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悠仁さまが京都・舞鶴引揚記念館を訪問 学生語り部の案内受ける

毎日新聞 / 2025年2月12日 15時15分

舞鶴引揚記念館を訪問し、引き揚げが行われていた当時の舞鶴港のジオラマをご覧になる悠仁さま=京都府舞鶴市で2025年2月12日午後1時27分(代表撮影)

 秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(18)は12日、京都府舞鶴市の舞鶴引揚記念館を訪問された。同世代の「語り部」の案内で、シベリア抑留や引き揚げの歴史を伝える館内を見学。戦後13年間で約66万人の帰還者を迎えた舞鶴湾を再現したジオラマなどで理解を深めていた。

 記念館は、抑留者がシラカバの皮につらい暮らしや故郷への思いを和歌で書き付けた「白樺日誌」を展示している。幅十数センチほどの樹皮を使った日誌を見た悠仁さまは小さな文字や旧ソ連による没収を免れた経緯に驚いた表情を見せ、「短歌のような少ない文字で効果的に残した面もあるのでしょうか」などと尋ねていた。

 記念館では、戦争や終戦直後の状況を知らない中高生や大学生が「学生語り部」として活躍する。学んだ史実や当事者の体験談を踏まえて自分なりの思いや言葉で歴史を次世代につなごうと取り組んでおり、悠仁さまは語り部の説明に聴き入り、抑留者の過酷な生活や、日本で待ち続けた人たちの思いを伝える資料に見入った。

 案内した高校生らによると、学校の授業で抑留の歴史があまり扱われないことに悠仁さまと共感し合ったという。取材に「とても詳しく教えていただき、分かりやすかったです」と伝えられたと明かし、笑顔を見せていた。

 宮内庁によると、2017年の秋篠宮ご夫妻の訪問を機に、記念館側から悠仁さまの来館も望む声があった。今回は、その希望を踏まえて私的に訪ねた。【山田奈緒】

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