家計簿の項目の決め方を解説。初心者が意識するべきポイントとは?
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2020年12月8日 10時0分
家計簿の項目の決め方を解説。初心者が意識するべきポイントとは?
家計簿を付けるときに、「項目分け」に迷った経験はありませんか?ストレスなく家計簿を続けていくためには、自分のライフスタイルや家計簿を付ける目的に合わせて項目を設定することが大切です。今回は初心者の方や、家計簿を付け続けられなかった経験がある方でも取り組みやすい項目の決め方をご紹介します。
項目を決めるときに意識したいこと
家計簿を付け始めるうえで大切なのは、項目の分け方です。ここを自分に合った形でうまく設定できるかどうかが、家計簿の続けやすさに大きく影響します。
最初に意識するとよいのは、
・項目を細かく分けすぎないこと
・できるだけ迷いを発生させない項目にすること
この2点です。たとえば家計簿を付ける作業のたびに「この支出はどの項目に入れればいいんだろう?」という迷いが発生してしまうと、それがストレスとなって段々家計簿を付けるのが嫌になってしまいます。
ただし最初から自分にピッタリ合った項目分けができるわけではないので、少ない項目から付け始め、コツがつかめたら徐々に必要な項目を増やしカスタマイズしていくのがよいでしょう。
初めて家計簿を付ける人におすすめの項目
たとえば家計簿初心者であれば、以下のような項目から付け始めてみるのはいかがでしょうか。これ以外の支出は一旦すべて「その他」に分類して記録します。
・食費:自炊のための食材や外食など「食」に関すること
・日用品:ティッシュ、シャンプーなど日常の消耗品
・水道光熱費:電気、水道、ガス料金
・通信費:インターネット料金、スマートフォン料金
・医療費:通院費や医薬品の購入
・被服、美容費:洋服、アクセサリー、化粧品、美容院代
これらの支出はだいたいどのような生活スタイルをとっていても発生するもので、家計簿に付けるときにもさほど迷うことがないものです。
はじめはこのように迷いにくい項目を設定し、大まかなお金の流れをつかみましょう。家計簿付けに慣れて、ある程度お金の流れが把握できるようになったら、次のステップとして「その他」の中身を精査していけばよいのです。
次のステップは「その他」に分類した中で、別項目としてグループ分けできそうなものが出てきたら、そこを抜き出して新たな項目とします。また、たとえば食費は食費でも外食にいくら使ったのか知りたい、と思ったら「食費」の項目から分離させて「外食費」という項目を作ってもよいでしょう。
このようにまずは大まかでシンプルな分類を使って家計簿に慣れることから始め、その中でより詳しく見直したい部分が出てきたら別項目としてグループ分けしていく、という方法で項目を設定していくと、自分に合った家計簿を作りやすいのでおすすめです。
その他の項目の例
家計簿にどのような項目が必要かは、その人の生活スタイルや、家計簿で何を見直したいかによって変わってきます。
基本的には、「ここをもう少し詳しく知りたい」と思う項目を抜き出していくのがポイントです。よく利用される項目としては以下のようなものがありますので、自分に必要だと思ったら追加してみましょう。
・外食費
外食にかかるお金は比較的節約がしやすい支出と思われます。普段どのくらい外食にお金を使っているのか知りたい場合は、食費とは別に外食の項目を作っておきましょう。
ただし、どこまでを外食費とするかの線引きはきちんと決めておきましょう。たとえば友人とのご飯会や職場の飲み会など、家族以外の人と食事をした場合は「交際費」として分ける方法があります。仕事の合間のランチ代が気になるという方なら、「ランチ代」という項目を作ってもよいでしょう。
・交通費
交通費の項目は、電車やバスの定期代や車のガソリン代など、「目的が特定できない交通費」の分類に使うのがおすすめです。病院に行くための交通費や旅行に行くための交通費など、目的と金額がハッキリ分けられる場合はそれぞれ「医療費」や「娯楽費」に入れましょう。
車を持っている方であれば、「車両費」「クルマ費」などの項目を作って車に関する支出をすべてまとめてしまってもよいです。
・娯楽費
お出かけしたときの支出や、食費や日用品には該当しない雑貨、マンガやゲームなど自分の楽しみのために買ったものなどが該当します。お出かけ中の外食や、お出かけのために使った交通費などはこちらの「娯楽費」にまとめてしまいましょう。
・趣味、習い事
特定の趣味がある場合や、継続して習い事をしている場合に使いましょう。資格の勉強にかかる教材費なども、項目を作っておけば振り返りがしやすいので便利です。
・教育費、子供用品費
お子様がいる家庭は、教材や文房具の購入、学校や塾への支払いなど様々な支出が発生します。これらはまとめて「子供のために使った費用」という形で分けておくと管理がしやすくなります。子供の習い事もこちらに分類しましょう。
・家賃、住居費
賃貸の家賃や更新料、住宅ローンの返済など、「家」に関わる支出に使用します。
・保険料
生命保険や医療保険、自動車保険などの支出に使用します。
上手に家計簿を付けるためのポイント
家計簿を付けるうえで大事なことは、完璧に付けようとしないことです。銀行や会社の会計とは違いますので、多少のズレや間違いがあっても大体の状況が把握できれば大丈夫です。
家計簿は現状を見直して家計を改善するために付けるものであり、「完璧に正しく付けること」が目的ではありません。最初から完璧な家計簿を目指そうとせず、自分にできる範囲のシンプルな付け方で、まずは継続に慣れることから始めましょう。
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