キャッシュレス化とは|今後社会はどう変わるのか。日本や世界のキャッシュレス普及率も紹介
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年5月26日 10時0分
キャッシュレス化とは|今後社会はどう変わるのか。日本や世界のキャッシュレス普及率も紹介
キャッシュレス化とは、現金を使わずにクレジットカードや電子マネー、スマホ決済といった手段を使ったキャッシュレス決済に切り替えていくことをいいます。近年注目を集めているキャッシュレス決済ですが、日本は世界的に見るとキャッシュレ決済の普及が遅れている国です。ここではキャッシュレス決済の概要と、日本や世界での普及率について解説します。
キャッシュレス化とは
近年、「キャッシュレス化」「キャッシュレス決済」という言葉をよく耳にするようになりました。
キャッシュレス決済とは、「現金を使わずに決済をすること」。紙幣やコインといった物理的なものをやり取りするのではなく、電子的なデータ処理によって支払いを完了させることをいいます。
そしてキャッシュレス決済が広く普及、浸透することを「キャッシュレス化」と呼びます。
実はキャッシュレスはすでに使われていた?
キャッシュレスという言葉だけ聞くとつい最近に出てきた概念のようなイメージがありますが、実はクレジットカードや交通系ICカードといった、私たちの生活にすでになじみの深い支払い方法もキャッシュレス決済の一種です。銀行預金の自動引き落としや口座振替も、広義のキャッシュレスでしょう。
そこに楽天EdyやWAONといった電子マネーや、近年台頭してきた「○○ペイ」のようなスマホ決済などが登場し、キャッシュレスはさらに多様化しています。
特にスマホ決済サービスはこの数年で急激にサービス数やユーザー数が増加しており、若い世代を中心に利用シーンが増えています。
キャッシュレス化のメリット・デメリット
キャッシュレス化のメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
【メリット】
・支払いがスピーディ
キャッシュレス決済は基本的には「カードを出すだけ」「スマホを出すだけ」で決済が終了します。小銭やポイントカードを探す面倒さから解放されるのは代表的なメリットのひとつです。
・ポイントが貯まってお得
クレジットカードや「○○ペイ」決済をすると、ほとんどの場合利用金額に応じてポイントが貯まります。
現金支払いから切り替えることで、支払った金額の一部が還元されることになりますのでお得に買い物をすることができます。
・利用履歴が残るので管理が簡単
キャッシュレス決済では買い物の記録がすべてデータとして残るので、後から振り返りをするのが簡単です。利用履歴をそのまま家計簿として利用している人も多くいます。
また、履歴がすべて残ることで不正利用を発見しやすく、防犯に役立つというメリットもあります。
【デメリット】
・情報セキュリティリスクにさらされる
キャッシュレス決済普及の大きな壁となっているのが、個人情報保護に関するリスクです。
キャッシュレス決済では支払いのデータをはじめ、口座情報やクレジットカード情報といった個人情報も預けることになります。
万が一の情報漏洩を防ぐために各種決済サービス会社には堅牢なセキュリティ対策が求められることになりますが、情報を渡している以上リスクを完全にゼロにすることはできません。
・利用できない店舗がある
ここ数年でキャッシュレス決済は急激に普及してきたものの、現段階ではまだまだキャッシュレス決済に対応していない「現金決済のみ」のお店も多く存在します。
利用者にとっては便利なキャッシュレス決済ですが、お店側にとっては導入コストがかかります。大企業チェーン店ならまだしも、個人の小さなお店にはハードルが高いものと映るようです。
・トラブルや災害など、緊急時に弱い
ネット環境やサービス自体に何らかのトラブルが発生した場合、復旧するまで利用できなくなるという弱点もあります。
特に近年、災害などで大規模な停電が発生するとキャッシュレス決済はおろか街のATMまで利用できなくなり、お金を下ろせなくて困ったという声がよく聞かれます。自然災害との相性の悪さは大きなデメリットといえるでしょう。
日本・世界のキャッシュレス化の現状
日本は世界と比較すると、キャッシュレス決済の比率が低い国となっています。経済産業省のデータによると、2015年時点において日本のキャッシュレス決済比率は18.4%にとどまっています。
「○○ペイ」などのスマホ決済サービスの台頭により、現在は当時よりキャッシュレス決済の比率は増えていると思われますが、まだまだ現金支払いがメジャーといえるでしょう。
これに対し、現金決済の利用率が突出して少ない国が韓国です。実に決済全体の89%がキャッシュレスで行われており、現金を使う場面がほぼありません。またそのほとんどがクレジットカードによる支払いです。
そのほか、中国、カナダ、イギリス、オーストラリアといった国は韓国に次いでキャッシュレス決済が浸透しているグループで50~60%台、その次にスウェーデン、アメリカの40%台と続きます。日本の18.4%と比べると、いずれも高い水準で普及しているのがわかります。
日本でキャッシュレス化が進みにくい理由
日本政府は2018年に「キャッシュレス・ビジョン」を打ち出し、2027年までに日本のキャッシュレス決済比率を4割程度にするという目標を掲げました。にもかかわらず、先ほども紹介したように、現状日本のキャッシュレス化は世界と比較してあまり進んでいません。その理由として、現金への信頼が挙げられます。
日本は比較的治安がよく盗難や偽札のリスクが少ないため、「結局現金が一番わかりやすくて安全」というイメージが根強く浸透しています。現金決済で特に困ることがないので、わざわざキャッシュレスに切り替えようとする強い動機がないのです。
またお店側にとっては、キャッシュレス決済に対応するためのコストが高いというのも普及が進まない理由のひとつです。
しかしこういった課題はありつつも、政府肝いりの政策ということで今後もキャッシュレス化の波は少しずつ広がっていくでしょう。今後はサービスの利便性や安全性の向上、導入コスト削減がより一層期待されます。
キャッシュレス決済は楽天カードで!
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また貯まったポイントは楽天のサービスだけでなく、普段の買い物にも利用できるのが魅力。この機会にぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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