はじめての人でもわかる!資産運用の種類とやり方を解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2019年10月4日 10時0分
はじめての人でもわかる!資産運用の種類とやり方を解説
資産運用を始めたいと思っていても、そもそも資産運用とはどういうものなのかがわからない人もいるでしょう。そこで、資産運用初心者の人でもわかるように、初歩的なポイントと具体期的な方法についてまとめました。
資産運用とは
資産運用というのは、「自分が持っている資産を増やすことを目的に運用すること」です。
100万円を引き出しに入れて持ち続けていた場合、1年後、5年後、10年後も100万円は100万円のままです。しかし、100万円を年利1%で運用することができれば、1年後には101万円になりますし、複利(利息も元本に含めて運用すること)で運用し続ければ、10年後には110万4,622円に増えています。同じ100万円でも、資産運用をするかしないかで、将来の価値が変動してしまうということですね。
時間経過と共に、お金の価値も変わっていきます。今の100万円が、10年後にも同じだけの価値を持つとは限りません。実際に、100年前の日本と今の日本では、物価は大きく違います。このように、時代の流れと共に貨幣価値も変動していく可能性が高いでしょう。資産運用は、このような物価の変動にともなう資産の実質的な価値の目減りを防ぐためにも大切です。
資産運用の主な種類
資産運用の方法はひとつではありません。さまざまな資産運用の方法をご紹介します。
・円預金
銀行の普通預金や定期預金なども、資産運用のひとつです。今は低金利時代のため大きく増やすことはできませんが、それでも利息がつきますから、引き出しに入れておくよりは資産を増やせるでしょう。
・債券(国債・社債)
国債は国が発行する債券、社債は会社が発行する債券です。債券は、原則として最終的に受け取れる金額が最初に決まっています。「○年後に××円受け取れる」というのがわかった状態で投資するので、比較的安心感の高い資産運用の方法だと言えるでしょう。とはいえ、現在、国債は利率が低く設定されていて、大きなリターンは望めません。社債は国債よりも利率がよいものの、発行企業が倒産すると債権回収できなくなるリスクがあります。
・投資信託
投資信託は、資産運用のプロにお金を預けて運用を任せるものです。投資信託の中にもたくさんの種類があり、何に投資をして資産を増やすか、また、誰に資産運用を任せるかといったことを選べます。
・株式投資
株式投資は、短期間で売買を繰り返すこともできれば、長期保有しながら売却タイミングを計りつつ配当金や優待を受け取ることもできます。
自分の運用スタイル(いつまでにどのくらい利益を上げたいか、どの程度リスクを取るつもりがあるのか、運用にかけられる時間はどのくらいか)に応じた投資の仕方を選びましょう。
・外貨預金
外貨預金は、日本の通貨である円ではなく、米ドルやユーロなど海外の通貨で預金をする方法です。一般的な銀行で取り扱われているため、投資用の証券口座などを持っていない人でも気軽に行うことができます。
利率が円預金よりもよく、為替レートが円高から円安に向かった場合は大きなリターンが期待できます。一方、手数料がかかる点がデメリットです。また、為替レートが円安から円高に向かった場合、利息以上の損失が出てしまうというリスクもあります。
・不動産投資
不動産投資には、「今持っている不動産を賃貸に出す」「投資用の不動産を購入して賃貸に出す」「不動産を転売して差益を得る」「不動産投資信託を利用する」といった種類があります。
不動産を購入する場合は、一時的な支出額が非常に大きくなるため、本当にメリットがあるのかどうかをよく考えたうえで行う必要があるでしょう。
資産運用のリスクとリターン
資産運用は、それぞれの種類によってリスクとリターンの幅が異なります。大きな損失リスクをはらんだ運用商品は、それだけ大きなリターンを得られる可能性が高く、ローリスクの商品はリターンも少な目です。
資産運用の中で一番リスクが小さいのが、円預金です。通常の円預金の場合、原則1金融機関あたり1,000万円までは預金保険の対象になるため、リスクを限りなくゼロに近づけることができるでしょう。また、国債も国自体が破綻しない限り、利息を受け取ることができるリスクの少ない投資先です。
一方、リスクが高い運用としては、株式やFXのデイトレードなどが挙げられます。
資産運用を始めるときのポイント
資産運用を始めるときは、自分自身がどの程度のリスクまで許容できるのかを考えておきましょう。リスクをほとんど取らない運用をしたい場合と、ハイリスクでも短期間で大きな利益を上げられる可能性を追求したいという場合では、選ぶべき金融商品が変わります。
また、ひとつの投資先にだけ資金をすべて投入するのではなく、分散させるという意識も大切です。いくら「ハイリスク・ハイリターンを目指したい」と考えていても、資産すべてをハイリスクな投資につぎ込むのは危険です。反対に、ローリスク・ローリターンを目指す場合でも、すべてを普通預金だけで運用しているようでは、ほとんど資産を増やすことはできません。自分のリスク許容度に応じた資産運用の配分を考え、その範囲内で投資先を選ぶことが大切です。
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