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「ロジハラ」とは|ロジカル(正論)ハラスメントという新しいハラスメントに賛否両論

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年5月19日 10時0分

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「ロジハラ」とは|ロジカル(正論)ハラスメントという新しいハラスメントに賛否両論

職場や家庭など、人間関係のあるところでは、ハラスメント(嫌がらせ)が発生することがあります。最近では様々な種類のハラスメントの存在が指摘されるようになりましたが、なかでも注目されているのが「ロジハラ」、ロジカルハラスメントです。正論を押し付けられることが、人によっては嫌がらせと感じられるのです。

「ロジハラ」とは|ロジカル(正論)ハラスメントという新しいハラスメントに賛否両論

ロジハラについて知ることは、ストレスの正体を知り、他人にロジハラをしないためにも必要なことです。ロジハラの具体例や、賛否の意見を紹介していきます。

「ロジハラ」とはどんなハラスメント?

「ロジハラ」とはどんなハラスメント?

ハラスメント(Harassment)は、職場や学校、家庭など様々な場面における「いじめや嫌がらせ」を意味しています。性的嫌がらせを指すセクハラや、職場での地位の優位性を利用したパワハラという言葉はよく耳にするはずです。

 

今回紹介する「ロジハラ」は、ロジカルハラスメントを略した言葉正論で相手を論破し、追い込んでいくというハラスメントです。正論と言うからには、道理にかなった正しい意見なのですが、結果的に相手に嫌な思いをさせることもあるようです。

 

ロジハラというのは初めて聞いた、という方もいるかもしれません。このほかにもハラスメントが付いた言葉は、最近では数多く登場しています。参考にいくつか挙げておきましょう。
お酒を無理に飲ませたり、一気飲みを強要したりするのが「アルコールハラスメント」。たばこを吸わない人が、たばこの煙などで嫌な思いをするのは「スモークハラスメント」と呼ばれています。研究の場で起こる「アカデミックハラスメント」、医療現場で起こる「ドクターハラスメント」といった言葉も登場しています。

「これはロジハラだ!」と感じるのはどんなパターンか

「これはロジハラだ!」と感じるのはどんなパターンか

ロジハラが起こりやすいのは、仕事上の様々な場面。たとえばミスをした部下に対して、上司の叱責がロジハラとなることがあります。ちょっとした事情があって仕事上で確認不足が起こり、ミスに至ったとしましょう。「分からないことを確認しないのは間違っている」というのは確かに正論です。しかし確認できなかった事情は考慮せず、正論だけで責め立てられたとしたら、部下は萎縮したり反感を抱いたりしてしまうでしょう。こんなとき部下は、ロジハラを受けていると感じます。

 

友人同士や夫婦の会話でも、ロジハラは起こります。会社でミスをして上司に叱られたことについて、愚痴を言っていたとしましょう。そこで友人からミスした理由を問いただされ、正論で非難されたら、いやな気持ちになるのではないでしょうか。本当は、「そういう事情があるならミスをしても仕方がない」といった共感を求めている場面です。

 

正論を言っている間は相手より優位な立場になれるため、つい相手の気持ちを考えずに言ってしまうのかもしれません。気軽な会話のなかでも、ロジハラは起こり得ます。

「ロジカル=悪」ではない。ハラスメントととらえることへの賛否

ロジハラの場面で使われているのは、道理にかなった「正論」。「ミスをしないための正しい考え方を言っているのに、それを悪いことととらえるのはおかしい」という意見もあります。相手の利益となるようアドバイスをしているのに、ハラスメント扱いをするのはやめてほしいと感じる人も少なくないようです。

 

一方、正論をハラスメントと感じる人は、そのストレートな言い方を不快に感じているようです。自分に非がある場面であったとしても、正論のみによって間違いを指摘し非難されれば、やはり心が傷つきます。ある程度共感を持って寄り添ったり、正論だけが絶対的な正解とは限らないという考えを共有したりするなかで、話をしたいと考えているのです。

 

ロジカルであることは悪いことではないのですが、ハラスメントととらえられてしまう場合、その伝え方に問題があると言えるでしょう。正論が相手に嫌な思いをさせていないか、気を付ける必要があるのかもしれません。

正論を振りかざし相手を詰めることの問題点とは

正論を振りかざし相手を詰めることの問題点とは

たとえば上司が部下をマネジメントするという場面では、部下を上手に動かすことが求められます。部下がミスをした際に、言い訳ができない正論で追い詰めることはできます。しかしそれがロジハラと言えるほど度が過ぎていたとしたら、部下は嫌な思いをするだけです。再びミスをしないようにするための動機付けや支援という目的からは、離れていると言えるでしょう。より良い結果を出すためには、正論を並べるだけではない、違う伝え方があると考えられます。

 

筆者のファイナンシャルプランナーの相談業務においても、同様のことが言われています。投資や保険の必要性を説明する際、相談者に対して「こうあるべき」という正論を並べてしまうことがありますが、それだけでは目的は達成できないということです。相談者の事情や意向を聞き、共感したうえで、問題解決や目標達成の手段として提示していくことが重要と考えられます。正論を振りかざすだけでは、理解や行動につながらないということでしょう。

 

新しい人間関係が始まると、そこで嫌がらせやハラスメントを受けることがあるかもしれません。それに耐えなければならない状況が続けば、ストレスがたまり体調を崩す恐れも出てくるでしょう。もし入院になったら費用はどう工面するのかという心配も同時に発生します。
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FAQ

  1. ロジハラとは?
    ロジカルハラスメントの略。正論を相手に押し付けることによる嫌がらせのこと。
  2. ハラスメントとは?
    職場や学校、家庭など様々な場面における「いじめや嫌がらせ」のこと。
  3. セクシャルハラスメントとは?
    相手に性的な嫌がらせをすること。
  4. パワーハラスメントとは?
    職場での地位の優位性を利用して、相手をいじめたり嫌がらせをしたりすること。
  5. アルコールハラスメントとは?
    お酒を無理に相手に飲ませたり、一気飲みを強要したりすること。
  6. スモークハラスメントとは?
    非喫煙者が、喫煙者のたばこの煙などで嫌な思いをさせられること。

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