スイングトレードとは?成功する株取引のコツを紹介
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年7月9日 16時0分
スイングトレードとは?成功する株取引のコツを紹介
株取引を始めたばかりの時は、どうやって利益を出せばいいのかわからないという人も多いでしょう。ぜひ知っておいていただきたいテクニックがスイングトレードです。基本からメンタル術までまとめました。
スイングトレードとは
スイングトレードとは数日から数週間で売買を終わらせる短期売買のトレードのこと。最も大切なのはトレンドと呼ばれる相場の波です。同じトレンドが続いている間は保有し続け、相場の波を乗りこなすようにトレンドの波を利用して利益を取るのがスイングトレードの手法です。
多くの人は初めて株を買うときに、企業の財務状態や将来的な成長性などの情報を収集するのではないでしょうか。それに比べて、スイングトレードの場合は短期間で取引を終了させるため、企業のファンダメンタルズ分析よりも、トレンドを知るためのテクニカル分析を重視します。
スイングトレードに興味があれば、SBI証券の証券口座に口座開設すれば、簡単に始めることができます。口座の開設は通常無料です。信用取引口座も開設できますが、最初は現物のみの取引にした方が無難です。SBI証券では夜間取引が可能なPTS取引ができます。決算発表でいい報告を聞いた場合、夜間でも取引ができるのはチャンスを逃さないのでおすすめと言えます。
慣れてくればFX会社で指値注文や、ほかには仮想通貨も始めても面白いでしょう。通貨ペアの金利調整差額のスワップポイントも成功すればいい利益になります。ただ、最初は通貨の注文はハードルが高いです。注文方法から取引所の選定、取引方法など様々なことを学ぶ必要があります。まずは株からスタートしてみましょう。
・デイトレードとスイングトレードの違い
短期売買と聞くとデイトレードをイメージする人もいるかもしれません。デイトレードは一日で売買を完結するトレード手法。そのため、売り時買い時を逃さないように相場が動いている間は、一日中パソコンに張り付くことになります。何度も売買の注文を出し、価格を注視し続け、エントリーのタイミングを逃さないようにしないといけません。投資手法としてはメリットもあるのですが、普段は仕事や家事、育児をしている人にとっては時間的な制約があるでしょう。
一方でスイングトレードの場合は、数日は保有するため平日の夜や休日に値動きを見ながら戦略を練ることもできます。デイトレードは1日に何度も取引をすることになりますが、スイングトレードは2日から1週間に1回取引をすることとなり、売買手数料が安くすむのがメリットです。
基本的なスイングトレードの手法と銘柄選び
スイングトレードの基本はチャートを見ながらトレンドを掴むことです。トレンドには基本的に上昇、下降、横ばいしかありません。大局を見てこのトレンドに乗っかることで利益を出すのがスイングトレードの基本です。移動平均線を見ながら、トレンドを掴むことも大切です。株・FX初心者であればまずは移動平均線の動きも勉強しましょう。また平均線ばかりに気を取られてもいけません。様々な投資の方法を使いこなすことが大切です。
下の図における赤い丸が示すように、株価が下がっているときに買い、上がった時に売るのが基本的な流れになります。
また、相場には潮目があり、トレンドが大きく崩れるようなシグナルが出るまでは、今までの基調がそのまま続きます。無駄なく天井と底を取るような取引は現実的に難しいものの、流れを逃さなければトレードのタイミングもわかるでしょう。例えば現在、上昇トレンドにある株なら、底値では買えないとしてもトレンドが崩れない限り利益を出すことができます。できれば上昇トレンドでは順張りの取引手法を取りましょう。
チャートを見ると株価は上下を繰り返しながら、徐々に上昇もしくは下降、あるいは横ばいに動いています。定規などを当てて、線を引いてみると分かりやすいかもしれません。トレンドにも短期から中期、長期のトレンドがあります。短期でのスイングトレードをしたいと考えるのであれば、短期トレンドの銘柄を探しましょう。
スイングトレードに向いた銘柄は株価の変動の幅が大きく流動性があるものです。また、そのとき話題になっているテーマ株は短期間に大きな値動きをする可能性が高くなります。上昇相場では買われる銘柄が次々に代わる循環物色になるため、一つの銘柄に固執するよりも出来高が多くて取引しやすい銘柄を複数選定しておきましょう。
また、株式投資において信用取引をするのであれば、リスク管理が必要です。どのような銘柄を選ぶにせよ、中長期投資よりもスイングトレードは短期売買になりますが、それでもデイトレードよりも長い期間ポジションを持つことになります。
スイングトレードのコツとは
聞くだけだと簡単そうに感じられるスイングトレードですが、上手に利益を出すにはコツがあります。そのコツはテクニックというよりもメンタル面。つまり、どれだけ冷静にトレードのタイミングを判断できるかです。
スイングトレードのときは、上で説明したどのトレンドに乗っているか移動平均を見ながら冷静に判断してください。これは売買のタイミングを見計らうために常に意識しなければいけません。現在どの相場環境なのかを見極めるのは難しく神経を使います。
さらに自分の判断に自信を持つこともポイントです。買った途端に下がってしまったり、思ったように値段が動かなかったりするときは、自分が判断を間違ったのではないかと心配になるでしょう。また逆に自分の思った通りに値段が動いたからといって自分を過信して買い増しすると痛い目を見ることもあります。
「もっと上がるはず、もしくはできるだけ安く買いたい」と欲を出してしまうと、取引のタイミングを逃してしまいます。逆にチャート上はこれからよいタイミングが来るはずなのに、待ち切れずに売買してしまうこともあるでしょう。
短期投資でもチャートを見ながら買うタイミングをじっくり待つ、保有したら上がるタイミングをじっと待つことが必要です。スイングトレードを上手におこなうためには、日経平均も見ながら相場環境を冷静に見極めて自分が取るべき行動を機械的に判断できる冷静さを身につけましょう。
スイングトレード向きの銘柄
スイングトレードに向いた銘柄を探すには、希望の条件の元に銘柄を抽出できる「スクリーニングツール」が役立ちます。スクリーニングツールは各証券会社がそれぞれ用意しているもので、口座を持ってさえすれば無料で使うことができます。
楽天証券であれば「スーパースクリーナー」を使うことができます。検索条件は様々で、市場、規模、投資金額、指数採用銘柄、業種など。
スイングトレードで狙うべき銘柄は「流動性がある、中/大型株」です。株価が変動しやすい銘柄の特徴として、「時価総額が小さく、株式の売買量が少ない」ということが挙げられます。
また、移動平均乖離率が0~2%程度であれば上昇トレンドの流動性の高い銘柄を絞り込むことができるので、スクリーニングツールを使う際はそういった数値から流動性の高い銘柄を見つけ出しましょう。
損切りの目安はどれくらい?
株式初心者は損を怖がりがちです。そのため損切りをしたがらない人が多いでしょう。損切りとは、大きな損失を避けるために損を出して決済してしまうことです。それは自分のトレードが間違っていたと認めることでもあります。
資金が豊潤にあるのであればいいのですが、普通はそこまで資産を持っていません。プロの投資家でも損切りができない人もいます。どのような投資スタイルを取るにせよ、損切りができないのであれば、失敗する可能性が高いでしょう。
損切りはとても勇気がいること。しかし、「待っていれば上がるはず」とそのままにしておくと、どんどん株価が下がって損が大きくなってしまうかもしれません。損切りをするには、「損したくない、これから上がるかもしれない」という感情を排除する必要があります。
そのためには自分で損切りのルールを決めておくといいでしょう。例えば買値から5~10%下がったら損切りするなどのルールをあらかじめ定めておいて、機械的に守るようにします。また、トレンドが崩れたら損切りするタイミングかもしれません。
株式取引だけでなく、FXでもスイングトレードのテクニックは役に立ちます。チャートを分析して、決済のポイントを見極めることは投資の基本。経験を積むとともにメンタル面の強化をおこなうことで様々な投資に対応できるようになります。
トレーダーとして成功したいのであれば、このようなメンタルを鍛えることが大切。特に世の中にある様々な投資方法の中でも損切りの大切さは共通の認識です。確かにゴールデンクロスやトレンドライン、デッドクロスのように売買タイミングを見極めることも大切でしょう。しかしどれだけトレンド相場を掴み、テクニカル指標を駆使して利益確定できても、何回もある取引回数の中で、一度でも大きな損失が出れば今までの利益も水の泡になってしまいます。最初に決めたら損切りラインはできる限り守るようにしましょう。
楽天証券では、スイングトレード向きの商品も数多く取り扱っています。楽天スーパーポイントで投資することも出来るので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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