クレジットカードの海外旅行保険は他社と併用できる？あると嬉しい補償内容も紹介

クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯していることがあります。複数のクレジットカードの海外旅行傷害保険は併用できるのか、保険会社の海外旅行傷害保険とも併用可能か気になっている方もいるでしょう。ここでは、海外旅行傷害保険の併用について紹介します。保険料を抑えて適切な補償を得るためにも、参考にしてみてください。

スイスの首都ジュネーブでは、盲腸の手術で300万円！

日本にいると、"国民全員が健康保険に加入している"状態のため、本来の医療費の相場がわかりにくいのですが、海外旅行で病院に行くと、医療費の高さにびっくりします。そこで入っておきたいのが海外旅行保険です。

「海外旅行保険って、種類が多すぎて決められない…」そんなお悩みも一発解消する加入条件の比較には、"楽天　保険の比較"が便利です。海外旅行保険をすぐに試算できます。出発日（+帰宅日）、渡航目的、渡航先を選べば10社ほどの価格がすぐに一覧できて便利です。

また、クレジットカードに海外旅行保険がついているものもあります。その場合は、「補償額をチェックして足りないところだけ入る」こともできます。個人で判断して加入することもできますし、三井住友海上は、「クレカ上乗せプラン」という商品を発売してアピールしています。

海外旅行保険って、具体的に何を補償してくれるの？

海外旅行保険には、どんなサービスがあるのでしょうか。1879年創業、日本初の保険会社である東京海上日動の「Trip-i」を見てみましょう。8月のお盆休みにハワイへ出発した場合の1週間の保険の価格は一人7,580円です（以下の価格は、全て一人分を表示します）。

補償内容は、傷害死亡・後遺障害にそれぞれ2千万と3千万、治療費用や救援者費用は無制限です。パスポート盗難時の電話サポートや通訳サービスも利用可能。航空機の遅延にも対応しています。これなら、盲腸になっても安心ですね。

その他、誤って物を壊した等の賠償責任は1億円、「ドロボウに盗られた」などの携行品被害も20万円保証されます。

「ネットなのにそんなに安くないな」と不満顔のあなたには、同じ時期にハワイ旅行の保険で最安値のau損保の「海外旅行の保険」2,548円はいかがでしょうか。治療・救援費用は1,500万円と手厚くなっていますが、死亡保障は500万円と絞って設計しています。

同じ時期のハワイ旅行でも、保険のかけ方はいろいろ。一度じっくり検討して自分のお気に入りの保険会社を見つけておくと、次回からは検討時間が短縮できて便利です。

行き先や時期によって値段が変わるの？

旅行費用は出発時期によって、2倍になったりして大きな差があります。海外旅行保険はどうでしょうか。

先ほどの楽天の保険サイトで調べてみた結果、台湾へ旅行する際は、6月出発でも8月出発でも同じ価格帯（1,990円～7,580円）でした。

行き先別で比べた場合はどうでしょうか。比較的安定している台湾といくつかの事件の起こってしまった中東のトルコで比較してみました。

最安値は台湾1,990円に対してトルコ2,100円。ところが、最高値の「Trip-i」は、台湾もトルコも7,580円で同価格。トルコは、一部が外務省の"渡航注意区域"に当たるのですが、そのような情報は渡航先の保険料にはあまり関係が無いようです。

海外旅行保険に入っていても、言葉の通じない地域もある海外旅行です。夜間の外出はガイドを付けるなど安全を確保する、日本語で話しかけてくる人についていかないなど、"危険"に対するアンテナはきっちり張っておきましょう。