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外貨預金のリスクについて

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2018年9月24日 10時0分

外貨預金のリスクについて

外貨預金のリスクについて

現在、外貨預金をしているのですが、預け入れ先の金融機関が破綻してしまった場合のリスクを懸念しています。その場合預金は戻ってくるのか、破綻リスクに備える資産形成方法はどのようなものがあるのか、外貨預金のほかにおすすめの預金方法はあるのか、教えていただきたいです。

外貨預金にリスクはある?リスクを防ぐためのリスク分散の方法もご紹介!

外貨預金のリスクとは?

外貨預金のリスクとは?

外貨預金とは

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で預金をすること。国内の銀行でも様々な通貨の外貨預金が取り扱いされており、日本円を外貨に両替して普通預金や定期預金に預け入れすることができます。

現在の日本は超低金利で、預金してもほとんど利息も付かない時代。外貨預金は高金利なものもあるので、それだけで魅力です。それに加えて、外貨預金では「為替差益」という為替相場の変動による利益を得られます。外貨預金は資産を効率よく運用するために有効な手段となり得るのです。

 

外貨預金には為替変動リスクがある

外貨預金には為替変動リスクがあります。為替相場の変動によって利益が得られることもありますが、逆に損失(為替差損)を被ることもあります。

例えば、為替レートが1ドル100円のときに100万円をドルで預金すれば1万ドルになります。数年後に為替レートが1ドル90円になっていたら、1万ドルは日本円に戻すと90万円になり、10万円損することになります。

 

為替手数料や税金も考慮

外貨預金では、為替手数料に注意しなくてはなりません。円を外貨へ両替したり、外貨を円に両替したりするときには、為替手数料がかかります。為替差益が生じても、為替手数料を考えると損するケースもあります。

短期間に頻繁に取引を行うと、為替手数料の負担が大きくなってしまいます。取引をするときには、為替手数料についてシミュレーションしておきましょう。取引銀行によっても為替手数料は異なるので、自分が行う取引に合った銀行を見つけることも大事です。

なお、他の投資方法と同様、外貨預金でも利益が生じれば税金がかかります。利息に対して20.315%(所得税15%、住民税5%、復興所得税0.315%)の源泉分離課税があります。また、為替差益については雑所得として総合課税の対象となるため、確定申告が必要になります。外貨預金をするときには、税金も加味して利益がどれくらいになるかを考えておきましょう。

外貨預金のリスク分散方法

では、今ご紹介したリスクを分散させる方法はないのでしょうか。リスクの分散方法のひとつは、外貨預金はあくまで余裕資金で始めることです。いきなり高額の資金を投資してしまうと、生活に必要な資金にまで影響を及ぼす可能性があります。外貨預金は100円程度と少ない額からでも始められるので、無理のない額を投資するようにしましょう。

複数種類の通貨に分散させるのも、効果的なリスクマネジメントです。円高ドル安と聞いて外貨預金に使う予定だった資金をすべてドルに換えてしまうと、リスクが大きくなります。他の通貨と組み合わせてポートフォリオを作り、外貨預金をするのがオススメです。

各国の外貨預金の特徴

普段目にする外貨というと、米ドルやユーロなど先進国の通貨が多いのではないでしょうか。しかし外貨預金の世界では、普段見慣れない通貨でも人気を集めるものがあります。外貨預金でよく目にする「南アフリカランド」「ブラジルレアル」「豪ドル」について、どのような通貨なのか紹介します。

南アフリカの外貨預金の特徴とリスク

南アフリカの外貨預金の特徴とリスク

南アフリカの政策金利は2013~2018年まで6%前後と高い水準が保たれており、南アフリカランドも金利が高いことで人気です。外貨預金では、キャンペーンを利用すれば30%以上の高金利となることも。ただし、金利だけに注目するのではなくリスクも考慮しておきましょう。

一般に新興国通貨は値動きが大きくなりますが、南アフリカは資源国でもあるため金、プラチナ、ダイヤモンドなどの価格の変動により南アフリカランドの相場が動くことがあります。南アフリカランドは流通量も少ないので、為替変動の影響を受けやすいという特徴があります。初心者は高金利に魅力を感じてしまいがちですが、リスクが大きい通貨であることをしっかり認識した上で取引することが大切です。

ブラジルレアルの外貨預金の特徴とリスク

ブラジルレアルの外貨預金の特徴とリスク

南米最大の経済規模を誇るブラジルは、世界の投資家から注目されており、ブラジルレアルも高金利通貨として人気です。ブラジルでは2013年12月以降金利引き上げが続き、2015年には14.25%の政策金利となりましたが、その後は金利引き下げが続き、2018年6月時点では6.50%となっています。ブラジルレアルの金利も一時期に比べると低下していますが、これから外貨預金したい人にとっては、今もなお金利面での魅力を感じられる通貨の1つです。

ブラジルも鉄鉱石などの資源の産出国ですから、ブラジルレアルも資源価格の値動きの影響を受けやすくなっています。ブラジルレアルもハイリスク・ハイリターンの通貨ですから、外貨預金するときにもリスクをしっかり認識しておきましょう。

豪ドルの外貨預金の特徴とリスク

豪ドルの外貨預金の特徴とリスク

オーストラリア(豪)ドルも、高金利通貨として長年にわたり人気となっています。オーストラリアは旅行先としても人気ですが、将来オーストラリア旅行を考えているなら、円高時に豪ドルを購入して外貨預金しておくとメリットがあります。

豪ドルで外貨預金するときにも、リスクに注意しておきましょう。オーストラリアは世界屈指の資源国。そのため、豪ドルは金、銅、鉄鉱石などの資源価格の変動による影響を受けやすくなっています。豪ドルの市場は小さく、為替レートの変動も大きいので取引には注意が必要です。

外貨預金のリスク分散方法を知って、賢く運用しよう

外貨預金は元本割れするリスクがあるため心配という人も多いと思います。しかし、日本では超低金利の現在、高金利で為替差益も得られる外貨預金は魅力です。外貨預金でも、複数の通貨に投資するなどしてリスク分散できます。資産運用の方法として、外貨預金も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

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