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ニュースでよく聞く『日経平均株価』。初心者が知っておきたい理由と運用方法

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年4月26日 10時0分

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ニュースでよく聞く『日経平均株価』。初心者が知っておきたい理由と運用方法

新聞やニュースで毎日報道される「日経平均株価」。この数値から何がわかるかご存じでしょうか。ここでは、日経平均株価の意味と計算方法、日経平均株価を活用する方法などについて説明します。

日経平均株価とは?

日経平均株価とは?

日経平均株価の概要について解説します。

 

・日本を代表する大企業の株価の動きを示したもの

日経平均株価は株価指数と呼ばれるものの1つです。株価指数とは、株価の時間的変動を示した数値のことで、日経平均株価は、東京証券取引所上場企業から選ばれた225銘柄の全体の株価水準を計算したものです。

 

東京証券取引所(株式会社東京証券取引所)は、日本証券取引所グループに属する証券取引所。その規模は国内最大で、プライム市場・スタンダード市場・グロース市場の3つの市場区分に分かれています。以前は第一部・第二部・マザーズ・JASDAQの分け方でしたが、2022年4月に市場が再編され3区分に変更になりました。

 

算出された日経平均株価は、日本経済新聞社から5秒間隔で公表されます。

 

・日経平均株価の計算方法

日経平均株価の計算方法は、元々「調整した225銘柄の株価÷225」でしたが、その後は銘柄の入れ替えや株式分割のたびに、変動前後の連続性を保つ目的で修正を施してきました。現在、日経平均株価は以下の計算式で算出されています。

 

●調整した225銘柄の株価合計÷修正除数=日経平均株価

 

・額面、みなし額面

日経平均株価を計算するにあたり、まず225銘柄の株価をそれぞれ調整します。具体的には、株の額面が50円だとした場合の株価を計算し、それを日経平均株価計算のための「株価」とするのです。

 

以前は、株式に額面という株式発行当時の値段を記載するのが一般的でした。額面は50円のケースが多く、50円以外のものもありました。そこで日経平均株価を計算するときには、たとえば額面100円の株式には50/100を乗じ、額面が50円だと仮定した場合の株価を計算し、それを日経平均株価計算のための株価としていたのです。これが額面による調整です。

 

しかし、額面という制度は2001年10月の法改正で撤廃されたため、新しく発行された株式に額面は存在しません。そこで今度は、どの株にも額面があるものと仮定することにしました。各銘柄に10円、50円というような「みなし額面」を設定し、それを元に日経平均株価を算出しています。

 

また、株式分割がなされたときには、みなし額面を調整します。例として1株100円で、合計1,000株になる「10万円」の株式分割を考えましょう。株式の分割で株数を2倍に増やした場合、1株50円、2,000株になり、株が値下がりしたのではないのに、株価が下がったように見え、そのまま計算しては日経平均株価の整合性が崩れてしまいます。

 

このようなときは、みなし額面が今までの額の半分になったものとみなすことで、日経平均株価の指数としての連続性を保ちます。

 

・修正除数とは株式分割などによる影響を考慮した数値

前段で触れた日経平均株価の計算式にある「修正除数」は、株価の合計を割る数値です。日経平均を構成する銘柄に変更があった場合には、この除数を修正し、それまでの値との連続性を持たせます。また、ある企業が株式の分割を実施した場合、みなし額面を調整する代わりに除数を修正することがあります。

 

ちなみに2022年4月26日現在の除数は、28.455です。

ニュースでよく聞く「日経平均は〇〇円でした」の意味

ニュースでよく聞く「日経平均は〇〇円でした」の意味

続いては、ニュースでよく聞く「日経平均は○○円でした」の意味についても解説します。

 

・本日時点の日経平均株価を伝えている

テレビのニュースなどでよく聞く「日経平均は○○円でした」とは、その日の日経平均株価の終値を伝えています。終値とはその日最後の取引の値段です。日経平均に関するニュースでは、たいていの場合前日の終値と比較した値上がり幅、または値下がり幅も報じています。

 

「日経平均は○○円でした」というニュースに、値動き以上の情報が含まれているようには見えないかもしれません。しかし、日経平均株価をほかのニュースとセットで見ると、日経平均株価の動きには、政治や国際問題に対する投資家のスタンスや世論が浮き彫りになっていることがわかります。

 

より詳細な日経平均株価を知りたいときは、証券会社のチャートや経済ニュースを別途確認するのがおすすめです。経済ニュースでは、日経平均株価の変動だけでなく、個別銘柄の値動きやサプライズ(新製品発表など)関連情報なども知ることができます。

初心者が知っておきたい理由と運用方法

初心者が知っておきたい理由と運用方法

日経平均株価は、株式投資初心者が最初に知っておきたい株価指数です。その理由を解説します。

 

・日経平均株価で日本株の大まかな動向を把握できる

日経平均株価は、株取引の参考になる指標の中でも代表的なものです。日本の産業を支える大手企業の株価からなる日経平均株価は、日本経済と株式市場の動向を把握する上で参考になります。

 

経済ニュースでは日経平均株価が上がった理由と下がった理由を説明しています。株式投資をするときは、日経平均株価に注目してみると株式相場が理解しやすくなるでしょう。

 

ただし、株価水準の高い(1株あたり約5,000円以上)銘柄が大きく動くと、全体の動きとは別の方向に日経平均株価が上下することもあるので注意が必要です。

 

・銘柄探しの際に参考となる

株式投資初心者の多くは、どの銘柄を買うかで迷います。そのようなときは、日経平均株価の構成銘柄を買ってみるのがよいでしょう。日経平均構成株は流動性が高いので、いつでも売買できるという安心感があります。購入した銘柄の株価と日経平均株価の両方を意識して見ることができるのもメリットです。

 

また、日経平均株価と連動する投資信託もあるので、最初はそのような銘柄を購入するのがよいかもしれません。

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