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自動車保険の等級はどのように決まる?押さえておきたいことと注意点を解説

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2019年8月27日 10時0分

自動車保険の等級はどのように決まる?押さえておきたいことと注意点を解説

自動車保険の等級はどのように決まる?押さえておきたいことと注意点を解説

自動車保険の申込書や説明資料に記載されている等級制度。等級制度は、保険料を算出するために必要な要素です。等級が上がるほど、保険料が割引されます。ここでは、自動車保険の等級制度の仕組みと等級を上げる方法を解説します。

事故が少ないほど保険料が割引に!自動車保険の等級制度について解説

自動車保険の等級制度とは?

自動車保険の等級制度とは?

まず、自動車保険の等級制度の概要と仕組みについて紹介していきます。個人が加入する自動車保険の等級は、「ノンフリート等級別料率制度」というもので、自動車保険契約者の契約期間と事故実績に基づいて1等級から20等級までの20段階に区分する制度です。

 

この20段階の等級において、1~3等級には割増が、4~20等級には割引が適用されます。等級の数字が大きくなるほど割引率が高くなり、保険料が安くなります。逆に、等級の数字が小さくなるほど割引率が低くなるので、保険料は高くなります。簡単に言うと、1等級が最も保険料が高く(割増率が高い)、20等級が最も保険料が安く(割引率が高い)なるということです。

 

自動車保険を新規に契約すると6等級からスタートとなります。ただし、家族内に11等級以上の自動車保険契約者がいる場合は7等級からスタートします。保険を契約している期間(1年間)に事故などで保険を使わなかった場合には、翌年の等級が1つ上がり、逆に事故などで保険を使って修理などをした場合に1等級あるいは3等級下がるという仕組みです。事故などで保険を使って自分の車や相手の車などを修理しなければ等級が上がり、割引率が高くなるということです。

等級による割引率はどのくらい?

等級による割引率はどのくらい?

それでは等級が進むと保険料の割引(割増)率がどれくらいになるのかということをチェックしていきます。先ほど1等級から20等級まで等級があると説明しましたが、例としてあいおいニッセイ同和損保の各等級の割引(割増)率は以下の通りです。

 

1等級:64%割増
2等級:28%割増
3等級:12%割増
4等級:2%割引
5等級:13%割引
6等級:19%割引
7等級:30%割引
8等級:40%割引
9等級:43%割引
10等級:45%割引
11等級:47%割引
12等級:48%割引
13等級:49%割引
14等級:50%割引
15等級:51%割引
16等級:52%割引
17等級:53%割引
18等級:54%割引
19等級:55%割引
20等級:63%割引

 

基本の6等級でも割引となっていて、7等級や8等級に上がっていくと割引率がグンと上がっていくことがわかります。11等級以上では、割引率の上昇が緩やかになっていきますが、最大割引の20等級ではじつに63%割引です。(7等級以上で、前年に事故を起こしていた場合は、この数値よりも割引率が小さくなります)。

 

逆に1等級になると「事故のリスクがかなり高い」と判断され、64%割増となります。事故内容などによっては3等級以下の場合は「車両保険が契約できない」や「保険の契約を引き受けてもらえない」という事態になる場合がありますから、事故にはくれぐれも気をつけましょう。

等級の引継ぎはできるの?

等級の引継ぎはできるの?

保険料の見直しなどで保険会社を変えたりすると、今まで頑張って上げてきた等級はリセットされてしまうのでしょうか?じつは、別の会社で契約するときも、等級を引継ぐことができます。また、「配偶者や同居の親族」に限り等級の譲渡という形で等級の引継ぐことが可能です。

 

年齢の若い同居のお子様などが車を買って保険を契約する際に、お子様に等級の進んだ保険契約を引き継がせて、新たな保険を契約すると家族内における保険料の合計金額を抑えられるケースもありますので、見積もりを取ったり保険会社に相談してみたりするのもいいですね。

 

新たに別の保険会社で保険契約をする際に、前の会社の等級を引継ぎたいときは、「前の契約がわかる資料」の提出が必ず必要となります。契約中の自動車保険の保険証券(ネット型で証券レス契約をしている際は証券番号がわかるもの)を必ず用意しましょう。そして契約する車両の情報がわかる「車検証」の提出も必要となります。

 

少しイレギュラーなケースですが、何年か前まで車を持っていたものの、空白の期間がある場合は、前の保険の解約時に「中断証明」を取得してれば等級の引継ぎが可能となります。これからいったん車を手放すつもりの人は、今後いつ新たに自動車を購入することになるかわかりませんから、中断証明は必ず取得するようにしましょう。

 

以前と同じ保険会社で新規契約する場合でも、「車両入替」あるいは「中途更改」といった手続きで等級引継ぎがなされます。同じ保険会社内での等級引継ぎは稀なケースかもしれませんが、契約の途中であっても保険の見直しなどでこういった手続きがありうるということを覚えておくといいですね。

 

 

事故を起こさなければ、年々安くなる自動車保険。保険を見直す際は、自身が加入している自動車保険の等級が何等級か確認して割引率が何%か確認しておきましょう。

参考サイト

・あいおいニッセイ同和損保|ノンフリート等級別割引・割増制度(始期日が平成27年10月1日以降・事故無しの場合) 2019.8.26
https://www.aioinissaydowa.co.jp/personal/product/tough/car/nonfleet/index01.html

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