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オンライン授業に必要な環境や授業形式、対面授業と比べて学生からの評価は

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年7月9日 10時0分

オンライン授業に必要な環境や授業形式、対面授業と比べて学生からの評価は

オンライン授業に必要な環境や授業形式、対面授業と比べて学生からの評価は

新型コロナウイルスが流行したことで、人が集まる密な状態は避けることが推奨されるようになりました。生徒が多く集まる、大学の授業などでも同様です。それによって生じる問題を解決する手段として導入されたのが「オンライン授業」。インターネットを通じた授業は便利ですが、学習効果などを心配する声も多いようです。ここではオンライン授業の概要や生徒からの評価、家庭での対応などについてみていきたいと思います。

オンライン授業に必要な環境や授業形式、対面授業と比べて学生からの評価は

オンライン授業とは?

オンライン授業とは、インターネットを通しておこなう授業のこと。オンライン授業は教師と生徒が同じ教室に集まることなく実施されます。生徒たちはインターネットに接続されたPCやスマホを使って授業を受けます。授業はリアルタイムで配信されたり録画したものが配信されたりと、必要に応じて使い分けが可能です。また、双方向でのやり取りができるのも、オンライン授業の特徴。音声やチャットを通した意見交換をしたり、課題をオンラインで提出したりといったこともおこないます。

 

インターネットを使ったオンライン授業には、様々な形式があります。用語とともに紹介していきましょう。
まずは「同時配信授業」。教師は教室などからビデオを使って、リアルタイムで授業を配信します。生徒は自宅などで、PCやスマホを通して配信と同時に授業を視聴します。音声やチャットを通したリアルタイムでの意見交換も可能です。

 

オンライン授業は「オンデマンド授業」でおこなわれることもあります。教師はインターネット上で、授業ビデオや資料、課題などを配信。生徒は自分の都合のよい時間にアクセスし、授業ビデオを視聴したり課題を受け取ったり、また課題を提出したりするというタイプです。

 

オンライン授業は、単に対面授業の代わりに実施されるというわけではないようです。双方のメリットを生かし、積極的に使い分けていくというタイプもあります。「ブレンド型授業」では、目的や学習効果に合わせて、オンライン授業と対面授業を組み合わせて実施します。「ハイフレックス型授業」は、同じ授業を対面授業・同時配信授業・オンデマンド授業の3パターンで実施。生徒は自分が利用しやすいと思う形での授業を選択できるというものです。

オンライン授業に必要な環境は?

オンライン授業に必要な環境は?

オンライン授業はインターネットを通じておこなわれるため、まずインターネット回線が必要です。光回線や携帯通信網が利用できます。ただ双方向のビデオ通信が必要となることもあるため、なるべく通信できる容量が大きいものを準備しておくことが必要です。端末にはデスクトップPCやノートPC、タブレットやスマホがあります。こちらについても大きな画面でなくては分かりづらいことがあるかもしれません。使いやすいものを選ぶのがよいでしょう。

 

さらに必要となる周辺機器もあります。チャットでのコミュニケーションにはキーボードが便利です。またビデオ通信で双方向のやり取りがある場合には、ウェブカメラやマイク、ヘッドセットを準備しなければなりません。また前もっておこなっておく準備としては、オンライン授業に必要なアプリのインストールやアカウントの取得などが考えられます。

オンライン授業のメリット・デメリットは?

オンライン授業のメリット・デメリットは?

オンライン授業のメリットは、まず登校しなくても良いこと。大学生の場合、1時限目があると満員電車に乗らなくてはならないこともあります。こうした時間を節約し、勉強に当てることができれば大きなメリットになるでしょう。また個人差もありますが、自宅の方が集中力が上がるということもあるようです。質問や議論などのコミュニケーションにおいても、対面よりチャットの方が活発になることもあります。

 

デメリットとなるのは、十分なネット環境を準備できない場合。インターネット回線やPCの性能が不足していると、ビデオの画質が悪くなったり止まってしまったりということが起こり得ます。また授業を受ける生徒には、自発的な計画性が求められます。オンデマンド授業の視聴や課題をためてしまう生徒もいるようです。

オンライン授業は対面授業と比べて学力に差が出る?

心配なのは対面授業と比較した際の、学習効果の差。文部科学省のワーキンググループで使われた資料では、米国での調査結果が紹介されています。2009年にアメリカ教育省が複数の研究を分析した結果、オンライン授業の方が対面授業よりも教育効果が高いとの報告を出しています。

また対面授業とオンライン授業のブレンド型授業では、もっとも学習効果が高くなったという分析もみられました。上手に使うことで対面授業だけの場合よりも、学習効果を高めることも可能なようです。

オンライン授業に対して学生からの評価は?

文部科学省が2020年10月16日~12月18日に実施した「大学等における後期等の授業の実施状況に関する調査」では、オンライン授業に対する学生の評価も調べています。

たとえば帯広畜産大学では、学生の75%がオンライン授業の継続を望み、満足度は40%となっていました。一方、北星学園大学でのアンケート結果をみると後期もすべてオンライン授業を希望する学生は約3割、対面授業とオンライン授業の併用を希望する学生は約6割となっています。オンライン授業への評価は高いのですが、すべての授業をオンラインにすることを望んでいるわけでもないようです。

親が働く世帯で小中学校がオンライン授業になったらどうする?

親が働く世帯で小中学校がオンライン授業になったらどうする?

ここまでは大学でのオンライン授業を中心にみてきましたが、小中学校、とくに小学校低学年でのオンライン授業では別の難しさが指摘されています。オンライン授業は主に自宅で受けるのですが、両親がその時間、外で仕事という場合は対応が難しくなるようです。子どものオンライン授業のために両親のどちらかが仕事を休んだり、在宅でリモートワークができるようにしておいたりと工夫が必要になるでしょう。小中学校でオンライン授業を導入する際には、これらが問題になるかもしれません。

 

子どもが一生懸命に勉強するのを見守ることは、大人にとって重要な責任のひとつといえるでしょう。また、子どもが高校を卒業して大学へ進学する時期には、まとまった資金が必要になる可能性があります。そんなとき教育費の準備を有利にするのが、楽天証券で利用できる「ジュニアNISA」。これは子どものために運用した資金に対し、その利益に税金がかからないという制度です。購入した投資信託などを、よりお得な形で保有できるようになります。教育費の準備であれば、リスクが小さなタイプの投資信託がおすすめです。

 

ジュニアNISAで投資ができるのは、2023年までとなっています。その後はお子さんが20歳になるまで、非課税で保有可能です。教育資金向けの非課税枠として活用できるでしょう。

FAQ

  1. オンライン授業とは
    インターネットを通じて行う授業のこと
  2. 同時配信授業とは
    教師はリアルタイムで授業を配信し、生徒も配信と同時に授業を視聴します。
  3. オンデマンド授業とは
    教師がインターネット上で授業ビデオや資料、課題などを配信し、生徒は自分の都合のよい時間に授業ビデオを視聴したり課題を受け取ったり、また課題を提出をおこないます。
  4. ブレンド型授業とは
    目的や学習能力に合わせてオンライン授業を対面授業を組み合わせておこないます。
  5. ハイフレックス型授業とは
    同じ授業を対面授業・同時配信授業・オンデマンド授業の3パターンで実施し、生徒は自分が利用しやすい形で授業を受けられます。
  6. オンライン授業に必要な環境は?
    インターネット回線、通信端末、双方向のやり取りがある場合はキーボード、ウェブカメラやマイク、ヘッドセット等も必要になる場合があります。
  7. オンライン授業のメリットは?
    登校時間の節約、自宅で授業を受けることで集中力が上がる、質問や議論などが対面よりも活発になる。
  8. オンライン授業のデメリットは?
    ネット環境の確保が必要、授業の受講において自発的な計画性が求められる。

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