自動車保険の等級はどのように決まるのか?押さえておきたいことと注意点を解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2019年11月22日 10時0分
自動車保険の等級はどのように決まるのか?押さえておきたいことと注意点を解説
自動車保険の申込書や説明資料に記載されている等級制度。等級制度は、保険料を算出するために必要です。等級が上がるほど、保険料が割引されます。ここでは、自動車保険の等級制度の仕組みと等級を上げる方法を解説します。
自動車保険の「等級」とは
等級(ノンフリート等級)は、自動車保険の保険料を決定する要素のひとつ。事故の履歴により、保険料が割引されたり割り増しされたりする仕組みのことを言います。つまり、過去に事故を起こしたことがある人は保険料が高くなり、事故を起こすリスクが少ない人の保険料は安くなるのです。
等級は1等級から20等級まで20段階に分かれており、数字が大きくなるほど割引率が高くなります。初めて自動車保険に加入するときは基本的に6等級からのスタートです。1年間、保険を使うような事故がなければ翌年に1等級上がり、7等級となって保険料が割引されます。
ノンフリート等級の「フリート」とは、契約の種類を表しています。契約台数が9台以下の場合はノンフリート契約、10台以上の契約がフリート契約です。個人の場合はノンフリート契約が一般的でしょう。ノンフリート契約における自動車保険の割引(割増)率を定めた等級制度が「ノンフリート等級」と呼ばれています。
あおり運転なんて問題外!安全運転ほど自動車保険料が安くなる
昨今、社会問題となっている「あおり運転」。前方を走る車を威嚇するようにして距離を詰めたり追い回したりするあおり運転は、死亡事故などの重大事故につながりかねない危険極まりない行為です。
あおり行為のような危険運転は、保険料にも影響があります。安全運転で事故を起こさなければ、自動車保険の保険料が安くなるためです。
・無事故もしくは過失のない事故があった場合
自動車保険の契約は1年更新のため、この1年間に保険を使うような事故がなければ等級がひとつ上がって保険料が安くなります。万一事故を起こしたとしても、自分に過失がなく、相手の保険で補償される場合は「ノーカウント事故」となり等級への影響はありません。通常どおり翌年の等級が上がって保険料が割引になります。
・過失のある事故を起こしてしまった場合
反対に、あおり運転による追突など自分自身に過失があるような事故を起こして保険を使うと、3等級ダウンしてしまいます。等級が下がるだけではなく、以後の3年間は事故有りの扱いとなり「事故有の割引率」という低い割引率が適用されます。
ただ、事故を起こしてしまったからとはいえ、事故有の割引率が永遠に続くわけではありません。翌年には1等級ずつ上がっていきます。割引率は、事故を起こしてから3年間は事故有、4年度目にしてようやく「無事故割引率」が適用になります。
例として、楽天の総合自動車保険「PAP」の等級別料率制度を見てみましょう。例えば、12等級だった人が事故を起こした場合は3等級ダウンして9等級になります。
12等級の無事故割引率は48%ですが、翌年は事故有りの割引率が適用となり割引率は22%です(2019年10月時点)。その差はなんと26%。命を守る安全運転が、実はお財布さえも守っているのだということがよくわかると思います。
車を運転していると、渋滞に巻き込まれたり急に割り込まれたりしてイライラすることがありますが、あおり運転は禁物。できるだけ平常心で運転することを心がけましょう。
ノンフリート等級制度は10年間保存ができる!?制度をよく知ろう
海外赴任や留学など、なんらかの事情で車を手放して自動車保険を解約することもあるでしょう。その場合、気になるのはせっかく安全運転を心かげて積み上げた等級です。
自動車保険の等級は、解約の際に保険会社に依頼すると「中断証明書」を発行してもらえます。中断証明書とは、自動車保険の契約を続けられなくなっても、最大10年間は中断したときと同じ等級を引き続けるというものです。
中断証明書があれば、自身が将来的に自動車保険に再加入する際に等級を引き継げるだけではなく、同居の家族が車を持つ場合でも、その等級を継続できます。本来、新たに自動車保険に加入する場合は6等級から始めなければなりませんが、仮に20等級で中断していた場合は20等級で再加入が可能です。楽天の総合自動車保険「PAP」の等級別料率制度を見ると、再度新規でスタートする場合は6等級の19%、20等級が引き継げれば63%と大きく割引を受けられます。
ただ、中断証明書は自動車保険を解約すれば必ず発行されるわけではなく、こちらから請求しなければなりません。そのうえ、7等級以上でなければ発行できないなど、一定の条件があります。解約時に保険会社に確認しておきましょう。
また、中断証明書は、万一、解約を申し出るときに請求を忘れていたとしても、解約日の翌日から起算して13カ月以内であれば発行してもらえます。保険料を少しでも安くしたいなら中断証明書の発行は忘れずに行いましょう。
安全運転を心がけると自動車保険が安くなる
車を使う方なら、自動車保険への加入は欠かせません。少しでも保険料を安くするために保険会社を比べることも大切ですが、もっとも保険料の節約に繋がるのは事故を起こさないようにすること。常に心に余裕を持った運転を心がけましょう。
また、楽天の保険の総合窓口では自動車保険以外にも生命保険や火災保険など、万が一の生活をサポートする商品が紹介されています。総合的に一度保険の見直しをしてみるのも良いでしょう。
この記事に関連するニュース
-
「ガソリン安くなってサイコ〜!」 免許の「知られざるヒミツ特典」知ってる? 「安全運転なので割引します」 対象は「“優良”ドライバー」のみ! おトクすぎる「SDカード」とは
くるまのニュース / 2024年12月19日 8時50分
-
【ダブルキャンペーン】アクサダイレクト自動車保険・バイク保険 新規ご成約キャンペーン開催のお知らせ~2025年6月まで
PR TIMES / 2024年12月17日 16時45分
-
本当に?「ガソリン代安くなるのサイコー!」 無事故無違反の人が受けられる恩恵がスゴかった! 「謎のカード」で節約ライフが出来るかも?
くるまのニュース / 2024年12月16日 14時50分
-
「えっ…!」交通事故の相手が「車検切れ」? まさかの「泣き寝入り」も!? もし“無保険”車と「事故った」らどうなるのか
くるまのニュース / 2024年12月6日 14時50分
-
毎日「片道40分」の車通勤だったけど、今月から「在宅勤務」に! 友人に「車の保険が安くなっていいね」と言われたけど、本当に安くなるの? 保険料のしくみを解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月4日 4時20分
ランキング
-
1iPhoneは「2年でダメになる」と聞きました。Appleは「3年」と言っているけど……どっちが正しい?
オールアバウト / 2024年12月21日 21時25分
-
27割超が正月の親戚付き合いが「面倒」 - 話したくない話題、1位は?
マイナビニュース / 2024年12月21日 12時10分
-
350代で「老後貧乏」を予感するのはどんなとき?今のうちにできる対策は?
オールアバウト / 2024年12月21日 21時20分
-
4【かつや】"ワンコイン"でカツ丼モーニング。全国16店舗限定のレア朝食がお得すぎる...。《編集部レポ》
東京バーゲンマニア / 2024年12月21日 18時6分
-
5家庭内別居の経験者が答えた「別居中のルール」…トップ回答は「費用面」「病気時サポート」超えの“生活習慣”だった
オトナンサー / 2024年12月21日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください