実は4つの国でできている!?イギリスのラグビーチームが4つあるわけ
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年3月23日 17時0分
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実は4つの国でできている!?イギリスのラグビーチームが4つあるわけ
国名をあげていくゲームをしたときに、「イギリス」という名前は比較的早い段階で出るものでしょう。イギリスは「英国」とも呼ばれる主権国家のひとつです。しかし、実際には、イギリスには4つの国が存在しているのです。普段何気なく話している「イギリス」がどういう国なのか、改めて見てみましょう。
ヨーロッパの雄 イギリスの歴史とは
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イギリスには、紀元前3,000年という遥か昔から文明が存在していたと言われています。それを示すのが、未だ謎に包まれた建造物である「ストーンヘンジ」です。人工的な建造物であることは間違いないものの、なんのために作られたのかははっきりしていません。
それから時代が下った1世紀から5世紀ごろまでのイギリスは、ローマの侵略を受け、その支配下に置かれました。ローマはグレートブリテン島南部を占領し、その場所を「ブリタニア」と呼びました。ブリタニアに住むブリトン人たちは、5世紀に入ってローマの力が弱まり、イギリスから撤退した後も、アングロサクソン人の侵攻を受けるなど、長く侵略の時代を過ごすことになります。
このころ、海を渡ってフランスに逃げたブリトン人は、フランスのブリタニア地方に逃れました。この地域を「小ブリタニア」と言います。そこで、もともとのブリタニアを小ブリタニアと区別するために「大ブリタニア」と呼ぶようになりました。この呼び名は、現在も「グレートブリテン」という呼称として残っています。
16世紀半ば、イングランド王ヘンリー8世は、ウェールズ公国を事実上併合するとともに、アイルランド王の称号も名乗るようなりました。そして17世紀初頭に、イングランドとアイルランドの女王だったエリザベス1世が亡くなると、スコットランド王ジェームズ6世が後を継ぎ、イングランド王ジェームズ1世として即位します。ジェームズ1世はイングランド王・アイルランド王・スコットランド王を兼任するようになったのです。
それでもスコットランドとアイルランドはイングランドとは別の独立した国でした。しかし、18世紀にイングランドとスコットランドが合併してグレートブリテン王国を作り、さらに、1801年1月1日、グレートブリテン王国がアイルランド王国を併合したことで、「グレートブリテンおよびアイルランド連合王国」の誕生となったのです。
アイルランド王国は1937年にイギリスから離脱しましたが、北アイルランドは連合王国に残留することを選びました。そのため、呼称も「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」となりました。これが、現在一般的に「イギリス」と呼ばれている国の正式名称です。
実はイギリスは4つの国からできている!?
![実はイギリスは4つの国からできている!?](https://www.rakuten-card.co.jp/woman/assets/article/2019/article_0405/img/image_0405_02.jpg)
前の段落で説明した通り、イギリスの正式名称は、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」です。この王国は日本と同じ島国で、グレートブリテン島とアイルランド島北部のふたつの島から成り立っています。
このうち、グレートブリテン島には「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」の3カ国が、アイルランド島には「北アイルランド」があり、それぞれに独立した議会や代表(首相や首席大臣など呼び名はさまざま)が存在しています。
これら4つの国から構成されているのが「イギリス」で、その中心にあるのが「イングランド」です。イギリスの首都ロンドンもイングランドにあり、イギリス首相はイングランド政府の代表に当たります。
一方、スコットランドは2014年に連合からの独立の賛否を問う国民投票を実施し、反対多数で否決されましたが、スコットランド与党は再び独立のための国民投票に持ち込む機会をうかがっています。イギリスという国の構成は将来的に今とは違ったものになるかもしれません。
なぜラグビーではイギリスから何チームも出場しているの?
![なぜラグビーではイギリスから何チームも出場しているの?](https://www.rakuten-card.co.jp/woman/assets/article/2019/article_0405/img/image_0405_03.jpg)
ラグビーやサッカーのW杯では、それぞれの国がその国の名を背負い、「日本代表」「アメリカ代表」などと呼ばれます。では、「イギリス代表」チームを見たことがある人はいるでしょうか?国際的なスポーツの大会において、イギリスは「北アイルランド」「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」の4つの代表選手団が参加するのが一般的になっています。
イギリスはそもそもひとつの国ではなく連合体ですから、それぞれに各スポーツの協会が設立されており、その協会ごとに大会に出場しているのです。ただし、サッカーでは「北アイルランド」と「アイルランド」は別々に代表を出していますが、ラグビーの場合は、両者が共同で「アイルランド代表」を作ってW杯に出場しています。
ほかの国は1チームしか出場できないが、4チームも出場できるなんて、なんだか得しているようにも感じられますが、実際は優秀な選手がそれぞれのチームに分散されてしまうため、戦力としてのメリットはあまりないと言えるでしょう。
とはいえ、イギリスのスポーツチームには、長年このように4つに分かれて出場してきた歴史があり、それぞれのチームには「代表として国を背負っている」という自負もあるため、なかなかすんなりと「共同で1チーム出しましょう」というわけにはいかないようです。ただし、オリンピックの場合は、ひとつの主権国家から複数のチームが出場することは認められていないため、「イギリスの選手団」を形成します。
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