火災保険とは。持ち家と賃貸で備えるべき補償内容の違い、地震保険についても解説!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年1月20日 10時0分
火災保険とは。持ち家と賃貸で備えるべき補償内容の違い、地震保険についても解説!
火災保険とは、火災が起きた時被害を受けた建物とその建物の中にある家財や什器などに対して補償を行う保険です。加入は義務ではありませんが不動産会社で勧められることも。地震保険についてもあわせて解説します。
賃貸を借りるとき、不動産会社で勧められるまま賃貸借契約と同時に火災保険の契約書にサインしていませんか?また、夢のマイホームの保険をどうしようか悩んでいる間に、いつの間にか日にちが過ぎてしまっているなんてことはありませんか?ここでは火災保険に関して持ち家と賃貸で備えるべき補償内容の違い、追加できる特約の内容や火災保険と同時に加入する地震保険について説明していきます。
火災保険には加入した方が良い?台風・盗難・地震などの補償についても解説!
保険には、加入が義務付けられているものと義務ではないものがあります。火災保険への加入は義務ではないので、加入すべきかどうかを悩む人もいるでしょう。火災保険の補償内容や、火災保険に加入するべき人、火災以外の住宅被害に備える方法などを説明します。
■火災保険に加入すべき?
火災保険は万が一の火事に備えて加入するものですが、加入するか、しないかは考え方次第と言えるでしょう。
火災保険に必ず加入しなければならないのは、住宅ローンを組んで家を購入する時に「火災保険への加入」がローンを組む条件となっている場合です。また、賃貸で住宅を借りる時には「借家人賠償責任保険」への加入を求められることも。これは借主の過失による火災などで住宅を損壊し、大家への損害賠償が生じた時のための保険です。このような場合は火災保険に加入しないといけません。
加入が必須でない場合も、自分の家を所有している人は火災保険にはなるべく加入した方が良いでしょう。火災の被害は甚大です。家の修復は勿論、被害の程度によって仮住まいや新たに住む家を探さなければなりません。万が一火災が起こってしまった時に貯蓄のみではそれら費用をまかなえない可能性を考え、保険に加入しておいた方が安心できます。
賃貸で家を借りている場合、家具や家電など、家の中の物に対する「家財保険」は必要に応じ加入しておくと良いでしょう。
■火災保険で受けられる補償とは?
火災保険では、家自体である「建物」と家の中にある「家財」に分けて保険をかけます。
・建物
万が一火災が起きた時には、建物の被害に応じて保険金が支払われます。加入時に補償の上限を決めて保険料が決定しますが、家の価額以上の保険をかけることは基本的にはできません。
・家財
家財保険では家具や家電といった、自宅の中に置いてある家財の被害に対し保険金が支払われます。保険金の計算方法は新価(被害を受けた品を新たに用意した場合の費用)を限度として保険が支払われる仕組みです。保険金の上限は住宅同様、加入時に設定します。
注意しておきたいのが、家の中にあるものでも現金やプリペイドカードなどは補償の対象外で、あくまで家財道具に対する保険であるということです。また高額な芸術品、骨とう品などは事前に申告が必要なことや、あらかじめ対象外とされている場合もあります。
■台風や盗難などの被害に備えるには?
火災保険では台風による被害や盗難、建物の水漏れなど火災以外の災害に対する補償にも備えられます。これらの補償を最初から組み込んだセットプランもありますし、オプションとして契約に追加することも可能です。加入時には保険のパンフレットや重要事項説明書、約款などで確認してみましょう。火災保険で備えられる災害は、主に次のようなものがあります。
・火災
・落雷
・破裂
・爆発
・風災
・雹(ひょう)災
・雪災
・水災
・水漏れ
・盗難
・衝突 など
どこまでを補償にするかによって、保険料も変わってきます。地域や住宅の条件も踏まえ、必要な補償を検討しましょう。
■地震の被害に備えるには?
地震の被害に備える地震保険。日本は地震が多く、過去にも各地で大きな被害がありました。地震は火災や津波といった様々な災害を引き起こし、建物や家財に対し甚大な被害を与えます。
地震保険は地震による建物の倒壊だけでなく、地震が引き起こす火災、建物内の家財の損傷にも備えられます。火災保険に加入していたとしても地震に起因する火事が起こった場合は火災保険では対象外となり、地震保険でなければ補償は受けられません。また、地震保険は少額短期保険の種類を除いて火災保険とセットで加入するものになっています。
楽天保険の総合窓口では、様々な保険会社の火災保険や家財保険を取り扱っています。ネットからそれぞれの比較ができ、保険料の支払いで楽天ポイントが貯められます。自分に合った保険を探し、万が一に備えましょう。
火災保険ってそもそも必要?保険会社5社の特徴と相場を比較
建物や家財を守ってくれる火災保険。多くの賃貸住宅では加入が義務づけられているほか、マイホームを購入した時にもあわせて加入しておくと安心でしょう。なんとなく火災保険に入っているけれど、家計の出費を見直していてふと「火災保険の保険料を抑えたい」と思う人もいるのではないでしょうか。保険会社5社の火災保険の特徴を比較します。
■そもそも火災保険は必要か?
賃貸住宅では入居者には原状回復義務があり、借りた部屋は元の状態で大家さんに返さなければなりません。被害を受けた住宅を退去する時に義務が果たせず困ることのないよう、火災保険の加入が求められることがあります。
持ち家では火災保険の加入義務はありませんが、こちらも災害に備えて保険には加入しておいた方が良いでしょう。最低限の補償内容で保険の契約をすれば、保険料は抑えることができますし万が一の補償もゼロではないため安心できます。
■保険会社5社の火災保険を比較!
それでは、持ち家向けの火災保険で人気の5社の保険の特徴を比較します。
・セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
基本補償はワイド、ベーシック、スリムの3種類のプランから選択可能。ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、長期年払割引が用意されています。
・東京海上日動火災保険「トータルアシスト住まいの保険」
基本の補償に加え、事故防止アシスト、メディカルアシスト、介護アシストといったサービスを無料で提供。防災・防犯に関する情報の提供や、健康・介護に関する相談を利用できます。
・AIG損保「ホームプロテクト総合保険」
Webから2年以上の契約を申込むとWeb申し込み割引の対象に。契約者にはホームサポートや健康医療に関する電話相談もあります。
・損保ジャパン「THE すまいの保険」
基本プランはベーシック(Ⅰ型)、ベーシック(Ⅱ型)、スリムの3種類です。建物と家財をセットで10年契約することで割引が受けられます。
・楽天損保「ホームアシスト」
保険料の1%の楽天ポイントがもらえるという、ポイント還元があるのが大きな特徴です。さらにネットからの申込みで保険料が10%オフに。楽天保険の総合窓口あんしんダイヤルも利用可能です。
どの保険も基本補償と特約を自分で組み合わせて希望に合ったプランが作れます。火災、破裂、爆発、落雷、風災、ひょう災、雪災、水ぬれ、盗難、破損・汚損等を補償対象とした建物に対する火災保険料(10年間、長期一括払い)の見積の相場は、戸建て(神奈川県、H構造、90平米、建物保険金額1,500万円)で12万~19万。マンション(東京都、M構造、70平米、建物保険金額1,000万円)の場合3万~4万円程度です。
■積立型の火災保険もある?
火災保険には生命保険と同じく積立型で満期時に満期返戻金や配当金が支払われるものもありますが、掛け捨て型よりも保険料は高くなります。そして、もしも火災が起きた場合、損害状況によっては満期返戻金がもらえないこともあるので注意が必要です。
■万が一に備えておこう!
火災や風災、水災を100%防ぐことはできません。もしもの時の転ばぬ先の杖として、火災保険には入っておいた方が安心です。各保険会社を比較し、自分に合った補償内容の火災保険を探してみましょう。
楽天損保では火災保険だけでなく、自動車保険の「ドライブアシスト」や自転車保険の「サイクルアシスト」、レジャーなどで必要な時に短期で加入できる1日保険シリーズなどを幅広く扱っています。いずれも保険料の支払いで楽天ポイントを貯めることが可能。保険を検討している人はチェックしてみてください。
新築購入時の火災保険、保険料や選ぶポイントを徹底解説!
夢のマイホーム、新築住宅。新築住宅を購入する際、考えなければならないのが火災保険のことです。いざ自分で保険に加入しようとしても種類が多く、迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。そこで新築住宅を購入する際の火災保険の補償の目安、保険の選び方をお伝えします。
■新築住宅に火災保険の加入は必要?
自分の持ち家である新築住宅を購入した場合は、火災保険への加入は任意です。しかし、住宅ローンを組むとなると火災保険への加入を必須とされることが多くなっています。火災保険はローンを組む金融機関が指定してくることもありますが、自分でも契約内容をしっかりと確認しておきましょう。
また、ローンを既に払い終えた、そもそものローンがない場合でも、万が一に備えて火災保険には加入するのが一般的です。火災保険ではセットプランやオプションで水害や盗難、風災、水漏れなども幅広く補償の対象とすることができます。自分の大切な家に対する保険なので、じっくりと必要な補償内容を考えると良いでしょう。
■火災保険料はどのように決まる?
火災保険の保険料は、保険の対象となる建物の面積や構造、補償金額、補償内容、保険期間などで決定します。
実際に保険を選ぼうとした時、建物の大きさや中に置いてある家財の金額によって必要な補償金額は変わってくるでしょう。また、築年数や建材、耐火構造か非耐火構造によっても火災になった時のリスクは異なります。補償内容に水災や盗難時の特約をつけた場合も、その分保険料は上がります。保険期間によって保険料の割引のある商品もあるので、選ぶ時に検討してみるのも良いでしょう。
■新築の火災保険料の目安は?
火災保険の加入を検討する時は、各保険会社のホームページのシミュレーションを試すとわかりやすいです。シミュレーションでは、立地や構造によってオススメの火災保険のプランについても教えてくれます。自分の家にはどのくらいの補償が適当で、家計の中で毎月の保険料に割ける金額と比べて検討してみましょう。
■火災保険を選ぶときのポイント
火災保険は短期の契約も可能ですが、長期で契約すると保険料が割引になるものもあります。契約する時は複数の会社の補償内容と保険料を比較し、慎重に選ぶようにしましょう。また、家の経年劣化も加味した上で実際にその家に何年くらい住むことになるのかも考えながら、オプションや特約などの補償を選ぶと良いでしょう。
■いつまでに申し込めば良い?
火災保険には生命保険のような免責期間は存在せず、早ければ申し込みから数日で保障がスタートします。ですが住宅の引き渡し日には確実に間に合うよう、余裕をもって申し込んでおくようにしましょう。
火災保険の契約には、建築確認申請書(第一面・第三面・第四面)、検査済証、確認済証、登記簿謄本(全部事項証明書)、工事完了引渡証明書、不動産売買契約書、賃貸住宅契約書などが必要です。契約する保険会社や建物の状況、契約内容によって必要書類は異なりますが、審査をきちんと受けられるよう書類一式を揃えわかりやすく保管しておきましょう。
■楽天損保のホームアシストの特徴
楽天損保の「ホームアシスト」は、持ち家を対象とした火災保険です。支払った保険料の1%の楽天ポイントが貰える、楽天ユーザーには嬉しい保険になっています。また、火災保険だけではなく水まわりやカギ、窓ガラス、エアコン、給湯器といった住まいのトラブルにも対応。マイホームの火災保険をお探しの方は是非見てみてください。
賃貸物件でも火災保険の乗り換えは可能?地震保険はつけるべき?
賃貸物件を借りるときは、火災保険の加入が入居条件になっていることが多いです。不動産会社に言われるまま「そういえば契約したかも…」という方も多いのではないでしょうか。これから賃貸で家を借りるという人も、既に火災保険に入っている人も、もう一度火災保険についておさらいしてみましょう。
■そもそも火災保険とは
火災保険は火災によって住居が損害を受けた時に補償を受けられる保険です。契約内容によって、火災のみならず風災や漏水、盗難なども補償されたり、オプションとして追加したりすることができます。
火災保険の補償対象は建物と中にある家財に分けられます。賃貸住宅の場合、建物への保険は大家さんがかけ、入居者は家財への保険をかけることが多いです。
■賃貸物件で火災保険が必須となっている理由
家財のみへの保険と聞くと「万が一、自分の家具や家電がダメになっても買い直せばいい」と思う人もいるでしょう。しかし、家財保険が補償するのは自分の持ち物だけではありません。家の壁が破損したり電気などの配線が被害を受けたりして賃貸物件を退去する際、入居者には原状回復義務があります。
原状回復義務とは、借りていた部屋を元通りの状態にして返さなくてはならないというもの。仮に火災の被害があった場合、その部屋を元通りにするためには多大な費用が必要です。火災保険には借家人賠償保険も含まれているため、もしもの時にも原状回復のための費用をいくらか補償してもらえます。
■賃貸物件での火災保険の乗り換え
賃貸を契約する際、不動産会社はあらかじめ用意している火災保険を勧めてくるでしょう。これは不動産会社が保険代理店になっているからです。自分で保険を選ぶのが面倒な場合、指定があった方が楽ということもあるかもしれません。
しかし、不動産会社が特定の保険への加入を入居者に強制することは禁止されています。不動産会社が求める必要な補償内容を確認した上で自分で火災保険を選んで加入し、保険証券のコピーを不動産会社に提出することも可能です。
また、既に火災保険に入っている場合の乗り換えも可能です。同じ補償内容でも保険会社によって保険料は違います。生命保険などと同様、火災保険も定期的に見直すことで節約ができるかもしれません。
■チェックしておきたい個人賠償責任
火災保険は、特約で個人賠償責任がつけられるものがあります。これは他人にケガをさせた時や、他人の物を壊してしまった時のための保険です。たとえば洗濯機のホースが外れ階下の家を水浸しにしてしまった場合などに使えます。保険会社によっては示談交渉サービスもあるため、選ぶ時の参考にすると良いでしょう。
■楽天損保のリビングアシスト
楽天損保の賃貸住宅向け火災保険「リビングアシスト」は、もしもの時の家財の補償、借家人賠償責任、修理費用を土台として、追加で個人賠償責任をつけることもできます。もちろん地震保険の上乗せも可能。その他の水まわりのトラブルや、カギに関するトラブルといった住まいのサポートサービスも無料でつけられます。
保険料の支払いに楽天ポイントも利用でき、支払った保険料の1%が楽天ポイントとして付与されます。見積りは楽天IDを入れなくてもできるので、気軽に条件を入力し保険料を試算してみてはいかがでしょうか。
マンションの地震保険は入ったほうが良い?火災保険との関係や必要性を解説
マンションに入居する際、気になるのは住居への保険です。なるべく入った方が良いと思ってはいても、必要以上に補償を付けると保険料が高くなってしまいます。特に、他の内容と比べると保険料が高く設定されている地震保険については入るべきか悩む人もいるでしょう。地震保険の特徴や補償内容について解説します。
■地震保険の特徴
地震保険とは地震や噴火、それにより発生した津波などによって建物や家財が被害を受けた際に補償する保険です。地震保険は国によって保険料や補償が定められており、どの保険会社で加入しても内容に変わりはありません。
■地震保険と火災保険
火災保険は火災によって建物や家財が被害を受けた時に補償する保険ですが、地震を原因として発生した火災は火災保険では補償の対象にはなりません。ほとんどの地震保険は単独で加入することはできず、火災保険とセットで加入します。
■地震保険の保険料と支払われる保険金
地震保険の契約対象は、火災保険と同じく建物と家財に分けられ、それぞれに対し保険を掛ける必要があります。地震保険の保険金額の上限は火災保険でかけている保険金額の30~50%と定められており、上限は建物が5,000万円、家財が1,000万円です。
■賃貸マンションと分譲マンションの違い
賃貸マンションと分譲マンションに地震保険をかける際の大きな違いは、建物への保険です。分譲マンションでは自分で建物にも保険をかける必要がありますが、賃貸マンションの場合は入居者が保険をかけるのは家財のみ。建物の補償は大家さんがかけることになっています。そのため、賃貸マンションの方が地震保険の保険料は安くなることを覚えておきましょう。
■地震保険料をお得にするには?
地震保険では、建物の免震や耐震といった構造によって割引制度が適用できることがあります。加入する際には自分の住む家の構造を把握したうえで申し込みましょう。また、損害保険会社の提供する地震保険は所得控除の対象にもなります。年末調整や確定申告では忘れずに申請し、保険料を少しでもお得にしましょう。
■地震保険は入ったほうが良い?
地震保険は加入が任意の保険です。加入すべきか悩む人も多いと思いますが、鉄筋コンクリート造のマンションであれば保険料はそこまで高くならないでしょう。また、損害保険料算出機構が出している地震保険統計速報では、2019年の全国での地震保険の加入率は66.7%でした。住んでいる地域に関わらず約7割の人が地震への危機感を持ち、保険に加入しているということです。地震に備えたいと思う場合は、地震保険への加入をおすすめします。
■楽天損保の火災保険・地震保険
地震保険の保険料や補償内容はどの保険会社も同じため、保険を選ぶ時には地震保険の付帯する火災保険の内容で選ぶと良いでしょう。
楽天損保の保険では、持ち家向け火災保険の「ホームアシスト」、賃貸向け火災保険の「リビングアシスト」満期戻火災保険の「スーパージャンプ」に地震保険がつけられます。保険料の楽天ポイントでの支払いもでき、支払った保険料の1%の楽天ポイントが貯まります。ポイント還元でお得に保険に加入できる、これらの保険を是非検討してみてください。
地震保険の相場はいくらか?火災保険とセットでしか入れない理由を詳しく解説!
歴史的に見ても、日本は古くから頻繁に地震の被害に見舞われてきました。今後起こりえる地震に備え、地震保険への加入を検討している人も多いでしょう。地震保険の相場や加入条件、仕組みを解説します。
■地震保険とは?
地震保険とは、地震や噴火、津波などを原因とした災害に備える保険です。地震の被害は広範囲かつ甚大になることから、保険の一部を政府が負担しています。どの保険会社で加入したとしても保険料や補償内容に違いがないのはそうした理由です。
■地震保険の相場はいくら?
東京都の鉄筋コンクリート造の建物の場合、保険金額1,000万円にかかる年間保険料はおおよそ2万7,500円(2021年1月14日時点)です。一か月約2,291円の保険料で地震に備えられます。1日約73円です。建物の構造や地域による地震へのリスクによって保険料は異なります。
■地震保険は火災保険とセットでしか入れないのはなぜか
損害保険会社の地震保険が火災保険とセットでしか加入できない理由は、政府による再保険がなければ維持の難しい商品であるからです。地震保険では、民間の保険会社が大規模な災害に対して補償をしきれなくなるリスクに備え、政府がバックアップしています。
また、地震保険の成り立ちですが、地震による被災者の生活の安定を目的として1966年に「地震保険に関する法律」が制定されました。この法律によって保険料を低く設定しなければならないこと、特定の損害保険契約に付帯してのみ引き受けることが定められています。これには他の保険契約との同時契約とすることで、地震保険そのもののコストを抑える側面もあります。
一方、少額短期保険会社の地震保険であれば、火災保険に加入せず単独での加入が可能です。これは少額短期保険会社の地震保険の再保険は政府ではなく、少額短期保険会社が独自に手配した再保険会社であるためです。しかし少額短期保険には制限があり、年末兆セでの所得控除の対象にはならず、保険金も上限1,000万円までと保険業法で決められています。
■地震保険に付帯される補償も確認しよう
損害保険会社の地震保険を選ぶ際には、セットとなる火災保険の内容で検討するようにしましょう。楽天損保では持ち家向けの火災保険である「ホームアシスト」、賃貸住宅向けの火災保険「リビングアシスト」とあわせて地震保険に加入することが可能です。基本となる火災、地震への補償にプラスして水回りやエアコン、給湯器のトラブルなどの相談にも無料で対応してもらえます。是非チェックしてみてください。
まとめ
保険は万が一の時のために入るもの。テレビCMなどで目にし、話題にもなりやすい医療保険は意識しやすいですが、火災保険や地震保険は勧められるまま何となく加入していることや、「後でゆっくり決めよう」と思いながら加入自体を見落としがちになっていることもあるかもしれません。ですが、有事の際に高額にのしかかってくる金銭負担を緩和してくれる点は、医療保険も火災保険も変わりません。この機会に火災保険や地震保険のことを意識し、必要な補償をお得な保険料で備えるきっかけになれば幸いです。
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