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デイトレーダーに必要な資金はどれくらい?年収や生活の基準も

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年3月31日 16時0分

デイトレーダーに必要な資金はどれくらい?年収や生活の基準も

デイトレーダーに必要な資金はどれくらい?年収や生活の基準も

株やFXなどで短期的な取引を繰り返し、利益を積み上げていくデイトレード。始めるには、目標設定とそれに見合った資金が必要です。デイトレードの仕方とデイトレーダーが納める税金についても解説します。

資産形成の方法としてよく勧められるのが金融商品の長期的な積立です。しかし金融商品の魅力はそれだけではありません。インターネットに接続すればPCやスマートフォンを使い、だれでも自宅でデイトレードをすることができる時代。分単位・時間単位で結果を出していく、短期的な取引に関心を持つ方も多いのではないでしょうか。ここではデイトレードを始める前に考えておきたい、資金や収入、生活のスケジュールなどについて解説していきたいと思います。

デイトレーダーとは

デイトレーダーとは

株やFXなど、金融商品のトレードにはいくつかのスタイルがあります。そのうち1日の中で売買が完結するのがデイトレードです。一度購入したらその日のうちに売却してしまいます。翌日まで持ち越すことはありません。またデイトレードの中でも、数秒から数分で売買を完結させるのは「スキャルピング」と呼ばれます。そのほか、数日の間ポジションを保有し続けるのは「スイングトレード」、さらに数カ月以上保有するトレードは「ポジショントレード」というように分類されます。

1日で売買を完結させるデイトレードで扱うのは、容易に売買できる流動性の高い金融商品。上場株式やFX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)、株式指数先物取引などです。

デイトレードのメリットについても見ておきましょう。まず挙げられるのが、資金効率の良さ。少ない資金でも、繰り返しトレードすることで利益を積み上げることが可能です。長期保有では、何度も値上がりや値下がりを経た後の価格変動分しか利益になりません。

 

またポジションを持ち越すリスクが小さい、というのもメリットになります。トレードを終えてポジションを持っていなければ、知らない間に市場の急激な変動に巻き込まれるのを避けることができます。

デイトレーダーの年収

デイトレーダーの年収

デイトレーダーの収入はさまざま。1年に数億円の利益を出して話題になるデイトレーダーもいれば、損失を出し続けて資金を失い退場していく人もいるということになります。個人の資金や能力に左右されると言えるでしょう。年に30%の利益を出すという場合、資金が100万円なら30万円の利益、1億円なら3,000万円といった違いが出ます。

 

デイトレーダーに必要なのが値動きを予測する能力。値動きを表すチャートや、それを分析するテクニカル指標などへの理解度も、収入の違いになっていくでしょう。

デイトレーダーになったからと言って、必ず利益を出し続けられるということはありません。損失を出して、資金を失うこともあります。

では、どれだけの人が、デイトレーダーとして利益を出し続けているのでしょうか。デイトレーダーとして生き残るのは、約10%と言われています。この数字に対する受け止め方は、人それぞれだと思います。

 

チャレンジする際に、成功する可能性が高いとも低いとも感じられる数字です。副業としてデイトレーダーになる分には、一度失敗してもまた資金を貯めてチャレンジすることは難しくないでしょう。

1日の生活リズム

1日の生活リズム

デイトレーダーは、市場の値動きを見ながら取引します。市場が開いている時間に、生活のリズムが左右されることになるでしょう。例えば日本株の場合、市場が開いているのは9時から15時の間。その時間は取引に集中し、残りの時間で情報収集や、収支のチェックなどをすることになります。

 

その他、ドル円などFX取引では24時間取引が可能だったり、日経225先物取引には夜間取引など、夜のトレードに集中可能なタイプもあります。専業のデイトレーダーであれば昼間は睡眠に使い、夜の海外市場に集中するという生活も可能でしょう。日中に本業がある方であれば、夜の数時間に副業としてデイトレードをするという選択もできそうです。

資金はどれくらい必要か

デイトレーダーを始めるにあたって、どれくらいの資金を用意するかは、その人の目標や能力によって異なります。例えば、専業のトレーダーが平均的な年収を目標にするとしましょう。

 

国税庁が公表した「平成30年分民間給与実態統計調査」では、1年の平均給与が441万円。簡略化のため目標を年400万円とすると、1,000万円の資金があれば、1年にトレードを繰り返し40%分の利益を出せばいいことになります。100万円の資金なら400%。10万円の元手なら4,000%、40倍にする必要があります。実現可能な数字を探ることになるでしょう。

副業としてデイトレードをする場合はどうでしょうか。

様々なアンケートを見ると、副業による月の収入は、1~5万円未満というケースが多いようです。仮に副業による年収を50万円としましょう。1,000万円の資金があれば、1年に5%分の利益を積み重ねれば実現可能です。100万円の元手なら50%、毎月5%弱の利益を出し続けることで達成できます。目標を設定し計画を立てることで、必要な資金も分かってきます。

税金はどのようにかかる?

税金はどのようにかかる?

ドル円などFX取引で得た利益については、確定申告しなければなりません。適用されるのは「申告分離課税」で、税率は所得の大小にかかわらず20%(現在は復興特別所得税を含む20.315%)。その年の利益と損失を通算して税率を掛けます。FXでの利益は、「日経225先物」などの株価指数先物取引との損益通算も可能です。

国内上場株式の売却益については、「申告分離課税(譲渡所得)」となります。税率はFXと同じく20%。証券会社で特定口座を作り、「源泉徴収あり口座」で取引をするなら、確定申告の必要はありません。なお、トレードを繰り返す中では、利益が出ることもあれば損失を出してしまうこともありますが、損失が出た際には損益通算され、すでに源泉徴収された分から自動で還付されます。

 

このようにデイトレードを始める際は、住宅資金について考えるときと同様、目標を設定し計画を立てて資金を準備します。また、デイトレーダーとして利益を出し続けるには、値動きを予測する知識や経験も必要です。資金の準備と並行して、勉強やトレーニングにより習得していくことになります。専業であれ副業であれ、チャレンジし成功すれば、デイトレードは新たな収入源となるでしょう。

デイトレードの始め方概要

デイトレードの始め方概要

ここまでデイトレードの種類や税金についてなど様々な内容を伝えてきました。これらの情報を踏まえた上で、デイトレードの始め方を簡単にご紹介します。

(1) 環境を整える

デイトレードを始めるにあたって必ず必要なのは、パソコン環境を整えることです。短期間で情報を収集し、分析することが求められるため2、3以上のモニターを実装しましょう。

(2) 投資のルールを決める

最初に述べたように、デイトレードはその種類によって取引時間が異なるため、まず取引を行う時間帯を決める必要があります。また、リスクの高い投資になるので、購入タイミングや売却タイミングについてもしっかりルールを決めておかなくては

(3) 証券口座を開設する

投資を始めるには、証券口座が必須となります。まだ口座をお持ちでない方は楽天証券で口座開設をしてはいかがでしょうか。全額キャッシュバックやポイントプレゼントなどの特典もあるのでチェックしてみても良いでしょう。

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