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承認欲求とは?やっかいな自分との上手な付き合い方、メリット・デメリットを理解しよう

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年12月13日 10時0分

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承認欲求とは?やっかいな自分との上手な付き合い方、メリット・デメリットを理解しよう

承認欲求とは、周囲から認められたいという気持ちのこと。上手く付き合えば自己成長の大きな力となりますが、強すぎると様々な支障が出ることも。今回は承認欲求の概要を説明するとともに、自分の中の承認欲求と上手に付き合う方法を解説します。

承認欲求とは?やっかいな自分との上手な付き合い方、メリット・デメリットを理解しよう

承認欲求とは?

承認欲求とは?

承認欲求とは簡単に言えば「誰かから認められたい・褒められたい」と思う気持ちのことで、アメリカの心理学者マズローが提唱した「マズローの欲求階層説」で登場する概念です。

 

マズローは、人間の欲求はピラミッドのような5つの階層に分かれており、下位の欲求から順番に満たしていくことで人として成長し、自己実現を達成していくと説きました。

 

5つの欲求はピラミッドの下から順番に、

第1段階:生理的欲求(食べたい、寝たいなど生物としての原始的な欲求)
第2段階:安全欲求(危険がない安全な環境を求める欲求)
第3段階:社会的欲求(仲間やつながりを求める欲求)
第4段階:承認欲求(認められたい、褒められたいという欲求)
第5段階:自己実現欲求(自分らしさを発揮したいという欲求)

となっています。

 

承認欲求はこのピラミッドの第4段階にあたります。自分が価値のある人間であり、集団から認められ尊重される存在でありたいと願う欲求です。

承認欲求がもたらすメリット

承認欲求がもたらすメリット

昨今、承認欲求は「褒めてほしい、構ってちゃんの心理」というネガティブなイメージを持たれがちです。しかし実際はよりよい人生のために機能しています。

 

まず「人から認められたい・褒められたい」という欲求は、成長の強いモチベーションにつながります。他者に認められたいという欲求があるからこそ頑張ったり努力したりできる、と言えば多くの人が納得できるでしょう。

 

そして実際に承認欲求が満たされると、自分が価値のある存在だと実感することができ、自己肯定感が高まります自己肯定感が上がるということは、自分に自信を持てるようになるということです。これが成功体験となり、さらに成長したいというモチベーションが高まる、という正のスパイラルを維持できるのが承認欲求との理想的な付き合い方と言えるでしょう。

承認欲求のデメリット

しかし、逆に承認欲求が満たされない状況だと、自分は認められない、必要とされない人間だという無力感や劣等感を覚えてしまい、自己肯定感が下がります

 

ここで重要なのが、承認欲求は他者の評価で簡単に左右されてしまうという特徴を持つことです。つまりモチベーションの源を承認欲求に頼りすぎると、他人の評価次第で自己肯定感が左右されることになり、結果他人の目線に振り回されてしまうのです。

 

このような特徴があるため、アドラー心理学は承認欲求のみを行動のモチベーションにすることについて警鐘を鳴らしています。

 

例えば承認欲求だけに頼っている人は、周りの人が自分のことを褒め続けてくれる限りは行動を続けられても、ひとたび承認が得られなくなると簡単に諦めてしまいがちです。また、褒められたいがあまり途中で逃げ出すことができず、無理をして体や心を壊してしまう、といったリスクも高まります。

承認欲求が強すぎる人とは?

承認欲求が強すぎる人とは?

承認欲求は上手く付き合えば自分の成長につなげることができますが、承認欲求が強すぎる人の場合、人間関係に様々な支障をもたらすことも。例を挙げて説明しましょう。承認欲求が強すぎる場合、以下のようになってしまう可能性があります。

 

・自分を大きく見せたがる
・プライドが高い
・常に注目を浴びようとする
・人が褒められていると嫉妬する
・地位や肩書き、学歴などをとても気にする
・自己中心的
・人のアドバイスを聞かない

 

承認欲求が強い人は人から認めてもらいたいという思いを満たすために、見栄を張り自分を大きく見せようとします。しかし、欲求は満たされていないと思うほど強くなるものです。つまり承認欲求が強い人というのは、本当は自己肯定感が低くて自分に自信がなく、いつも不安や恐れを感じている人、ということになります。

 

不安だからこそ「自分のことを認めろ!」というアピールをします。褒めてもらえないと不機嫌になったり、相手を批判して見下すという行動をとったりしてしまうのです。こうなってしまうと周りから「面倒くさい人」と思われてしまい、人間関係の構築が難しくなります。

承認欲求と上手く付き合うには?

強い承認欲求に振り回されている人というのは、概して自己肯定感が低く、自分に自信がない人です。自分に自信がないからこそ、他人からの承認で安心しようとするものです。強すぎる承認欲求の下には、大抵「不安」や「恐れ」が潜んでいます

 

なぜそこまで周りの評価が気になってしまうのでしょうか?周りにどう思われることを恐れているのでしょうか?なぜ自分で自分を認めることが難しいのでしょうか?

 

結局は小手先で承認欲求を満たそうとするよりも、自分の中の不安や恐れと向き合い、分と対話する勇気を持つことが、承認欲求に振り回されずに自分らしく生きるための鍵となるでしょう。

 

承認欲求は誰もが持っているものですので、完全になくしてしまうことはできません。大事なのは認欲求を抑え付けることではなく、承認欲求と上手く付き合っていくことです。他者の評価を参考にしつつ、自分自身で自分を認める心のバランスが重要になるでしょう。

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承認欲求は心理学の世界でも大きなテーマとなっており、手軽な読み物から専門書まで多数の本が出版されています。特にアドラー心理学は承認欲求と非常に結び付きの強い学問ですので、これらの書籍を参考にするのも大いに役立ちます。

 

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このテーマに関する気になるポイント!

  1. 承認欲求とは?
    「誰かから認められたい・褒められたい」と思う気持ちのことです。

  2. 承認欲求を提唱したのは誰?
    アメリカの心理学者のマズローです。

  3. 承認欲求のメリットとは?
    「人から認められたい・褒められたい」という欲求は、成長の強いモチベーションにつながります。

  4. 承認欲求が満たされない状況で人はどうなる?
    自分は認められない、必要とされない人間だという無力感や劣等感を覚えてしまい、自己肯定感が下がってしまいます。

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