証券会社を選ぶ5つのポイント。初心者にオススメの取引方法、銘柄選びのコツ
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年2月26日 10時0分
証券会社を選ぶ5つのポイント。初心者にオススメの取引方法、銘柄選びのコツ
証券会社とは、株式や投資信託など金融商品の売買の取次ぎを行う企業です。個人投資家が株を購入する場合、必ず証券会社の仲介が必要です。投資家の購入希望を証券会社が証券取引所に伝えることをブローカー業務と言います。
この記事では、株取引デビューの第一歩を目指す「これから株をはじめたい。でも日中は仕事があり、取引のみに時間はかけられない」という会社員の方にもオススメの取引方法「スイングトレード」をご紹介するとともに、スイングトレードでの銘柄や証券会社の選び方、また初心者がはじめて証券口座を開設するのにオススメなネット証券の比較をします。
スイングトレードとは?
スイングトレードとは、数日から数週間の短期の保有で利益を稼ぐ株式投資の方法です。平日の日中に相場を見る時間の少ない会社員でも行いやすく、長期間資金を投資商品に拘束されないことがメリットです。スイングトレード以外に、その日買った株を手放し売買を完結させる短期のトレード方法をデイトレード、数カ月~数年の長期期間商品を保有する方法をポジショントレードと言います。
株初心者がスイングトレードで失敗しないための方法
スイングトレードをはじめるにあたり、心掛けておくと良いことを2点ご紹介します。
・100%儲かる銘柄はない
相場にまつわる格言で「銘柄に惚れるな」という言葉があります。チャート分析、シミュレーションを繰り返して魅力的な投資銘柄に見えたものでも、想定外の値動きになってしまうこともあるでしょう。損切りラインになったら潔く諦め、マイナスを最小限に抑えることも大切です。「絶対に儲かる銘柄はない」と自分に言い聞かせ、謙虚な気持ちを持つようにしましょう。
・無理して買わない
相場の動きに迷った時は、無理に買わずに取引を休むことも大事です。また、暫く続けるうちに自分のスイングトレードへの向き不向きもわかってくるでしょう。利益が出づらいと感じた場合、長期保有のポジショントレードへの移行やロボアドバイザーに切り替えることも一つの方法です。柔軟な対応で動いていきましょう。
スイングトレードに適した銘柄
スイングトレードでの銘柄選びのポイントを説明します。
・十分な流動性
株の売買は売り手と買い手がいてはじめて成立します。スイングトレードで流動性の低い銘柄を対象にしてしまうと、買いたいときに買えず、売りたいときに売れない可能性があります。値動きの予想が当たったとしても、些細なミスで結果的に買い時や売り時を逃してしまっては元も子もありません。銘柄を選ぶ際にはある程度人気のある、株の流動性にも注意して選ぶようにしましょう。
・トレンドの転換サイン
株価が下落から上昇に転換するサインを、ゴールデンクロスと言います。証券会社の提供するトレーディングツールを使ってこのサインが出ている銘柄を絞り込み、投資対象として選んでいくこともできます。
また、上昇から下落へ転換するサインはデッドクロスと呼ばれます。長期保有を前提にデッドクロスを買う場合もありますが、スイングトレードを前提とする場合こうした銘柄を買うことは避けたほうが良いでしょう。
ただし、これらはあくまでも分析であり絶対にサイン通りの値動きをするとは限りません。100%儲かる株投資はないということを覚えておきましょう。
・イベントやニュースに関連したテーマ株
イベントの開催やニュースを受けて、特定の銘柄の人気が高まり買いが集中することがあります。たとえばオリンピックの会場が日本になると予想し、オリンピック関連銘柄をチェックする。インフルエンザのシーズンの前にワクチンやマスクを取り扱う銘柄に目をつける、といったイメージです。
しかし、こうした株への関心は短期間で終わってしまうことも多く、売り時が難しいということもあります。リスク管理と見極めを怠らないようにし、取引に臨みましょう。
スイングトレードに適した証券会社
初心者がスイングトレードを始める場合、チャートの分析が必要不可欠です。
ネット証券の中には独自のトレーディングツールを所有している会社もあり、それぞれに特色があります。スイングトレード用に選ぶなら、分析チャートの種類や銘柄選択機能(スクリーニング機能)を重視すると良いです。
・マネックス証券「マネックストレーダー」
マネックス証券の「マネックストレーダー」では、選択した銘柄の1991年以降の長期的な株価の推移をすぐに確認することができます。X軸・Y軸の間隔が自在に設定できるので、自分の見やすい表示を調整できるのがユーザーにとって嬉しいところ。また、アナリストの評価で銘柄を絞り込んだ検索や、チャートの形から銘柄を見つけられる「チャートフォリオ」も便利です。ツールの使用料は無料となっています。
・SBI証券「HYPER SBI」
SBI証券の「HYPER SBI」は財務、コンセンサス、株価パフォーマンス、テクニカルなど、100以上の項目を組み合わせて銘柄を検索できるのが特長。検索結果画面のアナリストによる業績予想情報も見やすく設計されています。利用料は1カ月550円(税込)ですが、取引や口座の状況によって無料になることもあります。
・楽天証券「MARKETSPEED」「MARKETSPEED Ⅱ」
楽天証券の提供する「MARKETSPEED」は、投資情報の収集、発注・管理までを一つの画面で完結することが可能です。また、マルチチャート機能やヒートマップ機能など初心者でもわかりやすい表示となっており、楽天証券の口座があれば利用料は無料です。「MARKETSPEED Ⅱ」ではPTSを利用した時間外取引も可能で、朝8時から夜23時59分まで取引ができます。平日日中は働いているという会社員でも利用のしやすいツールになっています。
口座開設で押さえておくべきポイント
証券会社の口座開設にあたり、押さえておきたいポイントをご説明します。
1. 手数料の安さ
2. 投資を学べる学習環境
3. 取扱商品の充実レベル
4. 電話質問などのサポート環境
5. 使いやすいスマホアプリ
1は、ネット専業の証券会社であれば今では手数料はいずれも低水準で足並み揃っているような状態です。2も、投資の勉強は証券会社以外でも行えるため、あるにこしたことはないですがなくても問題ありません。4も、ネット証券ではサポートは手薄いケースがほとんどですのであまり比べられないでしょう。もしサポート環境を重視する場合、多少コストが上がってしまうことを加味した上で店舗とネットの両方で営業をしている証券会社を選びましょう。
3に関しては重要です。株式や投資信託の取り扱い数は、証券会社によってかなり差があります。欲しい銘柄がすでに決まっている場合、扱いのあるネット証券から口座開設先を選択するのも一つの手です。
また、会社の昼休みに急にニュースを見て株を売買したくなった時にも対応できるよう、5に挙げたスマホアプリで取引のできる証券会社を選ぶと良いでしょう。アプリの使い勝手も証券会社によって異なるため、画面デザインなどを見て判断しましょう。
投資初心者にオススメのネット証券
初心者にオススメの証券会社と、その特長を紹介します。
・楽天証券
手数料の安さ・学習コンテンツの充実・商品数の充実と、オススメポイントを押さえた証券会社です。口座開設することで社会人には嬉しい日経テレコン(楽天証券版)が利用できるようになり、日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経MJなどが無料で読めます。楽天ポイントを使っての投資も可能なため、初心者が気軽に投資を始めやすい証券会社と言えるでしょう。さらに毎月楽天ポイントでの投資を行えば、楽天市場で買い物をした際のポイント還元が+1倍に。楽天市場をよく利用するユーザーに嬉しい証券会社です。
・SBI証券
累計口座開設数550万件以上の実績を持つネット証券です。外国株式の取り扱い国数はなんと9カ国。近年では値上がりしやすいと言われているIPO(新規公開株)の取り扱い数も多くなっています。毎日配信されるアナリストによるレポートコンテンツも充実しています。
・松井証券
インターネット経由で1日の約定代金の合計が50万円以下ならば手数料が無料。取引へのハードルが低いのが魅力的です。ネット証券には珍しいフリーダイヤルの電話サポートがついているのも安心材料の一つでしょう。特定の投資信託を購入すると毎月口座に現金が還元されるなど、ユニークな特典が多く存在します。
・auカブコム証券
三菱UFJ証券ホールディングス、auフィナンシャルホールディングスを株主としたインターネット専業証券会社です。30着の中から好きな色のドレスを選ぶだけで色彩心理を分析し、オススメの投資信託を紹介してくれる「FUND DRESS」など興味深いコンテンツ展開をしています。株主優待一覧から投資銘柄を選べるなど、ビギナーの女性にとって入りやすい設計となっています。
・GMOクリック證券
取引ツールを上級者向けの高機能ツールとシンプルツールの2種類から選べ、じぶんのレベルに応じて取引をしやすくなっているのが特長です。分析ツールでも様々な面から企業を分析した表やグラフが用意され、見方を学んでいくうちに自然と株の知識がつくでしょう。
まとめ
初心者にオススメするスイングトレードの銘柄選びや注意点、証券会社の選び時のチェックポイントをまとめました。
初めから投資が上手くいく人はいません。失敗はするものと思い、心にゆとりをもって取引を行うようにしましょう。チャートの見方や分析の意味、売り時や買い時の感覚もそのうちに身についていくでしょう。
また、証券会社選びでも、利益が非課税となるNISA口座を作るのには制限がありますが、通常の証券口座であれば開設に制限はありません。複数の口座を所有し、銘柄の取り扱いがあるかによって使う口座を分けることもできます。
トライアンドエラーを繰り返し、利益を出せるよう頑張ってください。
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