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真夏日の定義とは?夏日・猛暑日との違いや真夏日日数の推移もチェック

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年12月23日 10時0分

真夏日の定義とは?夏日・猛暑日との違いや真夏日日数の推移もチェック

真夏日の定義とは?夏日・猛暑日との違いや真夏日日数の推移もチェック

真夏日とは、「日最高気温が30度以上の日」と気象庁のHPで定義されています。夏の季節になると夏日や猛暑日、酷暑日、熱帯夜などの言葉が飛び交い、何が何度のことなのか、曖昧な方もいるかもしれません。それらの意味を確認します。

真夏日の定義とは?夏日・猛暑日との違いや真夏日日数の推移もチェック

いま世界中で問題になっている気候変動。日本でも暑さが厳しくなったり、台風が増えたりと、さまざまな影響を受けています。暑さが厳しくなれば、熱中症など健康面での心配が増えるでしょう。また台風による災害リスクも高まっています。こうしたなか、これからの季節、毎日の生活で気になるのが気温の高さ。天気予報からも目が離せません。ここでは、夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日といった暑さを表す言葉の定義や、日本各地での真夏日に関するデータの推移をチェックしていきたいと思います。

真夏日の定義

真夏日の定義

・真夏日の気温は何度から?

このところ夏の暑さが厳しい年が続いています。この夏の暑さをはかる目安となるのが「真夏日」の日数。どのような日が真夏日にあたるかは、気象庁のサイトで定義されています。そのまま引用すると「日最高気温が30度以上の日」。1日の最高気温に着目して、それが30度以上であればその日は真夏日と呼ばれるということです。

ちなみに真夏日が一番多くなるのは8月。1981年~2010年の平均で見ると、東京は年に49日の真夏日が出現します。南北に長い日本、この日数は地域によってさまざまです。例えば札幌では年8日、大阪では年76日、那覇では年96日となっています。

・夏日や猛暑日、酷暑日との違い

真夏日に似た言葉として挙げられるのが、夏日・猛暑日・酷暑日。これらはどのような日を指すのでしょうか。夏日の定義は「日最高気温が25度以上の日」。真夏日よりも5度低い数字が目安となっています。真夏日よりも年間の出現日数は多くなり、東京での平均は1年間に110日です。

猛暑日の定義は「日最高気温が35度以上の日」。真夏日よりも5度高い数字が基準になります。実は「猛暑日」という言葉を気象庁が使い始めたのは最近のことで、2007年4月からこの定義で使用されています。夏の暑さが厳しくなっていることへの対応なのかもしれません。1981年~2010年の平均をみると、東京では1年に3日現れます。

「酷暑日」も、最高気温が35度以上となる日を指す言葉です。マスコミなどが1990年代から使用していて、猛暑日の俗語という位置づけとなります。気象庁が天気予報などで使用するのは「猛暑日」になります。

 

 ・熱帯夜とは?

 

夏の暑さは、日中の最高気温だけではありません。夜の最低気温がなかなか下がらない、熱帯夜というものもあります。熱帯夜の定義は「夜間の最低気温が25度以上のこと」。平均をみると東京では、年に28日現れます。ただこの数字は増加傾向で、60年前には年に9日だったそうです。

熱帯夜になる日の数も、都市によってばらつきがみられ、1981年~2010年の平均では、札幌で年0日、大阪で37日、那覇で99日となっていました。

夜になっても気温が下がらないことには、いくつかの原因があります。ひとつはコンクリートやアスファルトは、日中の熱が地面や建物に蓄えられ、それが夜になって放出されるということです。そして海の表面水温が高くなるのも、熱帯夜の原因となります。夏には東京湾の表面水温が30度以上で推移することもあり、沿岸部で夜間の気温が上がる要因となっているようです。

異常気象で真夏日の日数にも変化が

異常気象で真夏日の日数にも変化が

・60年間の年間真夏日日数の推移

最近では夏の暑さが、異常気象と呼ばれるほど厳しくなっています。今後、東京で開催されるオリンピックについても、この暑さが懸念されています。前回の東京オリンピックが開催されたのは、1964年のこと。当時と現在の東京では、どのくらい気候が異なるのでしょうか。1960年代と2010年代での「年間真夏日日数の推移」を比較してみましょう。

1960年代は1年間の真夏日の日数が、このようになっていました。

 

 

これが50年後の2010年代では、次のようになります。

 

 

真夏日が少なかった年で比べると、1960年代では真夏日が29日という年がありました。2010年代では47日というのがもっとも少ない数字となっています。1960年代〜2010年の60年を比較すると、やはり全体に真夏日の日数が増えている印象です。

異常気象という点で気になるのは、真夏日の初日が訪れる時期。真夏日の初日が、早い年と遅い年とがあります。東京での記録をみてみましょう。1875年〜2019年の観測記録を調べると、1959年5月5日というのがもっとも早い真夏日でした。31.0度を記録しています。ちなみに夏日では、2013年3月10日の25.3度が早い夏日の記録。またもっとも遅い真夏日初日は、1954年7月26日です。こうしてみると1950年代に真夏日が極端に早い年と遅い年とがあったことがわかります。

札幌でも真夏日は増えている

札幌でも真夏日は増えている

夏の暑さを考慮して、2020東京オリンピックのマラソンや競歩が、北海道の札幌で行われることになりました。札幌での真夏日の日数はどのようになっているでしょうか。ここ10年の推移をみてみます。

 

 

東京よりも、真夏日の日数は少なくなっています。より快適な環境で、競技を実施できる可能性が高いと言えるでしょう。ただ1960年代の記録をみると、全ての年が一桁でした。札幌でも真夏日になる日は、増えているようです。

また2019年の札幌では、気になる暑さのニュースも出ています。札幌では7月29日~8月7日までの間、10日連続で真夏日となりました。札幌において10日以上真夏日が続いたのは1951年以来となり、68年ぶりの記録ということです。

このように長期間のデータをみると、以前より真夏日の日数が増えているのがわかります。熱中症などが心配され、暑さへの対策が必要になるでしょう。楽天市場の暑さ対策特集をのぞいてみると、おうちのなかで快適に過ごすためのグッズがそろっています。熱帯夜を乗り切るためのクール寝具や、暑さをやわらげるクール家電などを準備しておけば、安心してこれからの暑い季節を迎えることができるでしょう。

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