インデックスファンドとは?利回りの計算方法や注意点も解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2018年12月10日 10時0分
インデックスファンドとは?利回りの計算方法や注意点も解説
投資信託の中でも、分散投資による資産形成に便利な「インデックスファンド」。投資先も世界各国の株式や債券、不動産など種類が多く、選ぶのがなかなか大変です。そうした中、選び方のひとつとしてあるのが「利回り」。ここでは、利回りの計算方法や資産運用の注意点を紹介します。
・インデックスファンドとは?
・インデックスファンドとアクティブファンドの違い
・インデックスファンドのメリット
・インデックスファンドのデメリット
・インデックスファンドは積み立てることで効果を発揮する
インデックスファンドとは?
インデックスファンドは、株価指標(インデックス)に連動した成果を目指す投資信託の一種です。投資信託のラインアップを見ていると「日経225」や「TOPIX」といった単語の入った商品名が見られますが、これはその指標に合わせた動きをする投資信託ということをあらわしています。
大前提として、日経平均株価を買うことはできません。日経平均株価と同じ成果を得るためには、日経平均株価を構成している銘柄をすべて買えばよいということになりますが、個人投資家レベルではまず不可能。投資信託は運用会社が投資家から集めた資金を金融市場に投資するため、日経平均株価に連動する投資が可能になるのです。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
指標に連動した成果を目指すインデックスファンドに対し、指標を上回る成果を目指す投資信託をアクティブファンドと呼びます。指標の種類が限られているインデックスファンドと比べ、幅広い商品があるのが特徴です。ただし、指標を上回る成果を「目指す」のであって、必ずしも指標を上回る成果が出るとは限りません。うまくいったときにはインデックスファンドと比べて大きなリターンが得られますが、逆に大きな損失を被ってしまう可能性もあります。
インデックスファンドもアクティブファンドも投資銘柄を選定するのはプロの仕事。アクティブファンドは指標以上の成果を目指すため、インデックスファンドと比べて銘柄選定に手間がかかります。その分、保有コストである信託報酬がアクティブファンドのほうが高め。インデックスファンドは信託報酬が1%未満の商品が多いですが、アクティブファンドは1%以上の商品が多いです。
インデックスファンドのメリット
インデックスファンドは投資初心者に向いている投資商品と言えます。具体的なメリットを見ていきましょう。
・運用コストが安い
インデックスファンドはノーロード(販売手数料無料)の商品がほとんどです。購入や売却に手数料がかからないため、気軽に売買できるでしょう。信託報酬も低く設定されているため、保有コストを安く抑えられるというメリットがあります。
・値動きがわかりやすい
日経平均株価やTOPIXは日々のニュースでも報じられるため、値動きを把握しやすいのも特徴です。上昇相場なら多めに買い足すなど、全体的な動きを見て方針を決めることができます。
・分散投資しやすい
ほとんどのインデックスファンドはノーロードのため、複数の種類を分散して購入しやすいという特徴も。国内株式だけでなく国内債券、国内リート、海外株式、海外債権など、さまざまな種類の商品を購入することでリスク管理にもつながります。
インデックスファンドのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。初心者が注意したい点をまとめました。
・元本割れの危険性
証券会社ではインデックスファンドは安全という言い方をしますが、ほかの投資先と比べて比較的安全というだけで、元本割れの危険はあります。短期間で0円になる可能性はさすがに低いですが、大きな損失を被る可能性はあるでしょう。
2008年、リーマン・ショック直後の日経平均株価は8,000円を割るまで低下しました。現在の日経平均株価は2万1,000円前後。たとえば今、日経225に連動するインデックスファンドを21万円分買ったとして、日経平均株価が8,000円台になると、8万円台まで下がってしまう可能性があるということです。
逆に長期間持っていれば、再び21万円に戻ることもあるかもしれません。先のことは誰にもわからないため、すぐに使う予定のない余裕資金ではじめることが重要です。
・株のようにリアルタイムで取引できない
インデックスファンドに限らず投資信託全般に言えることですが、株式と違ってリアルタイムで売買できません。投資信託は一日に一回基準価額が計算されるため、その価格で売買することになります。また、株と違って配当金や株主優待がもらえないのもデメリット。長期間持っていてもあまり恩恵を受けられないという意見もあります。
インデックスファンドは積み立てることで効果を発揮する
たとえば100万円資金があったとしても、一度にまとめて購入するのはNGです。指標が上下するのに合わせて、インデックスファンドの基準価額も上下します。そのため、毎月少額ずつコツコツ積み立てていくことが大事。インデックスファンドでは短期間で大きな利益をあげることは難しいため、将来を見据えて長い目で積み立てていくとよいでしょう。
楽天証券の投信積立サービスは月々100円から積立可能。楽天ポイントを投資に充てたり、楽天カードから引き落としたりすることもできます。インデックスファンドは300本以上のラインアップです。これから投資をはじめようとしている人は、チェックしてみてはいかがでしょうか?
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