株主優待生活のシミュレーション！「衣食住」をまかなうには

株を保有する楽しみのひとつである、株主優待。年に1～2回、企業が株主に自社製品や商品券をプレゼントしてくれます。10万円未満の投資で得られる株主優待もあるので、予算が少ない個人投資家にもうれしい制度です。ところで、株主優待だけで生活することはできるのでしょうか？　結論から言うと、かなり厳しいです。その理由を衣食住の面から考えてみました。

自社自慢の商品が届くお楽しみの株主優待

※各社の優待内容は2017年12月現在の情報によるものです

必要な投資金額が低めで初心者向けなのがユニカフェ（2597）です。ここの株主優待の内容は100株保有している株主に2,000円相当のドリップコーヒーセットです。

また、飴で有名なお菓子メーカーのカンロ（2216）は、自社商品の飴を株主への優待にしています。飴なら賞味期限もないので長く楽しめますね。オフィスや自宅で、コーヒーとお菓子が手放せない人におすすめです。

 

日ごろの野菜不足を解消したい人にはカゴメ（2811）がいいかもしれません。カゴメは100株保有すると1,000円相当の自社商品を受け取ることができます。野菜生活100やトマトケチャップなど、野菜を美味しく食べられるカゴメの食品は、健康生活の強い味方。日頃の野菜不足を解消したい人はぜひチェックしておきましょう。

ドリンクではキリンホールディングス（2503）も人気です。ここの株主優待では自社商品の詰め合わせを受け取ることができます。47都道府県の一番搾りや清涼飲料水詰め合わせなどのコースから自分で選べるのもポイントです。

ライフスタイルに合わせて使える株主優待

お得な商品券をもらえるのがブロンコビリー（3091）やすかいらーく（3197）です。ブロンコビリーはステーキやハンバーグが人気のファミリーレストランです。株を保有すると、ブロンコビリーで使える商品券を受け取れます。

すかいらーくはガストやバーミヤンなどのレストランを運営する会社。100株保有すると3,000円相当の優待食事券を受け取ることができます。 

12月は食品関係の優待が豊作

優待は企業から株主に渡すプレゼント。その会社を応援するには、製品が好き、優待品が欲しいという気持ちは大切です。いろいろな優待を試してみて楽しんでみるなんて投資方法もあるでしょう。