デイトレーダーとは。メリットや必要な資金、初心者におすすめの投資手法まで解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年12月25日 16時0分
デイトレーダーとは。メリットや必要な資金、初心者におすすめの投資手法まで解説
デイトレードは、1日のうちに取引を完結させ、小さな利益を積み重ねていくトレード手法。デイトレードをする人をデイトレーダーと呼びます。今回はデイトレードの取引手法とメリット・デメリットについて紹介します。
デイトレーダーとは?
デイトレーダーは、1日で投資商品の取引を完了させるデイトレードを軸に投資をする人たちのことを指します。デイトレードとは、その日に購入した投資商品をすべてその日のうちに売ってしまい、翌日には持ち越さないというトレード手法です。株式投資やFX・仮想通貨など、さまざまな市場にデイトレーダーが存在します。
デイトレードの始め方
まずは証券会社で総合口座の口座開設手続きを行い、審査の通過を待ちます。そして、無事口座開設手続きができれば、口座に入金して準備完了です。
株式投資の現物取引を行う場合は、総合口座のみで投資を始めることが可能です。空売り(売りから始める取引)やレバレッジ取引(自己資金の倍以上の取引)をする場合は、信用取引の口座開設手続きが別途必要となります。
デイトレードのメリット・デメリット
デイトレードにはどのようなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。
<メリット>
・短期間で利益を得られる可能性がある
株価の変動率は1日あたり1%~5%程となることが多く、比較的小さな値動きです。その中で一定の利益を得るために、デイトレーダーは小さな利益で決済し、1日に何度も取引をします。「早く目に見える成果がほしい」、「スピーディに利益を確定したい」人に向いている取引手法です。
きわめて短いスパンで取引を完結させる手法はスキャルピングと呼び、ときには数秒単位で決済してしまうこともあります。このように短い時間で目に見える結果を出せるのが、デイトレードの魅力です。
・業績発表や経済統計発表の影響を受けにくい
企業業績の発表や政府・日銀の経済関連発表は、株価に大きな影響を与えます。しかし、デイトレーダーはこのような経済発表に左右されずに、取引をすることができます。なぜなら、重要な経済発表は証券取引所が開いていない時間(午前8時台または午後3時以降)に行われるのが一般的だからです。
いわゆるファンダメンタル分析(企業価値や業績・政治・景気など)が苦手でも、株価の値動きだけを見て取引できるのがデイトレードの強みです。
・運用方針や状況によっては少額でも始められる
デイトレードは小さな利益を積み重ねることで一定の利益を上げる手法のため、少額投資でも実行可能です。ただし、そもそもの資金が少なくては1回の損失で自己資金の大半を失うリスクもあるため、徐々に自己資金を増やしていくようにすることも大切です。
<デメリット>
・手数料コストも考えなくてはいけない
デイトレードは取引回数が多いため、手数料コストが大きくなる可能性があります。手数料コストを抑える工夫をしなければなりません。
一般的に定額プランのほうがデイトレーダー向きと言えます。たとえば楽天証券の「いちにち定額コース」は、1日50万円以下の取引量であれば手数料無料。小額投資のデイトレーダーには最適のプランとなる可能性があります。
自分の取引の仕方で最も手数料コストが小さくなるプランを探すことは、たいへん重要です。
・兼業では難しいスタイル
デイトレードは、平日の日中にパソコンの前で売買するタイミングを見計らって取引するスタイルのため、昼間は会社で働いている人には難しい可能性もあります。
会社員として働きながらデイトレーダーとして投資もしたい場合は、平日休みのシフト調整ができる会社を選択するか、休憩時間にスマホアプリでも売買注文を仕掛けてみましょう。
また、取引ツールを用いれば自動注文でデイトレードすることもできます。取引ツールの中には買いと売りを事前に一括注文できるタイプもあるので、そのようなツールを使えば仕事をしながらでも取引ができます。
デイトレーダーになるにはどのくらいの資金が必要?
デイトレーダーになるために必要な資金は、目標利益によっても変わりますが、50万円程度と考えておけばよいでしょう。
たとえば1株1,000円の株を400株買うとすると、代金は40万円。楽天証券の「いちにち定額コース」なら手数料はかかりません。この株が1%値上がりした1,010円のときに売却すれば、4,000円の利益を得られます。
1日に複数回取引をすることもできるので、自己資金の50万円の現物取引で1日数万円の利益を実現することもできるでしょう。ただし、損失リスクもあるので、どの程度損失を許容できるかを決めておくことも大切です。
デイトレードの投資手法
デイトレードの投資手法はさまざまですが、ここでは朝の1~2時間に集中して取引する方法を紹介します。
株式市場が開いている時間は、9時~11時30分と12時30分~15時。しかし、株価が大きく動く時間帯は、一般的に9時~10時頃です。大きな値幅が狙える、この朝の時間帯に集中して取引をするのが効率的なデイトレードになります。
朝のうちに損益の大部分を確定してしまえば、残りの時間は情報収集や研究、ストラテジーの構築や試行にあてることができます。デイトレードといっても、一日中トレードを続けなければいけないというわけではありません。
デイトレードと税金
株式投資のデイトレードで得た利益には、税金がかかります。税金を国に納めるためには、所得などをまとめた確定申告書類を税務署に提出しなければなりません。そのためには、日々の取引を記録するための帳簿付けも必要です。
しかし、デイトレードは取引回数が増えるため、帳簿の記入漏れやミスの可能性も高まります。日々の帳簿付けだけでも大変な作業です。
そのような煩雑な管理を避けるためにも、デイトレーダーは証券口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」を選びましょう。「特定口座(源泉徴収あり)」なら、損益の計算から確定申告まで証券会社が代行してくれます。また、税金も利益から源泉徴収されるので手間がかかりません。源泉徴収の税率は、所得税と住民税、それに復興特別所得税を合わせて20.315%になります。
これから証券口座を開設するのであれば、楽天証券がおすすめです。楽天証券の「いちにち定額」コースは、1日の取引額が50万円以下であれば手数料無料となります。条件付き注文もできるので、デイトレーダーにおすすめできる証券会社です。
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