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大阪・熊取町の地下水から高濃度のPFAS検出 暫定目標値の1460倍

毎日新聞 / 2025年2月13日 11時15分

高濃度のPFASが敷地内から検出された住友電工ファインポリマー=大阪府熊取町で2025年2月13日午後1時1分、中村宰和撮影

 大阪府熊取町内で、地下水から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことが、府などへの取材で明らかになった。事業所内にある井戸では最大で、暫定目標値(水1リットル当たり50ナノグラム)の1460倍に当たる1リットル当たり7万3000ナノグラムを検出した地点があった。この地点は飲用や家庭用の井戸ではなく、住民らは上水道を飲用に使っており、現時点で健康被害の報告はないという。

 府は2024年12月、熊取町内の事業者が水質調査をしたところ、地下水からPFASの代表的な物質であるPFOSとPFOAが合計で1リットル当たり667ナノグラム検出されたと発表した。その後の調査で、さらに高濃度のPFASを検出した地点が見つかったという。

 PFASは分解されにくく、体内で蓄積されやすいことから「永遠の化学物質」と呼ばれる。一部物質では発がん性が指摘されている。【村上正、戸田紗友莉】

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