外貨預金のリスクはあるのか

現在、外貨預金をしているのですが、預け入れ先の金融機関が破綻してしまった場合のリスクを懸念しています。その場合預金は戻ってくるのか、破綻リスクに備える資産形成方法はどのようなものがあるのか、外貨預金のほかにおすすめの預金方法はあるのか、教えてほしいです。

・外貨預金って何？利益を得る仕組みをザックリ解説

・外貨預金のメリットデメリット

・どんな国が人気？

・楽天銀行の外貨預金

外貨預金って何？利益を得る仕組みをザックリ解説

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で預金するものです。現在、日本円は低金利であるため銀行にお金を置いていても利益はほとんど見込めません。しかし、預金金利は通貨ごとに異なり、日本に比べて外貨は金利水準が高いため、外貨を預金することで金利分の利益を得ることができます。また、預金した時よりも円安の時に、預けていた外貨を日本円に換金すると利益が生じるので、この2点が外貨預金で利益が得られる仕組みです。

例えば、1ドルが100円の時に100万円を預金した際、1ドル105円の円安の場合には100万円が105万円になるため5万円の利益が生じます。しかし、逆に円高の場合には元本割れを起こすこともあるので、為替変動リスクをしっかりと理解して始めるようにしましょう。

 

外貨預金のメリットデメリット

外貨預金では、円と比べて高い利息が受け取れるというメリットがあります。

 

一方、メリットともデメリットともなるのが、為替レートの存在です。普段からニュースで円高や円安という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか？1ドル100円のときに10,000円分外貨預金したとすると、そのときの資産価値は100ドルです。1ドル110円になったら日本円で11,000円となるので、1,000円得します。

一方、1ドル90円になったら、日本円で9,000円となるので、1,000円損してしまうのです。

 

また、為替手数料がかかるのもデメリットのひとつ。預け入れと払い戻しには手数料がかかるため、為替変動がなくても為替コストで元本割れするおそれがあります。

どんな国が人気？

楽天銀行での外貨普通預金の通貨ランキングは、1位米国ドル、2位豪ドル、3位英ポンドとなっています。

また、外貨定期預金では、1位豪ドル、2位米国ドル、3位南アフリカランドです。

 

楽天銀行の外貨預金

楽天銀行では、24時間リアルタイム取引ができる外貨普通預金と、1週間～2年の範囲で預け入れられる外貨定期預金が用意されています。

コツコツ積み立てたい人には、外貨定期預金の積み立て購入がおすすめ。毎月3,000円から積み立てることができます。為替の変動があったとしても、毎月積み立てることで預入コストを引き下げるリスクヘッジ効果も期待できるでしょう。

いくら高金利だからといって最初から大金を外貨預金に預け入れるのはオススメしません。損失やリスク分散を考慮し、資産を運用しましょう。初心者は経済情勢や為替相場について勉強し、利回りや金融商品の情報収集に努め、無理のない範囲から、少しずつはじめていきましょう。