって送信していたとされる。
宝田被告は東京都内の貴金属買い取り店で、奪ったネックレスなど数十点をすべて換金したが、1000円にしかならなかったという。指示役からの指示で、宝田被告は奪った現金から5万円を報酬として抜き取ったが、藤井、久保田両容疑者には報酬は渡らなかったとみられる。
また、実行役は後藤さんのキャッシュカードを奪い、近くのコンビニのATM(現金自動受払機)で現金を引き出そうとしたが、出金できなかったという。
県警は、実行役がキャッシュカードの暗証番号や金品の場所を聞き出すために後藤さんに暴行を加えたとみている。【宮本麻由、横見知佳、柿崎誠】
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