終活のエンディングノートとは?30代・40代から始めたい人生の整理整頓
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年10月15日 10時0分
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終活のエンディングノートとは?30代・40代から始めたい人生の整理整頓
誰にも平等に訪れる「死」について深く考えて、自分らしい最期を迎えるための準備こそ終活です。エンディングノートの書き方や家族のために整理したい内容など、終活の基礎知識をご紹介します。
「終活」とはどんなこと?
終活とはどんなことかを明確に示す定義はありません。自分自身と大切な家族のため、人生のエンディングについて考えることのすべてが「終活」です。
日本には、元気なうちから不幸ごとに関して考えるのを「良し」としない傾向もありました。ところが現実問題として、ケガや病気、不慮の事故などにより、30代や40代でお別れのときを迎えるリスクはあります。遺された家族の精神的な負担を軽減するためにも、本人の意思を示した記録が大切です。
アドバイザーやカウンセラーなど資格を持った人にも相談できる
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「さて、では終活をしてみよう」と思ったところで、何から始めたら良いのかを悩んでしまう人もいます。そんな人は専門家のサポートを受けるのも一案です。今では終活アドバイザーや、終活カウンセラーといった専門資格を持った人に相談できるサービスが広がっています。
法律家や保険代理店、葬儀社までサービスを提供する団体はさまざまです。とくに関心が深い分野のサポートが充実している団体に相談すると安心でしょう。
セミナーで段取りをチェック
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いきなり個別の相談は仰々しいように感じる人は、終活のステップを学べるセミナーを活用してみてください。不安を感じてもなかなか人には相談できない、相続や保険の悩み、お墓や葬式の費用など幅広い内容をテーマにした勉強会は全国各地で見つかります。参加特典としてエンディングノートがプレゼントされるイベントも多く、堅苦しい雰囲気ではありません。
エンディングノートとは
![エンディングノートとは](https://www.rakuten-card.co.jp/woman/assets/article/2018/article_0111/img/img_0111_03.jpg)
エンディングノートとは、遺された家族が困らないように準備する記録です。30代や40代が書くとしたら、こんな内容を含めましょう。これだけ書けば十分というわけではなく、あくまでも一例として参照ください。
・自分について
本籍地や生年月日、住民票コード、マイナンバーなど、重要な情報を書き残します。健康保険証や年金手帳、パスポートなど大切な書類がしまってある場所についてもまとめておくと、手続きがスムーズです。
・資産について
預貯金や不動産、貴金属、保険など保有している資産をまとめておきます。エンディングノートには法的な効力がないため、遺言書とは区別しましょう。第三者に悪用される心配があるため預貯金の暗証番号は記さず、金融機関名や口座番号だけに留めてください。
・会社や友人への連絡について
急な不幸があったときには、会社への連絡が必要です。部署名と上司の氏名・連絡先など、必要な情報をまとめておきます。落ち着いたところで知らせてほしい友人の連絡先も、一覧表にまとめましょう。幼なじみ・大学時代の友人など、関係性も一緒に記しておくと連絡が円滑になります。
・医療や介護について
医療については、かかりつけの病院情報と常備薬、持病などを記載します。余命や病名の告知、延命措置の希望有無、ドナー登録など家族に知らせたい内容も含めましょう。介護が必要になったら、ヘルパーや介護サービスを利用してほしい意向を書いておけば、家族の負担を軽減できます。必要な費用は自分の預貯金から出してほしいと知らせておくと、金銭的な負担もかかりません。
・葬儀やお墓について
葬儀の形式と予算、希望する埋葬方法や墓地など、基本的な内容を記載します。記載した内容を実現するためにはどのくらいの費用がかかるかを自分なりに調べて、資金準備をしていくことも大切です。自分の葬儀費用や埋葬にかかるお金くらいはまかなえるように、生命保険を見直すのも一案でしょう。
人生の整理整頓
![人生の整理整頓](https://www.rakuten-card.co.jp/woman/assets/article/2018/article_0111/img/img_0111_04.jpg)
終活を始めると、自分自身の資産状況や年金記録、加入している生命保険などを棚卸しすることになります。30代のうちから取り組むことにより、老後に向けた資産形成の過不足や家族に遺せる保障がはっきり分かり、整理整頓をする良い機会です。自分にもしものことがあっても、家族が無理なく生活していくだけのサポート環境を整えることで、将来に対する不安を軽減できます。
最近では、おひとりさまの老後を迎えた場合に活用できる自治体主導の終活も始まりました。認知症や意識障害が起こった際に親族へと連絡してもらったり、葬儀を事前契約して希望通りの供養を依頼したりと、自分らしい最期を迎えられるように支援する取組みです。
身寄りがないまま最期のときを迎えると、遺産は国庫へ帰属されます。甥や姪など特定の相手に託すためには遺言書が不可欠です。一生懸命働いて貯めてきた資産を親族に渡したいと考える人こそ、転ばぬ先の杖として終活を進める必要があるのではないでしょうか。お住まいの地域に活用できるサービスはあるのかだけでも、調べておくと安心です。
終活のエンディングノートは書いたら修正できないものではなく、人生のステップごとに追記をしたり削除したりと、ブラッシュアップしていくことができます。より良く生きるためのヒントとして、今の段階のエンディングノートを作ってみましょう。
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