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株式用語「テンバガー」について解説 テンバガー銘柄を予測する方法とは?

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年4月9日 10時0分

株式用語「テンバガー」について解説 テンバガー銘柄を予測する方法とは?

株式用語「テンバガー」について解説 テンバガー銘柄を予測する方法とは?

株式投資の専門用語でテンバガー銘柄とは、株価が10倍以上に上昇する株のこと。テンバガー銘柄に絞って投資をする人もいます。今回は、株式投資初心者の方に向けて、テンバガー銘柄の基本知識と探し方などについて紹介します。

株式用語「テンバガー」について解説 テンバガー銘柄を予測する方法とは?

テンバガーとは?

テンバガーとは?

まずは、テンバガーの意味とその特徴について紹介します。

 

・テンバガーとは10倍以上に価格が上昇する株式

テンバガー(Ten Bagger)とは、短期間に10倍以上の株価を記録する現象、またはその銘柄のことです。語源は、野球の「塁打」を意味するスラング「バガー」といわれています。テンバガー=10塁打のように、ありえないほど大きな値動きをする銘柄というニュアンスを含んでいます。

テンバガーを株式用語として広めたのは、アメリカの投資家ピーター・リンチ氏です。ファンド会社の資産を13年間で1,000倍に増やし、株式投資に関連する格言なども残している投資家です。

 

・時価総額が小さい

テンバガー銘柄は、時価総額の小さい銘柄の中にあります。時価総額とは、株価に発行済み株式を掛けた市場価値のことです。

 

●時価総額が小さい:中小企業、東証二部など
●時価総額が大きい:大企業、東証一部

 

時価総額の小さな中小企業の株価は短期間に大きく変動します。多くの中小企業が上場しているのは東証二部やマザーズ市場です。目安としては、時価総額200億円以下の株式が将来のテンバガー候補銘柄です。

 

・低位株であること

株価が急上昇しやすい銘柄は、低位株と呼ばれる比較的低価格(1株100~400円程度)の株の中にあります。通常、低位株は売買頻度が低く、出来高が少ない銘柄です。しかし、業績の急成長、メディアの注目、口コミの拡散などがあると、突然売買が殺到することがあります。そうなると株価も急激に上昇しやすく、2倍、3倍になり、そしてときにはテンバガーに変貌します。

テンバガー銘柄の特徴

テンバガー銘柄の特徴

過去のテンバガー銘柄にはどのようなものがあったのでしょうか。

 

・テンバガー銘柄例

代表的なテンバガー銘柄を、以下に紹介します。

 

●フューチャーベンチャーキャピタル株式会社:約1年で16倍の株価を記録
●日本M&Aセンター:約7年で40倍の株価を記録
●セリア:約5年で70倍の株価を記録
●さくらインターネット株式会社:約2カ月で10倍の株価を記録
●デイップ株式会社:約4年で17倍の株価を記録

 

テンバガー銘柄の中には、数カ月で10倍以上の価格上昇を記録するケースと、数年かけて徐々に上昇するケースがあります。

 

・株価の予測方法

テンバガーの候補を数銘柄見つけた後は、価格上昇のサインが出ているか定期的にチェックしていきましょう。

 

株価の予測方法として、チャートのローソク足を確認してみます。ローソク足が長ければ長いほど、上昇・下落の勢いが強いということです。

 

●陽線が長い:上昇の流れが発生していると判断
●陰線が長い:下落の流れが発生していると判断

 

ほかには新商品の発表や、業績の好転といったファンダメンタル指標から、急上昇を予測します。著名人やメディアに取り上げられたことをきっかけに、多くの投資家の注目を集めることもあるのでニュースやトレンドにもアンテナを張っておきましょう。

リスクも忘れずに

リスクも忘れずに

最後に、テンバガー銘柄へ投資する際の注意点やリスクについて紹介します。

 

・低位株とボロ株を見分ける

テンバガー銘柄を選ぶときは、低位株とボロ株のどちらか確認します。ボロ株とは1株10円など、低位株よりも低い価格で推移している銘柄です。

 

ボロ株も急上昇する可能性はあるが、多くは赤字による倒産・上場廃止リスクがあり、購入後に価値が0円になる可能性もあるものです。ただし、低位株であれ大型株であれ、株価が急落する可能性はつねにあるので元本損失リスクは理解しておきましょう。

 

・売却の際は天井を狙わない

テンバガー銘柄に限らず株式投資で利益を伸ばすには、安く買って天井付近で売ることです。しかし、テンバガー銘柄は、一般的な価格変動よりも急落しやすいため、保有し過ぎてしまうと短時間で利益を失ってしまいます。

 

対策としては、株価が天井には到達していないと思ったとしても、早めに利益を確定させることです。心理的にもっと利益が欲しいと感じるところですが、リスク回避も大切です。

 

・移動平均線から下落を捉える

株価が移動平均線を下回ったら、下落相場へ切り替わる可能性があります。テンバガー銘柄を保有しているときは、移動平均線と株価の関係性についても確認することが重要です。例えば25日移動平均線で指標を設定し、株価が移動平均線を下回った場合は売り注文を入れます。もちろん移動平均線が、確実に下落を示す訳ではありません。しかし、損失を防ぐ上で、早めの売却も大切です。

 

テンバガーとは、株価が10倍以上に上昇する、または上昇した銘柄を指します。時価総額の小さい中小企業株で発生する傾向があり、過去に数十銘柄でテンバガーを記録しています。将来のテンバガー銘柄を探すには、ニュースや株式関連の最新情報などを定期的に情報収集することが大切です。

 

また「トウシル」は、株式市場や個別銘柄・最新の経済情報を多数掲載しているので、テンバガー銘柄を探している方にもおすすめです。初心者向けの情報も充実していて、誰でも無料で記事を閲覧できます。

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