50代を輝かせるために今からやっておくべきこと｜やっておけば良かったと後悔しない準備

楽天お金の総合案内　みんなのマネ活 / 2021年5月10日 10時0分

50代は教育費や住宅ローンなどの支出のピークが過ぎて余裕ができる年代。老後がすぐそこに迫っており、自分自身のこれまでの備えを点検する時期でもあります。50代になってから慌てることがないよう、今しておくことをご紹介します。

50代を輝かせるためにやれることは？

子育ても終わり、支出の多い時期を乗り越えてほっと一息できる時期が50代です。しかし、今度は老後がすぐ目の前に差し掛かる時期でもあり、特有の不安が高まってくる時期でもあります。50代で不安になる前に、どのようなことをしておけば良いのでしょうか？

・50代はどのような時期なのか？ライフプランをたてておく
50代になる前に、ライフプランをたててどのような50代を送るかを考えておくことが重要です。

50代特有の不安感は突然やってきます。50代は教育費と住宅ローンが重複する人生で最も支出が増加する40代を乗り越えて、金銭的・精神的に肩の荷が下りる時期です。そうなると、急に自分のことを考える時間の余裕ができるため、自身の退職後の生活に目を向けるようになります。

また、会社員の年収は50代にピークをむかえ、企業によっては50代半ばから役職定年の対象になります。役職定年とは、企業が人材の新陳代謝を目的として、一定の年齢に達した管理職の役職を取り除いたり、人事転換を実行したりすること。通常、役職定年により、年収は25％～75％減少します。

管理職として勤務し采配を振っていた人が、役職を失うだけではなく、収入の減少にも直面することになれば、老後に向けて不安を感じるのは自然なことです。

・キャリアとお金は積み上げが大切
50歳を過ぎてから突然、役職定年を言い渡されて、退職後の生活費を貯えようと積み立てをはじめても手遅れです。キャリアとお金は時間をかけて積み上げる必要があります。

ライフプランを早めにたてて、50代になって起こるこれらの現実にどう備えておくかが大切です。

50代になってやっておけば良かったと後悔する理由は？

実際に50代になってみて、こんなことをやっておけば良かったと感じるきっかけとなる出来事にはどのようなものがあるでしょうか？

・自分より年下が上司になった
上司が2、3歳年下だとしても、それほど気にならないかもしれません。しかし、今は20代でも役職に任命される抜擢人事がありうる時代です。そんな若手が自身の上司になれば、仕事の管理の仕方も全く異なってくるでしょう。

社内の連絡も回覧板ではなく、チャットワークやslackなどのグループウェアを利用するのが当たり前になり、パソコン機器の操作がわからなければ「そんなのググってください」と言われます。自分が管理職の時は、自分が上司なので周囲が自分のやり方にあわせてくれていただけだったことに気がつきます。

業務のさまざまな場面で、若手にもっと問いかけていればこのようなことにはならかったはず。必要な知識を身につける機会を生かせなかったと後悔するかもしれません。

・急に孤独になった
50代後半になると、職場での業務は減少し、専業主婦（夫）も子育てを終えているため、時間的余裕ができるようになります。ふと振り返ると、自身に趣味や交友関係が全くないことに気づかされます。特に男性はこの傾向が強いようです。

・老後の生活資金がない
50代に入り時間に余裕ができると自分の将来についても思いをめぐらします。自分の老後生活に向けての貯蓄が全くない、または不足していると感じる時、もっと計画的に毎月お金を使っていれば良かったと後悔するでしょう。しかも寿命がのびているので、老後資金は思っていたよりも必要であることに改めて気づきます。

しかし、人間の平均寿命がのびていることは、多くの生活費を老後に用意しなければいけないというマイナス要素ばかりではありません。それは手元の資産を運用し資産寿命を伸ばす時間も増えているということです。

退職金のような大事な資金を無駄に放置したり、間違って危険にさらしたりすることのないよう、今からでも投資を実行に移して、老後の資産運用の準備をすすめていくことが重要です。楽天証券に口座を開いて、資産運用を学びながら地道に資産を増やしていくことをおすすめします。