20代、社会人1年目で貯金180万円!?miiさんが語る「頑張らない」一人暮らしの家計簿、節約術とは
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年9月16日 10時0分
20代、社会人1年目で貯金180万円!?miiさんが語る「頑張らない」一人暮らしの家計簿、節約術とは
さまざまな節約術を駆使し、一人暮らしを始めて1年目で貯金が180万円を超えたインスタグラマーmiiさん。そのやり方をブログやSNSで公開し、Instagramはフォロワー28万人を超えます(2021年9月時点)。どうやって家計をやりくりしているのか、miiさんが心がけていることについてお話を伺いました。
自分に合った、働きながらでもつけられる家計簿を生み出した
マネ活編集部:miiさんが家計簿をつけ始めたきっかけは何だったんですか?
mii:一人暮らしを始めるようになってからです。ちゃんとお金の管理をしないといけないなと思ったのがきっかけでした。
マネ活編集部:家計簿を始めたとき、まず初めに何をしたのでしょうか?
mii:Instagramで発信をされている方の家計簿を見るところから始めました。以前、こちらで紹介されていた、づんさんの家計簿も参考にしたものの一つです。
https://money.rakuten.co.jp/woman/article/interview/topic/zun
ただ、半年ぐらいで続かなくなってしまいました。どうすれば無理なく続けられるのか考えた時、思いついたのがInstagramでの発信でした。自分一人でやるのではなく、いろんな人に見られながらやるほうが、続けなきゃと思えるかなと思ったのです。
マネ活編集部:目標金額などはあったのでしょうか?
mii:特にありませんでした。無理のない範囲で貯められるだけ貯めようというのが、私の「節約貯金生活」のポリシーです。
マネ活編集部:miiさんは現在、オリジナルで手書き家計簿を付けています。今の形になるまでにはどのような経緯があったのでしょうか?
mii:いろんな人の家計簿を見ながら修正を加えて少しずつ、自分が使いやすいものに変えていきました。
例えば使ったお金を分類する項目について。食費や日用品といった名前が並ぶのですが、このカテゴリーが個々人によって変わってくると思っています。Instagramは主婦の方の家計簿の情報が非常に多かったのですが、それだと一人暮らしには合わない部分もあります。例えば最初は「交際費」や「プレゼント代」を設けていましたが、当てはまる出費がほとんどなかったので、代わりに「娯楽費」と「特別費」を作りました。
マネ活編集部:SEとして会社員をされているとのことですが、デジタルに馴染みが深いなか、それでも手書きにこだわるのはなぜなのでしょうか?
mii:手で書くことによって一つひとつのお金の使い方をちゃんと確認でき、反省できるからです。アプリなどを使ってレシートから情報を自動で取り込むこともできますが、それだとなかなか振り返れず、どうしても金額を入れるだけになってしまいます。
また、手書きであることでノートのページがどんどん増えていき、それが達成感に繋がるのも良い点だと思います。家計簿は続けることが命です。達成感があると続けやすくなるのではと思います。
毎月の収支をインスタグラムでシェアしている
続けるなら頑張らない家計簿、頑張らない節約
マネ活編集部:さまざまな節約術を駆使して、短期間で貯金を作ったとのことですが、これまでもお金を貯めることは得意だったのでしょうか?
mii:全然そんなことはありません。大学生の頃はしっかりアルバイトしていて、月に10万円以上稼いでも、通帳の残高は900円くらいしかないこともありました。実家で暮らしていて家賃や光熱費など出す必要がなかったのに、です。
何にどれほどお金を使ったのかを全く把握しておらず、気が付くとお財布からお金がなくなっているので、慌ててお金をおろすというのを月に何度も繰り返していました。
それが家計簿をつけることで、自分の支出を把握できるようになり、無駄な買い物が控えられるようになったんです。
マネ活編集部:家計簿は、とにかく続けるのが難しいんですよね…。工夫などされているのでしょうか?
mii:とにかく「頑張らない家計簿」にすることです。
先ほどもお伝えしましたが、家計簿をつける一番のメリットは支出を把握することです。定期的に書くのが面倒くさいと思う人は、とりあえず一週間でも1ヶ月でもレシートを貯めておいて、ノートに貼ることから始めるといいと思います。書き写すようになっても、細かい端数まで正確に残す必要はありません。ざっくりでもいいのでまずは支出を把握できる状況を作ることが大事です。
私の場合は、レシートを貯めておいて、週に一回どこか手が空いた時につけるようにしています。週の終わりとして日曜日に書くことが多いですが、面倒くさい時は翌週の月曜や火曜に書くこともあります。書く日を決め過ぎず、それぐらい緩い気持ちで、書ける時に書くようにすれば良いと思います。
続けるための工夫で言うと、 SNS で発信していることも私の場合はモチベーションになっています。発信しなくても、親や家族に見せるなどすると「やらなきゃ」と思えるので、続けやすくなるのではと思います。
また、書いていて自分が楽しくなる方が良いなと思うので、 黒のボールペンだけでなくカラフルなペンを使ったりシールを貼ってみたりと見ていて楽しくなるようにしています。
マネ活編集部:「頑張らない家計簿」というのは良いですね。家計簿に限らず節約全体も「頑張らない」というのはテーマだったりするのでしょうか?
mii:そうですね。
例えば、節約はしていますが食費はケチらないと決めています。数字単位でこだわって隣のスーパーに買い物に行ったりすることはありません。食は健康につながるもので、無理して節約するとストレスを感じてしまうと思うからです。
miiさんの家計簿。「NMD」はNo Money Day。お金を使わなかった日を記して、楽しく節約を心がけている
20代女子の節約術。スマホ、美容、洋服と見直す余地はたくさんある
マネ活編集部:miiさんは家計簿以外にも、節約、貯金を行うためのさまざまなhow-toを発信されています。とくに効果が大きいのは、何ですか?
mii:ダントツでスマホ代の見直しはおすすめです。今は携帯会社がたくさんあり、各社で提供されているプランも全然違います。そのなかから自分に合ったものを選ぶことで今の通信料金を大きく削減できる可能性があります。
私が使っているのは、 SNS や音楽アプリのデータ通信量が使い放題というプランです。電話がかけ放題ではなかったり、通信速度が少し遅かったりしますが、普段生活する上では全く気になりません。使う機能だけしっかり利用できるプランにすることで、スマホ代は月額2,000円以内に収まっています。ノーマルなプランを契約すると6,000円~8,000円は毎月かかりますのでその差は大きいと思います。
また、美容に使うお金も節約の余地があると思っています。私の場合は、家計簿をつけ始めてから、頻繁に行っていたヘアカラーがもったいないと思うようになり、黒髪に戻しました。きれいな色を維持するためには美容院に頻繁に通う必要があり、年間で6万円ほどお金がかかっていることに気がついたからです。黒髪の方が痛む事も少ないのでカラーはやめることにしました。
いわゆるデパートコスメも家計簿をつけ始める前はよく買っていたのですが、使い切れない化粧品が溜まっていくのをもったいないなと感じるようになったんです。使い切ってから新しいものを買おうと考え、これまで溜まっていた化粧品を使うようになると、新しいものをあまり買わなくなりましたね。
マネ活編集部:なるほど。自分の支出を把握するようになったことで、これまでの生活を見直せるようになったんですね。
mii:そうですね。
他にも、欲しいと思っても衝動的にすぐ買わなくなりました。これまでは買ってからもっと安いものがあったり、他のデザインが良かったとか気づくことが多かったのですが、今はそんなことはありません。欲しいと思ったものでもメモ帳に書いて、他に安いものはないか、これは本当に私が欲しいものなのかと、調べたり考えたりするようになりました。その習慣が節約につながっているのだと思います。
欲しいものをどんどん買っていると、それも家計簿に書かなければいけなくなります。そうすると改めて見直した時に「自分はこんなものにお金を使ってしまったんだ」と少し嫌になるんですよね。その積み重ねで慎重に買いたいものを見定めるようになりました。
また、自分の身の丈に合ったブランド品を身につけるようにもなりましたね。何十万円もするバッグや服を買っても、汚れるのが嫌で結局使いません。それなら高くても数万円のものを身につけ、大事に使った方が良いと思うようになりました。
マネ活編集部:いざ買うとなった時は、何か気をつけていることはありますか?
mii:ポイントが貯まるかどうかは気にしています。特に「楽天ポイント」は貯めやすいので、キャンペーン期間などはチェックするようにしていますね。クレジットカードもポイントが貯まるように楽天のものを使っています。
広告を見るだけでポイントが貯まる「楽天ポイントクラブアプリ」も時間がある時に使うようにしています。貯まったポイントでインテリア雑貨など、暮らしていく上で必須ではないけれど、欲しいと思ったものにお金を使っています。買い物によるストレス発散をポイントを使って行っている感覚ですね。
miiさんのインスタグラムでは、節約術の他、家計簿や貯金の考え方などを発信している
結婚前だからこそ話し合う。カップルで考えるライフプラン
マネ活編集部:ブログを拝見すると、お付き合いしている彼とライフプランを考えているというお話がありました。結婚前にライフプランを話し合うというのは、なかなか少ないかと思うのですが、話し合ったきっかけは何でしたか?
mii:私の場合は、結婚や子どもをどうするかといことを付き合う前から聞いていました。付き合ってからも将来はどう考えているかという話を、普段からしています。こういうことって、自分だけでなんとかする話ではく、お互いの意見のすり合わせなんだと思います。
マネ活編集部:彼氏さんもしっかりした方なんですね。
mii:彼は最初はお金に無頓着で借金もありましたが、今では私と同じように家計について考えてやりくりをしているみたいです。私からお願いをしたわけではありませんが、いろんなところで情報を仕入れ、自分でお金の管理をするようになりました。
マネ活編集部:miiさんの日々の行動を見ていた影響もあったのかもしれませんね。将来のライフプランについては具体的にどういう話をしますか?
mii:何歳ぐらいで結婚したいのか、どこに住みたいのか、いつ頃子どもが欲しいのかなど割と細かく話しているほうだと思います。
マネ活編集部:それはすごいですね。結婚前だと、カップルでライフプランについて話し合いたいけれど遠慮をしてしまう人も多いかと思います。そういう方へのアドバイスはありますか?
mii:自分の人生ですので、どんなふうに生きたいのかをパートナーに伝えるのはすごく大事なことだと思います。その結果、生き方や方針が合わないねとなったら、合わないまま一緒にいるのか、どうするのかを考えていくという感じでしょうか。
miiさんのインスタグラムより。ライフプランの表を作って具体的な話をしている
マネ活編集部:ライフプランを考えていくと、ではお金はどうするかという話にもなっていくと思います。保険や金融商品については何か取り入れていますか。
mii: 貯金がまだ少ないとか、何かあったときに自分の貯金じゃ対処できないと思うなら保険を選ぶと思います。私は家計簿をつけてある程度貯金ができたので、今は株の売買を行っています。わずかではあっても、株を持っていれば配当金が出ることもありますし、株主優待も受けられます。ただ貯金するだけよりも生活が楽になるのではと思っています。
マネ活編集部: リアリティのあるお話をありがとうございました。最後に、節約、貯金生活を始めてどのような変化があったのか教えてください。
mii:お金に余裕ができたことで、気持ちにも余裕ができるようになったのが大きいと思っています。お金がすべてではありませんが、お金があると選択肢が広がりますよね。
また、自分の支出を把握しながら生活する習慣を身につけたことで、小さなことに幸せを感じられるようにもなったと思います。ただ何となく買っているときよりも、一つひとつのもののありがたみがわかるようになったのです。
これからも無理のない範囲で今の生活を続け、頑張らずに余裕のある暮らしを続けていきたいと思います。
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