オススメの確定拠出年金の商品とは?まずは選び方を知ろう!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2018年12月21日 10時0分
オススメの確定拠出年金の商品とは?まずは選び方を知ろう!
「確定拠出年金に興味があるけれど、一体どうやって運用すればいいのかわからない」という人は意外と多いのではないでしょうか。特に個人型の場合、運用をうまくしないとかえって損をしてしまうこともあります。そこで、確定拠出年金の基本や商品の選び方についてまとめてみました。
・確定拠出年金とiDeCoとは?
・具体的な確定拠出年金の商品一覧
・iDeCoで人気の投資信託
・ハイリターンが期待できる投資信託は?
・確定拠出年金と税金
・確定拠出年金やiDeCoの選び方
確定拠出年金とiDeCoとは?
「確定拠出年金」と「iDeCo」は、「自分で年金を作れて節税にもなる制度」として、よく耳にする言葉ですよね。実は、このふたつはほとんど同じことを意味しているのです。
「確定拠出年金」というのは、「毎月拠出したお金を運用して、将来運用益と積み立てた額を受け取れる」という制度です。毎月の拠出額は全額所得控除となり、運用益は全額非課税になるため、節税しながら将来に備えられるおトクな制度として人気があります。
一方のiDeCoは、「確定拠出年金」のうち、特に「個人型」を指して言う言葉です。確定拠出年金には、企業が拠出金や手数料を支払って社員自身が運用を行う「企業型」と、個人が自分で拠出金と手数料を支払って運用を行う「個人型」のふたつがあります。個人型のiDeCoは、企業型の確定拠出年金制度がない会社に勤めている人や、自営業の人、主婦の人なども加入できます。
具体的な確定拠出年金の商品一覧
確定拠出年金を始めるには、まず、どこの金融機関に管理を任せるかを決める必要があります。ただし、企業型の場合は、企業が指定した金融機関があるため選ぶことはできません。自分で金融機関を選べるのはiDeCoに加入する人です。
金融機関によって、サービス内容(コールセンターの対応時間等)や手数料の金額、選べる金融商品などが異なります。特に金融商品の種類は、拠出後の年金原資の運用にかかわることですから、十分に検討したいところです。
具体的な金融商品の種類には、「定期預金等の元本保証型商品」「国内株式」「外国株式(先進国)」「国内債券」「外国債券」「エマージング株式(新興国の株式)」「ハイイールド債券(信用格付けが低いが利回りが高い債券)」「REIT(不動産投資信託)」などがあります。
さらに、同じように「定期預金」という商品があったとしても、A銀行とB銀行では、「A銀行1年定期」「B銀行1年定期」というように選択できる商品は異なります。これは、国内株式や投資信託などでも同様です。積極的にいろいろな商品を試したいという場合は、取扱い商品の種類や数が多い金融機関を選ぶ必要があります。
一方、元本保証の商品以外に投資するつもりがないという場合は、手数料などを確認しながらメリットが大きいところを選ぶのがいいでしょう。
なお、金融機関を選ぶことができない企業型確定拠出年金も、運用商品はその金融機関が取り扱っているもの中から好みのものを選べます。
iDeCoで人気の投資信託
「投資信託」とは、投資家から預かった資金を元手に、投資のプロがいくつかの金融商品に分散投資を行い、利益を配分する方法の投資のことです。「投資のプロが分散投資」してくれるため、投資に詳しい人でなくても利用しやすいというメリットがあります。
iDeCoでは、毎月口座管理手数料が徴収されますから、積極的な運用を行わないと資金が目減りしてしまいます。かといって、利用者の誰もが自分の知見で投資を行って資産を増やせるとは限りません。そこで、投資初心者でも無理なく資産を増やせる可能性のある「投資信託」が人気となっているのです(投資である以上、必ず利益が出る保証はありません)。
投資信託の中にも、国内株式に投資するもの、外国債券に投資するもの、バランスよくいろいろな投資を行うものなどさまざまな商品が存在します。よくわからないという人は、まず、比較的リスクが低いものと、リスクは高いが大きなリターンを期待できるもののどちらがいいかを決めると選びやすくなるでしょう。
ハイリターンが期待できる投資信託は?
エマージング株式
エマージング市場というのは、新興国の金融市場を指す言葉です。つまり、エマージング株式は、こうした新興国の株式を対象に行う投資ということです。
新興国は、今後大きな経済成長を見込むことができます。そのため、株式投資をした場合のリターンも期待できるということになります。しかし、その一方で、為替変動リスクや国内外の情勢の変動といったリスクがあることも知っておかなければいけません。
元本割れする可能性を理解して、これまでの実績などを調べたうえで行うようにしましょう。
ハイイールド債権
世の中には、企業の格付けを行う「格付け会社」というものがあります。格付け会社は、企業をAAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC…というようにランク付けして、信用度や長期的な安全性などを見える化しています。
このような格付けにおいて、注意すべき点があると判断された会社の債権を「ハイイールド債権」と呼びます。上記の場合は、おおよそBB以下の場合がハイイールド債となります。
そもそも、債券とは、発行した国や企業などに対して個人がお金を貸し付けるという制度です。その見返りとして、一定期間利息を受け取り、期間終了後に元本が戻るというのが「債権投資」です。
さて、それを踏まえたうえで、格付けの低く信頼性に問題がある会社と、安定して長期的な運営を続けている会社のどちらにお金を貸したいでしょうか。当然、安心なのは格付けの高い会社です。
そこで、ハイイールド債は、信用が低い分、利息を高く設定することになります。そのため、多くのリターンを期待することができるのです。ただし、その分リスクもあることを忘れてはいけません。
確定拠出年金と税金
確定拠出年金に拠出したお金は、全額が所得控除の対象になります。そのため、確定拠出年金をかけるとその分節税することができるのです。運用後は一時金か年金として受け取ることになりますが、給付時には通常通りの税金がかかることはあらかじめ理解しておきましょう。ただし、一時金の場合は退職所得控除、年金の場合は公的年金控除を受けることができます。
確定拠出年金やiDeCoの選び方
確定拠出年金やiDeCoでの投資先は、ひとつに絞らなければいけないものではありません。たとえば、半分は元本が保証される商品を選び、残り半分は投資にするということも可能です。後から変更することもできるため、まずは少しだけ投資を試してみてはいかがでしょうか。どのようなものなのか確認した後にだんだんと投資の割合を増やしたり、ある程度利益が出た時点で一度元本保証の商品に切り替えたりと、運用の仕方は自由自在です。なんとなく預けっぱなしにするのではなく、将来のための年金を自分自身で増やすつもりで積極的に商品選びをしてみましょう!
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