墓じまいとは|費用や手続きの流れ、墓じまいが増えている理由等を詳しく解説!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年7月12日 10時0分
墓じまいとは|費用や手続きの流れ、墓じまいが増えている理由等を詳しく解説!
お墓を解体・撤去し、更地にして管理者に返却をするのが墓じまい。実はこの墓じまいが毎年増加傾向にあります。ここでは、墓じまいが増えている背景や実際に墓じまいの流れ、費用、注意点について解説します。
墓じまいとは?
墓じまいとは、現在のお墓を解体・撤去後、更地にして使用権を墓地の管理者に返すことです。遺骨を勝手に移動したり、廃棄したりすることは認められておらず、市町村の許可が必要になります。
厚生労働省「衛生行政報告例」によると、年度別の改葬(お墓の引っ越し)の件数は以下通りで毎年増加傾向にあります。
墓じまいが増えている理由は?
墓じまいが増えている理由として考えられるのが次のような事情です。
・少子高齢化でお墓を継ぐ人がいない
・遠方でお墓を守ることが難しくなった
・高齢でお墓の管理ができなくなった
・お墓への価値観の希薄化
それぞれのケースについて解説していきます。
・少子高齢化でお墓を継ぐ人がいない
子や孫がいないため、自分たちの代で墓じまいをするケースです。
・遠方でお墓を守ることが難しくなった
就職や結婚、転勤などでお墓から遠くなり、お墓参りへの足が遠のき、将来的に守っていくことも難しいという判断から墓じまいを考えることもあります。
・高齢でお墓の管理ができなくなった
高齢になり、お墓参りやお墓の管理が難しく、守っていくことが難しくなってきたケース。
・お墓に対する価値観の希薄化
近年、お墓は家族単位で先祖代々継承していくものという意識が希薄になってきています。昔は家族全員でお墓参りに行っていたのが、いつの間にか子どもがついてこないようになりお墓に対する価値観が希薄化。そして、将来的に子どもにお墓の管理で負担を掛けたくないと感じはじめ、自分たちの代でお墓を閉めることを決断するというケースです。
墓じまいにかかる費用は?
墓じまいにかかる費用は改葬前のお墓の大きさや墓石の数、お墓の立地による搬出の難易度や、どのような改葬先を選択するかによって大きく異なってきます。
墓じまいにかかる費用について以下にまとめてみました。
墓じまいの手続きから流れ
墓じまいには、家族への同意や、檀家への説明、行政の手続きなど多くの作業が発生します。トラブルにならないよう、流れを理解して事前に計画を立てておきましょう。
・step1 親族への説明
お墓への考え方は家族の中でもそれぞれ違います。墓じまいを決意するのに至った経緯を話せば、改めて管理をしてくれる親族が現れるかもしれません。管理をする人が本当にいないか、改葬しても問題ないかを確認するために親族としっかり話し合いましょう。トラブルを避けるためには、合意事項を覚書にしておくことが有効です。
・step2 霊園や寺院への説明
これまで管理してくれた霊園や寺院に墓じまいをすることを説明し、霊園・寺院側が合意すれば、「埋葬証明書」を発行してもらえます。
檀家契約書を結んでいる場合は、特に丁寧な説明が必要になります。離檀料の支払いは義務ではありませんが、請求されれば拒否もしにくいものです。あまりにも高額になるようであれば弁護士に相談をしてみましょう。
・step3 墓じまいをどこでお願いするかを決める
お墓の撤去や搬出など、多額の費用がかかります。霊園や寺院によっては特定の業者にしか依頼できない場合がありますので、確認が必要です。そうでなければ、数社から見積もりを取り寄せてみましょう。
・step4 改葬許可証を発行してもらう
「埋葬証明書」と改葬先で発行された「受入証明書」を添付し、今のお墓がある市区町村に改葬許可申請書を提出して、「改葬許可証」を受け取ります。改葬許可申請書は自治体のサイトでダウンロードすることもできます。
・step5 遺骨を取り出す
遺骨を取り出すには改葬許可証が必要です。
・step6 更地にして返却
墓石を撤去し、更地にして管理者に返却。
墓じまい後はどうしたら良いか
墓じまいをした後は、遺骨を改葬先に移します。一般墓に改葬するほか、樹木葬にする方法や、永代供養に受け入れてもらうといった選択肢があります。改葬先の管理者から発行される「受入証明書」がないと改葬許可証が申請できず、遺骨を取り出すことができません。そのため、墓じまいの手続きを始める前に、墓じまい後の遺骨の管理方法を具体的に考え、改葬先や業者も決めておきましょう。
【主な改葬先】
墓じまいするにあたって、まず考えなければいけないのが自分自身のお墓のことです。遺族や親戚に負担を掛けないよう、自分の葬式費用とお墓代相当分程度の保険金が下りる生命保険に入る人もいます。そのようなニーズに応えるのが終身保険。楽天生命のスーパー終身保険に加入していれば、医師から余命6カ月以内と宣告された時点で保険金を受け取れるので、自ら準備に取り掛かることができます。
FAQ
- 墓じまいとは
現在のお墓を解体・撤去後、更地にして使用権を墓地の管理者に返すこと。 - 墓じまいが増えている理由は
・少子高齢化でお墓を継ぐ人がいない
・遠方でお墓を守ることが難しくなった
・高齢でお墓の管理ができなくなった
・お墓への価値観の希薄化 - 墓じまいにかかる費用は?
改葬前のお墓の大きさや墓石の数、お墓の立地による搬出の難易度や、どのような改葬先を選択するかによって大きく異なります。
・墓石の撤去費用・・・10~15万円
・閉眼供養のお布施代・・・2~5万円
・開眼供養のお布施代・・・2~5万円
・離檀料・・・3万~20万円
・埋葬証明書・・・無料~1,000円
・改葬許可証・・・無料~1,000円
・改葬先への費用・・・3~300万円 - 墓じまい後の主な改葬先は
・一般墓
・樹木葬
・永代供養
・散骨
この記事に関連するニュース
-
今ドキ家族の「お墓」問題 ニーズ高まる合葬式墓地や納骨堂 「面倒をみる人がいない…」多様化する供養のかたち
CBCテレビ / 2024年12月24日 18時11分
-
【かまいたちも注目】未来型供養を提案する樹木葬霊園『ハピネスパーク千年オリーブの森』の魅力とは
PR TIMES / 2024年12月23日 12時45分
-
80代の親には愛猫がいます。「ペットも一緒に埋葬できるところがあるらしいから樹木葬にしたい」と言うのですが、樹木葬にデメリットはないのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月23日 6時10分
-
2025年1月10日より「墓じまい」記録サービスを実施 墓じまいで失われるご先祖様の記録を後世に残す
@Press / 2024年12月10日 9時0分
-
【愛知県名古屋市】名古屋守山霊園 浄土院にて管理費不要・完全個室型の永代供養墓「燈」を11月30日より販売開始
PR TIMES / 2024年11月29日 15時45分
ランキング
-
1トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
2「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
-
3【10年に一度レベルの年末寒波】エアコン暖房の無駄を防ぐ部屋づくりのポイントは? - 節電の基本をダイキンが解説
マイナビニュース / 2024年12月26日 9時31分
-
4【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
-
5「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください