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食中毒になるとどうなる?症状や多い時期、病院に行くまでの間にしておくべきこと

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年6月9日 10時0分

食中毒になるとどうなる?症状や多い時期、病院に行くまでの間にしておくべきこと

食中毒になるとどうなる?症状や多い時期、病院に行くまでの間にしておくべきこと

病気やけがのリスクには、医療保険加入で備えることができます。しかしその前にリスク自体を下げるように気を付けることも、考えておいた方が良いでしょう。そのひとつが、食中毒の危険についてよく知っておくということ。どんな時期にどんな種類の食中毒が多いか知っているだけでも、その危険を避けられる可能性が高まると考えられます。ここでは食中毒について知っておきたいポイント、症状が出た場合の対策などについてみていきます。

食中毒になるとどうなる?症状や多い時期、病院に行くまでの間にしておくべきこと

あなどれない食中毒の世界

あなどれない食中毒の世界

食中毒というのは、食べ物を食べることで、下痢や腹痛といった様々な症状が出ることです。原因となるのは、食べ物に付着している細菌やウイルス、そのほか有毒な物質など。自然の中には、キノコや魚などに毒を含んだものがあります。また食中毒の原因となる細菌は、動物だけでなく人間の皮膚や腸の中にも存在しています。原因は身近なところにあるのです。

 

食中毒は気温が上がると多発するというイメージがあるかもしれませんが、冬に増えるタイプもあるので、年間を通して気を抜くことができません。症状は原因となる物質によって様々。ときには命の危険を伴うので、軽くみることはできないでしょう。

 

食中毒の原因となる、細菌やウイルスの名前をいくつか挙げてみましょう。聞いたことがあるものも多いと思います。例えばサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌のO157などの菌。さらにはノロウイルスなどがあります。このように原因となる物質が多いのも食中毒の難しいところです。

よくある症状

よくある症状

それでは食中毒の原因となる物質の特徴と、食中毒を起こしたときによくみられる症状を挙げていきましょう。

 

・サルモネラ属菌
サルモネラ属菌は、動物の腸内などに住んでいる菌です。肉や卵といった食品を汚染しているケースがあり、とくに鶏の卵で多くみられます。食中毒になった場合、下痢や腹痛、38~40℃の発熱、嘔吐といった症状がみられます。症状が現れるのは、食後8~48時間の間です。

 

・カンピロバクター
カンピロバクターは牛や豚、鶏といった動物の腸内に住んでいます。汚染された肉や飲料水を口にすることで、食中毒になります。カンピロバクターを原因とする食中毒は、鶏肉の刺し身やレバ刺しが原因となっているケースが多いようです。症状は下痢や腹痛、そして発熱。潜伏期間が2~7日間と長いのが特徴となっています。

 

・ボツリヌス菌
そして食中毒の中でも危険な症状が出るとされているのが、ボツリヌス菌。酸素のない状態を好む菌です。川や海、土の中、さらには自然に住む動物の腸内などに広く存在しています。食べ物の中に入り込むと、一定の条件下で増殖して毒素を出します。症状としては、吐き気や嘔吐以外に、視力障害・言語障害・えん下障害などがみられるほか、呼吸筋が麻ひして死に至ることもあるようです。

ご注意ください|食中毒が多い時期

食中毒が、年間を通してどれくらい発生しているのかも気になるところでしょう。厚生労働省の統計をみると、年間の発生件数は、900~1,400件の間で推移しているのが分かります。ただし件数と患者の数は別。令和元年の数字をみると、食中毒の発生件数は1,061件ですが、患者の数は1万3,018人。食中毒の原因となる物質を含んだ食べ物を、同じ場所で多くの人が食べることにより、患者の数が増えると考えられます。

 

食中毒といえば暑い季節というイメージがあるかもしれません。しかし月別の発生件数をみると、そうともいえないようです。食中毒の原因には、細菌やウイルス、自然毒などがあります。その原因によって増える季節が異なるため、年間を通して食中毒は発生しています。

 

月別の発生件数のグラフをみると、ピークとなっているのは3月と10月です。少し意外かもしれません。原因別にみていくと、細菌性の食中毒が多いのは、5月から6月にかけての梅雨の時期と、7月から9月にかけての夏の季節。湿度や気温が高く、細菌が増えやすい環境となっているのがその理由です。

 

一方、ノロウイルスなどウイルス性の食中毒が多いのは、12月から3月にかけての冬の季節です。また春や秋は、フグやキノコなどの自然毒による食中毒が増えます。このように食中毒に関しては、その原因ごとに年間を通した注意が必要といえるでしょう。

病院に行くまでの間にやっていいこと、悪いこと

病院に行くまでの間にやっていいこと、悪いこと

食中毒の症状としてみられるのは、腹痛や発熱、そして下痢や嘔吐などです。風邪など別の原因でも、同じような症状が出ることがあります。食後数時間に起こった場合、食中毒が疑われるということになります。食中毒の可能性が疑われるとき、まず気を付けたいのは、脱水症状水分の補給が推奨されています。嘔吐がある場合は、のどに詰まらないよう、仰向けではなく横向きが良いといわれています。

 

一方、食中毒が原因で下痢の症状がある場合は、市販の下痢止めを服用するのはあまり勧められません。食中毒の原因となっている細菌やウイルスが体の外へ出ていくのを止めてしまうことになるからです。

 

食中毒予防のためには、食べ物を低温で保存し早めに食べることで、原因となる物質が増えるのを防ぎます。また生の肉や魚を扱うときは、手やまな板などをよく洗います。生の肉と焼けた肉では、別の箸を使うことが必要です。加熱も有効で、食べ物や調理器具に熱を加えるのも予防になるといわれています。

 

食中毒だけではありません。いくら気を付けていても、避けられないケガや病気もあると考えられます。急な入院の場合など、お金の心配をなくすための金融商品としては、医療保険があります。例えば楽天生命(医療保険)の「楽天生命スーパー医療保険 戻るんです」は、使わなかった分の保険料が戻ってくるタイプの医療保険。加入によって安心が得られるうえ、保険金を受け取るほどのケガや病気がなければ、お金が戻ってくる医療保険です。安心の質をより高められるでしょう。

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