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還付金詐欺にはどんな手口がある?被害に遭わないための対策も徹底解説!

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年5月25日 10時0分

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還付金詐欺にはどんな手口がある?被害に遭わないための対策も徹底解説!

かつて高齢者からお金を騙しとろうとするオレオレ詐欺が横行しましたが、手法が周知され下火になりました。代わりに、被害件数が増加しているのが還付金詐欺。最終的にATMからお金を振り込ませる詐欺である点は、オレオレ詐欺と変わりありません。しかし具体的にはどのような手法が用いられているのでしょうか?還付金詐欺の手口と防犯対策をご紹介します。

還付金詐欺にはどんな手口がある?被害に遭わないための対策も徹底解説!

還付金詐欺とは

還付金詐欺と

還付金詐欺とは、公的機関の職員を装った加害者が給付金や税金還付の案内をし、還付金を受け取る手続きと思いこませて、被害者にATMから入金させる詐欺。オレオレ詐欺と同様、振り込め詐欺の一種です。

・オレオレ詐欺に代わって還付金詐欺が急拡大
オレオレ詐欺とは、被害者の子どもなどになりすまして、急な現金の用立てを乞い、お金を騙し取ろうとする詐欺です。

 

オレオレ詐欺という言葉自体も認知され、公的機関による注意喚起や報道機会も多くなったため、オレオレ詐欺の被害件数は減少傾向にあります。しかし、それと入れ替わるように被害件数が増加しているのが還付金詐欺です。

・近年のオレオレ詐欺と還付金詐欺の発生件数
令和元年度、警察庁の統計によると、オレオレ詐欺と還付金詐欺の被害件数、被害額は以下のように推移しています。

 

特殊詐欺手口別被害件数推移(単位:件)

 

特殊詐欺手口別被害額推移(単位:百万円)

 

オレオレ詐欺の被害額は依然として大きいものの、明らかに減少傾向です。還付金詐欺も増加と減少を繰り返す傾向にあり、気の抜けない状況が続いています。

還付金詐欺の手口

還付金詐欺の手口

還付金詐欺がオレオレ詐欺と異なるのは、公的機関の職員を装って信用させようとする点。登場人物が違うだけで、ATMからの現金振込を誘導するところは変わりありません。手口は年々巧妙化していますが、最初によくある還付金詐欺の手法をご紹介します。

 

1. 接触方法
公的機関(年金事務所、税務署など)を装い、電話をかけてきます。「保険料を払いすぎていますから返金します」「医療費を還付します」などと理由を述べるのが一般的。そして「すぐにキャッシュカードを持って近くのATMに行ってください」などと指示してきます。

 

無人の銀行ATMまたはコンビニATMに行くと「こちらへ連絡してください」と連絡先を教えてきます。最初の段階はこのような手口でATMに誘い出すことが多いです。

 

近年では「後ほど〇〇という機関から連絡があります」といったように、複数の公的機関を装うなど、ターゲットとなる人物を信頼させる手法も巧妙化しているので要注意です。

 

2. ATMへの誘導
加害者はターゲットを無人のATMやコンビニのATMに誘導し、ATMに到着したら加害者の連絡先に電話をさせます。「払い戻しには期限がある」と相手を焦らせて、考える隙を与えず主導権を握ってきます。

 

また、「銀行ATMよりも無人ATM・コンビニATMの方が空いているので、手続きがスムーズ」などと理由をつけて、周囲にバレにくい、人気の少ないATMに誘導するのも常套手段です。

 

3. 振込を実行させる
指示どおりに操作をしないと還付金が受け取れない旨を強調し、ここでも自分のペースに持ち込みます。そして、以下のような手順で進んでいきます。

(1)ATMの「振込」ボタンを押す
(2)加害者の口座番号を入力
(3)金額を入力
(4)確認ボタン
(5)手続き完了

 

さて、この手順を踏んだ結果どうなると思いますか?よくよく見ると、これは単純に相手にお金を振り込んでいるだけの作業です。こんな手法に自分は引っかからないと思うかもしれません。しかし、相手から困惑させられたり、急かされたりするとついこのような単純な詐欺に引っかかってしまうことがあるのです。

 

ただし、詐欺の手口は日々複雑化していますので、ここに挙げた以外の方法での誘導もあります。あくまでも一例としてお考えください。

巧妙化する詐欺の手口に引っかからないために、何か対策はあるのでしょうか?まずは、私は大丈夫という過信を捨て、万が一の時のために備えられることは備えておきましょう。

 

・私は大丈夫という考えを捨てる
全ての対策はここから始まります。還付金があると言われると、つい期待してしまいます。そんなに甘い話はないと考えを切り替えましょう。もし電話がかかってきたら、相手の連絡先を聞いて折り返すことにし、公的機関にそのような還付金があるかを確認しましょう。

 

・家族とのコミュニケーションを怠らない
また、家族とのコミュニケーションも大切です。高齢者の中には、インターネットなどで広範囲から情報を得ることが苦手な人もいるかもしれません。そんな時、子どもや孫がいるとインターネットなどで情報収集し、警察や金融機関に対しても積極的に働きかけてくれるでしょう。家族とこまめに連絡がとれる環境をつくっておくとお互いにとって安心です。

 

・留守番電話や着信拒否に設定しておく

 

自宅の電話を留守番電話機能にして、心当たりのある人の電話とわかってから通話に応じるのも対策のひとつです。知らない電話番号の着信を留守番電話機能にしたり、スマホの連絡帳に登録されている人以外の着信を拒否する設定にしたりすることで、一定数の不審な電話をはじくことができます。

 

・ATMの最大引き出し額を小さく設定する
ATMで引き出せる金額を下げることも必要です。生活する分に必要な金額を考えて、引き出しできる金額を下げておけば、仮に詐欺にあったとしても大きな被害にはならずにすみます。金融機関のATMや窓口で設定できますが、わからないことがあれば銀行の窓口で相談してください。

 

・万が一振り込んでしまったら、金融機関や警察に相談
万が一、詐欺に引っかかってお金を振り込んでしまった場合はすぐに金融機関や警察に相談をしましょう。捜査の結果、犯人が見つかるかもしれません。

 

楽天銀行のように取引状況がすぐにメールで通知される銀行に口座があると、被害に遭ったことに気づきやすくなります。

FAQ

  1. 還付金詐欺とは?
    振り込め詐欺の一種。還付金を受け取る手続きと思いこませて 、被害者にATMから入金させる詐欺のこと。
  2. オレオレ詐欺とは?
    被害者の子どもなどになりすまして、急な現金の用立てを乞い、お金を騙し取ろうとする詐欺のこと。
  3. オレオレ詐欺と還付金詐欺の違いは?
    還付金詐欺では加害者は公的機関の職員を装い、被害者を信用させようとします。

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