マイナポイントとは?制度の概要から手続きまでわかりやすく解説!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年5月19日 10時0分
マイナポイントとは?制度の概要から手続きまでわかりやすく解説!
軽減税率に伴うポイント還元にかわるマイナポイント制度。マイナンバーカードとキャッシュレスの普及促進するための制度で、2020年9月から実施されています。今回は、マイナポイントの仕組みと申し込み手続きを紹介します。
マイナポイントとは?
マイナポイントとは、2020年9月から実施されているサービスの名称です。まず、マイナンバーカードを総務省が管轄しているマイナポイントサービスに登録し、ポイントを受け取りたいキャッシュレス決済サービスと施策を選びます。そしてサービス期間中に施策ごとの条件を達成すると、ポイントを受け取ることができるというものです。
このように「マイナンバーカード」、「キャッシュレス決済サービス」、「ポイント事業」を組み合わせたものがマイナポイントです。
マイナポイントが導入される理由
国がマイナポイントを導入する理由を説明します。
・マイナンバーカードの普及促進
1つはマイナンバーカードの普及促進のためです。マイナンバーカードの番号は、年末調整など公的な申請手続き書類に記入が必要です。また、主にイータックスといった公的サービスを利用する際にも、身分証明のために必要とされています。
しかし、2022年6月末時点でのマイナンバーカードの普及率は45.3%と低く、広く普及しているとはいえない状況です。そこで買い物の際にポイントがもらえるマイナポイントを通じ、マイナンバーカードの普及を進めようとしました。この施策によって政府は令和4年度末までにマイナンバーカードがほぼ全国民に行き渡ることを目指しています。
・キャッシュレス決済サービスの普及促進
もう1つの導入理由は、キャッシュレス決済サービスのさらなる普及です。
キャッシュレス決済サービスは、楽天をはじめ多くの企業が導入していますが、実際の利用率はそれほど高くありません。まだキャッシュレス決済を利用したことのない人にも、マイナポイントをきっかけに興味を持ってもらおうという意図があります。
マイナポイント制度の概要
続いてはマイナポイント制度の概要を、基本から丁寧に解説します。
・マイナポイント取得から利用までの流れ
マイナポイントを取得するためには、マイナンバーカードやマイキーIDの取得手続きなど、いくつかの手続きを進めなければいけません。
【マイナポイント取得までの流れ】
1. マイナンバーカードの取得申請を各自治体窓口で行う
2. 交付窓口などでマイナンバーカードを取得
3. マイキーIDを設定(自宅のパソコン、スマホで手続き可能)
4. キャッシュレス決済サービスの選択
5. マイナポイントの施策を選択
6. 施策ごとの条件を達成でポイント付与
上記の手続きを経て、マイナポイントを取得します。
マイキーIDとはマイナポイントを取得するための専用番号のことです。パソコンとICカードリーダがあれば自宅で設定できますが、ICカードリーダを保有していない場合は、最寄りの自治体で手続きをすることになります。
施策1:マイナポイントで登録したキャッシュレス決済サービスで買い物をする
マイナポイントで登録したキャッシュレス決済サービスで買い物をすると、最大25%(上限5,000円相当)のポイントが付与されます。ポイント還元率は最大で25%、還元の上限5,000円までです。
例)
●1万円分の商品を購入した場合:2,500円に相当するポイント付与
●2万円分の商品を購入した場合:5,000円に相当するポイント付与
施策2:マイナンバーカードを健康保険証としての利用を申し込む
マイナンバーカードを健康保険証としての利用する申し込みが完了すると、7,500ポイントがもらえます。
(マイナポイントの申し込みと健康保険証としての利用登録の順番は問いません。)
施策3:マイナンバーカードへの公金受取口座の登録で7,500ポイントの還元
国(デジタル庁)にご自身の公金口座(預貯金口座)を登録しマイナポイントの申込みをすると、7,500ポイントがもらえます。
(マイナポイントの申込み完了後に、公金受取口座の登録をすることもできます。公金口座の登録までがポイント付与の条件となります。)
・ポイント還元はいつからいつまで?
マイナポイントの施策1のポイント付与・還元は2020年9月からスタートしました。2022年6月30日からは施策2と施策3も追加され、マイナポイントの申し込みは2022年9月末に終了予定です。
マイナポイントを利用するための手続き
ここからはマイナポイントを利用するために必要な、マイナンバーカード取得とマイキーIDの設定について解説します。
・マイナンバーカードの取得
マイナンバーカードを取得するためには、交付申請手続きが必要です。まずは役所から郵送されているマイナンバー通知カードと交付申請書を用意しましょう。
そして郵送もしくはパソコンなどで、申請手続きを行います。
●郵送の場合:送付された交付申請書に必要事項を記入し押印後、証明写真を貼り付け郵送。
●パソコン・スマホの場合:「マイナンバーカード総合サイト」へアクセスし、カメラで顔写真の撮影と画像データの添付。さらにサイト内で個人情報など必要事項を入力し手続き完了。
●証明写真機の場合:必要事項の入力と顔写真撮影を行う。
仕事や家事・育児など、各家庭の状況に合わせて取得方法を選びましょう。
・マイキーIDの設定
マイキーIDは、スマホもしくはパソコンにソフトウェアをインストールして設定します。それぞれ異なるソフトウェアのため、注意が必要です。
【ソフトウェアのダウンロード】
●Android OSの場合:Google Playで「マイナポイント」、「JPKI利用者ソフト」と呼ばれるアプリをダウンロード
●iOSの場合:App Storeで「マイナポイント」アプリをダウンロード
●パソコンの場合:マイナポイントの特設サイトから「マイキーID作成・登録準備ソフト」をダウンロード
続いて、マイナンバーカードを読み取ります。スマートフォンの場合はアプリを使い、パソコンの場合はICカードリーダを使います。暗証番号の入力が必要となるので、マイナンバーカード登録時に定めた「利用者証明用電子証明書暗証番号」4桁を確認しましょう。
暗証番号を入力すると、マイキーIDの予約は完了です。
マイナポイントと自治体ポイントの違いは?
マイナンバーカードと組み合わせたポイント還元サービスには、ほかに各自治体が実施している自治体ポイントと呼ばれるポイント付与制度があります。マイナポイントとの違いは、ポイントがそれぞれの地域での利用に限定されている点でしょう。マイナポイントは全国で使えるので、誰でも利用しやすく実用性という点でも魅力のある制度です。
マイナポイントのキャッシュレス決済サービス事業者としては、例えば楽天カード、楽天ペイ、楽天Edyが登録されています。楽天カード、楽天ペイで買い物した場合は楽天ポイントが付与され、楽天Edyに入金した場合はEdyが付与される予定です。マイナポイントの決済サービスに楽天カード、楽天ペイ、楽天Edyを選んではいかがでしょうか。詳細をチェックしてみても良いでしょう。
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